ガンマ線バースト GRB030329

| コメント(0)

日本時間の 3 月 29 日午後 8 時 37 分 14 秒に「しし座」の方向(赤経 10 時 44 分 49.99 秒、赤緯 +21 度 31 分 17.6 秒)の 18 億光年のかなたで発生したガンマ線バースト GRB030329 について、残光の観測情報の提供を呼びかける記事が asahi.com に出ていました。ガンマ線バーストは人類が観測したことのある中で宇宙最大の爆発現象ですが、今回のバーストは特に大きく、出現直後(数分以内?)には残光が 3 等級くらいに達して肉眼で見えた可能性が高いそうです(ガンマ線そのものは見えません)。アンドロメダ星雲(M31)までの距離がおよそ 230 万光年とされていますから、今回のバースト源はアンドロメダ星雲までの距離の 800 倍も遠いところにあります。

ガンマ線バーストはいつどこで発生するかわからず、残光も急激に減光してしまうので、まだ詳しいことはわかっていないそうです。より多くの観測情報を得るために、MIT(米国)、理化学研究所(日本)、CESR(フランス)が共同で製作した高エネルギー変動天体探査衛星 HETE-2 が 2000 年 10 月に打ち上げられ、バースト発生から最短で 1 分以内に世界中に情報が配信されるようになっています。

夜空に光、ブラックホールの「産声」か 3月29日出現 (asahi.com、4 月 19 日)

ガンマ線バースト残光、日本のアマチュアが観測に成功 (国立天文台・天文ニュース、3 月 30 日)

ガンマ線バースト (GRB030329) の残光 (さじアストロパーク)

東工大屋上で、ガンマ線バースト残光の撮像に成功! (東工大基礎物理学専攻河合研究室 KAWAI, Nobuyuki さん) … 説明がわかりやすい

コメントする

この記事について

このページは、kamadoxが2003年4月19日 12:04に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「SpaceShipOne」です。

次の記事は「しきのけいさん」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.3.3