2005年2月アーカイブ

MTSAT-1R 関連

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H-IIA ロケット 7 号機で静止トランスファー軌道(遠地点高度がおよそ 36000km の楕円軌道)に投入された MTSAT-1R は、3 回の AMF(Apogee-kick Motor Firing;アポジモーター噴射、遠地点でエンジンを噴射すること)で静止軌道へ投入されます。その後、太陽電池パネルとソーラーセイルを開き、さらに 2 回の TMF(Trim Maneuver Firing)によって 3 月 8 日に東経 140 度の赤道上空に静止します(自転と同じ周期で周回することで地上から見ると静止しているように見えます)。昨夜、1 回目の AMF が予定通り行われました。下の表は株式会社ロケットシステムの打ち上げ概要の資料から主要なイベントの時刻を拾ったもので、これによると 2 回目の AMF は 3 月 1 日 13 時 53 分、3 回目は 3 月 4 日 10 時 48 分となります。静止軌道への投入と太陽電池パネルの展開がうまくゆくことを期待しましょう。静止軌道に入ったら CelesTrak WWWHeavens-Above で軌道要素と現在位置を確認すると衛星をより身近に感じられるかも知れません。余談ですが、2003 年 3 月 28 日に打ち上げられた情報収集衛星(日本の偵察衛星)2 機もトラッキングされて軌道要素と現在位置が公開されているので身近に感じられます(ダメじゃん)。

日時経過時間イベント
2 月 26 日 18 時 25 分 00 秒+0 日 00 時間 00 分 00 秒リフトオフ
2 月 26 日 19 時 05 分 00 秒+0 日 00 時間 40 分 00 秒衛星分離
2 月 27 日 01 時 00 分 00 秒+0 日 06 時間 35 分 00 秒西側リフレクタ展開開始
2 月 27 日 01 時 40 分 00 秒+0 日 07 時間 15 分 00 秒東側リフレクタ展開開始
2 月 27 日 20 時 31 分 18 秒+1 日 02 時間 06 分 18 秒AMF1 開始
3 月 01 日 13 時 53 分 36 秒+2 日 19 時間 28 分 36 秒AMF2 開始
3 月 04 日 10 時 48 分 30 秒+5 日 16 時間 23 分 30 秒AMF3 開始
3 月 05 日 06 時 42 分 00 秒+6 日 12 時間 17 分 00 秒太陽電池パネル展開
3 月 05 日 06 時 57 分 00 秒+6 日 12 時間 32 分 00 秒トリムタブ展開
3 月 05 日 22 時 41 分 12 秒+7 日 04 時間 16 分 12 秒ソーラーセイル展開
3 月 07 日 00 時 33 分 30 秒+8 日 06 時間 08 分 30 秒TMF1 開始
3 月 08 日 12 時 59 分 24 秒+9 日 18 時間 34 分 24 秒TMF2 開始
3 月 08 日 14 時 50 分 18 秒+9 日 20 時間 25 分 18 秒軌道上試験へ移行

追記 MTSAT-1R の国際標識は 2005-006A、衛星番号(SSC 物体番号)は 28622 のようです。じきに CelesTrak WWWLast 30 Days' Launches に軌道要素が出てきて Heavens-Above で現在位置を確認できるようになると思います。

おまけ

土星探査機カッシーニが 2004 年 10 月 6 日に撮影した 126 枚の画像を繋ぎ合わせて超高解像度フルカラーの土星のポートレートが作られました。画素数は 8888×4544=38.5 メガピクセル。こうして改めて見ると、土星は本当に美しくて、それでいて奇妙な姿の惑星だと思います。

土星の画像がいつも横に伸びているように見えるのは、輪があることによる錯覚だけではなくて、実際に土星の形が球よりもだいぶ横(赤道面の外方向)に伸びているからです。土星の両極間の直径が地球のおよそ 8.5 倍であるのに対して赤道直径はおよそ 9.45 倍ですから、大雑把な言い方をすると土星はタテとヨコの長さが地球ひとつ分も違います。このように潰れてしまった主な原因が自転に関係していることは容易に想像できますが、困ったことに土星の自転周期を厳密に測定するのは意外に大変です。火星のように周回軌道よりも外側から地表が見えれば地表の目印の動きを観察するだけで自転周期がわかりますが、木星や土星のような巨大なガス惑星は表面が常に動いているので目印はあてになりません。ではどうするのかと言うと、自転と一緒に回転している磁界の変化を観測します。この方法を用いて 2004 年 6 月にカッシーニによる観測で土星の自転周期が 10 時間 45 分 45 秒±36 秒であることがわかりました。赤道の長さが地球の 30 倍もあるガス惑星が地球の倍以上の速さで回転しているのですから、遠心力で伸びてしまうのもなんとなくわかるような気がします。

実はこの話には続きがあって、カッシーニで計測された自転周期が 1980 年~1981 年にボイジャー 1 号とボイジャー 2 号で計測されたものよりも 6 分、割合にして 1 パーセントも長いことが新たな問題になりました。ボイジャーとカッシーニのどちらかの観測機器が故障していたわけではなさそうですし、もちろん土星の自転速度をこんな短期間で 1 パーセントも遅くするような要因は見当たりません。結局、土星の自転速度と磁界の回転速度はずれていてしかも緯度によってずれ方が異なるらしいというなんともややこしい問題に発展してしまいました。この現象は土星の自転軸と磁軸がほぼ一致していることと関係があると考えられていて、同じガス惑星でもそれらが一致していない木星では起こらないようです。一方太陽では同じ現象が起きており、土星の磁界は地球よりも太陽に近いのだそうです。いずれにしても詳しいメカニズムが解明されるまでにはまだ時間がかかりそうです。

関連

25 日から書いていた 42 番目のメルセンヌ素数について、GIMPS からプレスリリースが出ました。2 月 18 日に発見されたメルセンヌ素数は M25964951 = 225964951-1 で、10 進数で 7816230 桁の数です。これは 2004 年 5 月 15 日に発見された知られている 41 番目のメルセンヌ素数 M24036583(7235733 桁)(2004 年 5 月 29 日の日記を参照)よりも大きく、知られている最大の素数の記録が更新されました。

追記 15 時現在、GIMPS のサーバが繋がりにくくなっているようです。

追記 復旧したようです。

サツキとメイの家

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愛・地球博(愛知万博)から。みんなが知ってる「となりのトトロ」でサツキとメイが引っ越してきた家を、建築手法、経年変化、家具・調度品に至るまで可能な限りリアルに再現したパビリオンです。さすがにボロさまでは再現していないようですが、中を歩き回って家具や調度品に触れてみることができるそうなので、古きよき時代のぬくもりが感じられることでしょう。設計統括は三鷹の森ジブリ美術館館長の宮崎吾郎さん。日時指定の完全予約制(1 時間 100 名、1 日 800 名)です。

関連

日本の衛星には打ち上げ後に愛称が付けられるのが慣例ですが、今回の MTSAT-1R(運輸多目的衛星新 1 号)には愛称を付けないようです。信頼回復の最初の一歩で衛星に愛称を付けて喜んでいる場合ではないという意見もあると思いますが、航空管制と気象観測の両刀使いで日本で生活するほとんどの人が 5 年くらいお世話になることを考えると、やはり何か親しみやすい呼び方が欲しい気もします。

追記 愛称は 5 月末の運用開始の時点で「ひまわり 6 号」とする方向で検討されているようです。

MTSAT-1R の分離成功で H-IIA ロケット 7 号機の打ち上げの成功が確定しました。H-IIA ロケットはまだパワーが足りないとかコストパフォーマンスが悪いといった課題がありますが、とりあえず日本が再びスタートラインに立つことができてよかったと思います。

関連記事

H-IIA ロケット 7 号機の打ち上げ

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16 時 30 分頃 17 時 09 分の打ち上げに向けて最終カウントダウン進行中。

16 時 45 分頃 ライブ中継は打ち上げを待つ発射台が映っている。雲の影で暗くなったり明るくなったり。機体と設備間の通信に一部エラーが生じたためカウントダウンを X-60 で停止したとのこと。

17 時 10 分頃 打ち上げ予定時刻を超過。きょうの打ち上げ可能時間帯は 18 時 33 分まで。

17 時 28 分頃 18 時 25 分打ち上げで仕切り直し。

17 時 43 分頃 そろそろライブ中継のプログラムが始まるかな。

17 時 44 分頃 ライブ中継のプログラムは 17 時 50 分開始とのこと。

17 時 50 分頃 ライブ中継のプログラムがスタート。

18 時 21 分頃 打ち上げ 4 分前。自動カウントダウンシステム開始。

18 時 25 分 メインエンジンスタート、リフトオフ。

18 時 27 分 正常に飛行中。

18 時 28 分 SSB、SRB 分離成功。正常に飛行中。

18 時 29 分 高度 108km。

18 時 30 分 衛星フェアリング分離。高度 148km。正常に飛行中。

18 時 32 分 第 1 段エンジン燃焼終了、分離。第 2 段エンジン点火。正常に飛行中。

18 時 33 分 高度 265km。

18 時 35 分 安定して飛行中。

18 時 36 分 高度 308km。

18 時 37 分 安定して飛行中。

18 時 38 分 第 2 段エンジン第 1 回燃焼停止。慣性飛行へ移行。

18 時 39 分 小笠原局の追尾が終了。クリスマス局の追尾開始まで 5 分。

18 時 45 分 打ち上げ後 20 分。クリスマス局の追尾準備。

18 時 46 分 クリスマス局追尾開始。良好にデータを受信。

18 時 50 分 第 2 段エンジン第 2 回燃焼開始。安定して飛行中。

18 時 51 分 高度 251km。

18 時 52 分 高度 248km。

18 時 53 分 第 2 段エンジン第 2 回燃焼停止。慣性飛行へ移行。

18 時 55 分 クリスマス局追尾終了。

19 時 04 分 サンチャゴ局追尾開始。

19 時 05 分 MTSAT-1R 分離。

19 時 06 分 実況終了。

いよいよです。10 時までに MTSAT-1R(運輸多目的衛星新 1 号)の電源が入り、第 2 段ロケットの液体酸素タンクの充填が完了。11 時までに第 2 段ロケットの液体水素タンクと第 1 段ロケットの液体水素タンクの充填も完了。12 時までに第 1 段ロケットの液体水素タンクの充填も完了。打ち上げは 17 時 09 分。

最新情報

関連記事

きのう書いた通り、知られている 42 番目となるメルセンヌ素数が発見されました。現在詳報待ちです。

H-IIA ロケット 7 号機の打ち上げは明日 26 日 17 時 09 分です。宇宙作家クラブ の掲示板で取材レポートが始まっているのでチェックしましょ。

土星探査機カッシーニ(Cassini)によって撮影された黒い衛星フェーベ(Phoebe)の画像をもとに、フェーベの 24 個のクレーターにそれぞれ名前が付けられました。今回はフェーベをギリシャ神話に出てくる大船アルゴ(Argo)に見立ててクレーターにアルゴの乗組員(Argonauts;アルゴナウテースまたはアルゴノーツ、単数ではアルゴノート)の名前を付けるという手法がとられました。アルゴの乗組員たちは英雄ジェイソン(Jason)に率いられて金の羊毛(the Golden Fleece)を求めて遠征したといいます。フェーベは直径が 220km ほどしかありませんが、その半分近い大きさの直径 100km のクレーターにはジェイソンの名前が付けられました。アルゴはかつてシャープのパソコン MZ シリーズのシンボルマークとして用いられていたので、とても懐かしい感じがします。

知られている 42 番目となるメルセンヌ素数が見つかったようです。昨年 5 月に見つかった知られている 41 番目のメルセンヌ素数 M24036583 = 224036583-1(7235733 桁)よりも大きく、10000000 桁には満たないとのこと。

アラスカのフェアバンクスの北 16km ほどのところにあるゴールドストリーム・クリークの谷底に、米軍の寒冷地研究機関 CRREL が 1960 年代に掘った 4 万年以上前の永久凍土に達するトンネルがあるそうです。好冷菌(極低温でのみ生きられる生命体)を探すために 1999 年と 2000 年にトンネルを訪れた MSFC(NASA マーシャル宇宙飛行センター)の研究者フーヴァーは、そこで珪藻か金茶色の藻類のようなものを見つけて持ち帰りました。ところが詳しく調べてみると、それは珪藻などよりももっと面白いものであることがわかりました。それは 3 万 2000 年前に氷に閉じ込められた細菌体(バクテリア・セル)の集合体で、しかも氷が解けると多くの細菌体が生き返ったのです。3 万 2000 年の封印を解かれたバクテリアの菌株はいくつかの研究機関に分配されており、日本の理化学研究所バイオリソースセンター微生物材料開発室にも保存されているそうです。ESA(欧州宇宙機関)が火星に凍った海があることを示す証拠を発表しており、もしも過去に火星に生命が存在していた時期があったならば氷の中に微生物が閉じ込められているかも知れません。

天候不良のため 26 日以降に延期された H-IIA ロケット 7 号機の打ち上げは 26 日 17 時 09 分に決定したそうです。

KB886677、KB887742

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いずれも Windows XP SP2 用の修正プログラムで、昨年から公開されていたものを Windows Update と自動更新に加えたとのこと。インストール後に再起動が必要。

地震

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21 時 59 分頃、関東地方で震度 3 の地震。

GGNFS-0.73.2

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Chris Monico さんによる数体ふるい法の実装 GGNFS のバージョン 0.73.2 が公開されました。

Bruce Dodson さんが ECM で 59 桁の素因数を発見し、Robert Backstrom さんの 58 桁の記録を破って世界新記録となりました。しかも分解された数が素因数分解が完了していない最小のレピュニットだった R233 = (10233-1)/9の残り 162 桁の合成数だったため、素因数分解が完了していない最小のレピュニットも同時に更新されて R239になりました。

イランの地震関連

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日本時間のきょう 11 時 25 分頃(現地時間 5 時 55 分頃)、イラン南東部のケルマン州ザランド(Zarand in Kerman province)で M6.4、震源の深さ 42.4km の地震があり、家屋の倒壊などで死傷者が出ているようです。3 万人以上の死者を出した 2003 年 12 月 26 日のイラン大地震も午前 5 時台に発生していました(2003 年 12 月 27 日の日記を参照)。

24 日に予定されていた H-IIA ロケット 7 号機の打ち上げは天候不良のため 26 日以降に延期されました。

寄生的頭蓋結合の分離手術

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10 ヶ月になるマナール・マゲドちゃんの頭には生まれつきもうひとつの頭がついていて、それはまばたきしたり微笑んだりしていたけれど首から下がなかった…。ロイターが配信した分離手術前の写真は衝撃的で分離手術後の写真も痛々しいけれど、13 時間に及んだ手術が成功して本当によかったと思う。

asahi.com に簡単ですが日本語の記事がありました。

ファースト・ウェーブの脅威

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2004 年 12 月 27 日、射手座 SGR 1806-20 のガンマ線バーストは 5 万光年離れた地球の電離層にも影響を与えました。中性子星 SGR 1806-20 は1 月 29 日の日記に書いた宇宙最強の磁石「マグネター」の 1 つで、強力な磁界で発生した磁気リコネクション(磁力線の繋ぎ替え)が太陽フレアの比ではない大爆発を引き起こし、物質を光速の 30% という驚異的な速さで吹き飛ばしました。地球から 5 万光年も離れた天体が満月よりも明るく輝いたのです。もしもこのような爆発が地球から 10 光年以内の場所で起きたなら、オゾン層の大部分が破壊されて地球上の生物は絶滅してしまうでしょう。幸いなことに今のところ地球の近傍にマグネターは確認されていませんが、『インデペンデンス・デイ』(Independence Day)や『宇宙戦争』(The War of The Worlds)のような異星人の侵略よりも、このような自然現象のほうがより大きな脅威であると CfA のプレスリリースには書かれています。『宇宙のステルヴィア』のプロローグに描かれている「ファースト・ウェーブ」は西暦 2167 年にみずへび座β星(β Hyi)の超新星爆発が 20 光年離れた地球にも大きな被害をもたらしたというものでしたが、似たようなことが現実に起こる可能性があるというわけです。大きな小惑星の衝突であればだいぶ前にわかるはずなのでなんとかなるかも知れませんが、ファースト・ウェーブを事前に検出できる可能性は低そうです。事前に検出できたとしてもオゾン層を守る手立てはまだ確立されていませんが…。

代数分解メモ

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ML で話題になっていた XY+YXの特殊な場合。

42k+1+(2k+1)4 = (22k+1-2k+2k-2k+1+4k2+4k+1)(22k+1+2k+2k+2k+1+4k2+4k+1)

解き方:(22k+1)2+{(2k+1)2}2 = {22k+1+(2k+1)2}2-2·22k+1(2k+1)2 = {22k+1+(2k+1)2}2-{2k+1(2k+1)}2

おまけ

4X4k+1 = (2X2k-2Xk+1)(2X2k+2Xk+1)

解き方:(2X2k)2+12 = (2X2k+1)2-2·2X2k = (2X2k+1)2-(2Xk)2

GGNFS-0.73.1

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Chris Monico さんによる数体ふるい法の実装 GGNFS のバージョン 0.73.1 が公開されました。

H-IIA ロケット 7 号機が 2 月 24 日(来週木曜日)の打ち上げへ向けて準備が進んでいますが、スペースシャトルのほうも具体的な打ち上げ予定日が公表されて打ち上げへ向けて突き進む感じになってきました。万が一打ち上げで再び問題が生じて帰還できなくなった場合には最短 1 ヶ月でレスキューミッションの打ち上げが可能とのことです。

2 月 25 日頃 2 本の固体燃料ブースターを外部燃料タンクへ取り付け

3 月 18 日 ディスカバリーと外部燃料タンクを結合

3 月 25 日 発射台 39B へ移動

4 月 7 日 液体酸素および液体水素燃料を注入

5 月 12 日 カウントダウン開始

5 月 15 日 ディスカバリー打ち上げ(打ち上げ可能期間は 6 月 3 日まで)

6 月 14 日 (ディスカバリーの打ち上げで問題があったとき)レスキューミッション打ち上げ

7 月 12 日 (ディスカバリーの打ち上げで問題がなかったとき)アトランティス打ち上げ

追記

ECM で 40 桁

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(10185-7)/3 = (3)1841<185> = 17 · 787 · 7757 · 3182479906939<13> · 379120658383121<15> · C150

C150 = 1649233781119169276135278455500153757167<40> · P111

40 桁前後まではたまーに出るんだけどねぇ。

NIFTY-Serve の終焉

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1987 年 4 月に運営を開始した日本最大のパソコン通信サービス NIFTY-Serve(現在のロゴは NIFTY SERVE)が 2006 年 3 月 31 日をもって 19 年の歴史に幕を下ろすそうです。TTY フォーラムについては 2005 年 3 月 31 日(来月末)に廃止されることが既に発表されており、Web フォーラムとして存続するものと終了するものがあります。

FSHARP のライブラリはどうなるのかな。

地震

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4 時 46 分頃、関東地方で強い地震。気象庁の速報によると、最大震度は 5 弱(茨城県南部)(土浦市、つくば市、玉里村)。津波の心配はなし。震源は茨城県南部、深さ 40km、規模は M5.4。

常磐自動車道で一部通行止め。東北新幹線は始発から平常通り運行。JR 成田線と京成電鉄で一部徐行運転。埼玉県内の高速道路で最高速度を 50km に規制。いずれも随時解除の見込み。

追記 USGS は震源の深さを 65.4km、規模を M5.2 と推測しています。また、初期の報道よりも交通機関への影響が大きかったようです。けが人も出ていますが、地震そのものではなく本人が慌てたためにけがをした人もいたそうです。地震のときは慌てず落ち着いて行動するようにしたいものです。

地震と炭鉱爆発

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中国の話。日本時間のきょう 8 時 38 分頃、中国西部の新疆とカザフスタン共和国の国境付近で M6.0 の地震。USGS の速報で震源の深さが 2.2km と浅いのでメモ。震源の深さは修正される可能性が高い。中国北東部の辽宁では月曜日の炭鉱爆発事故で 200 人以上が死亡または行方不明との報道。

MTSAT-1R を衛星フェアリングへ収納する作業を行ったとのこと。2 月 24 日 17 時 09 分の打ち上げに向けて H-IIA ロケット 7 号機の準備がいよいよ大詰めを迎えているようです。

銀河系球場の場外ホームラン

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時速 240 万 km 以上の速度で銀河系から飛び出してゆく星が見つかり、最初の星の追放者(first stellar outcast)と呼ばれて話題になっています。カタログ番号は SDSS J090745.0+24507。銀河系の中心にある超質量のブラックホールによって投げ飛ばされてしまったらしいその星は、さながら場外ホームランのように銀河系の中心からほぼ一直線に遠ざかっているのだとか。銀河系を追放されてしまった彼(彼女?)はこれから何処へ行くのやら。

合成数の因数は素数の場合よりもずっと見つけやすいので記録としての価値はあまり高くないのですが、桁数が多いので寝ぼけまなこで見るとドキッとしてしまいます。

坂井さんの 57 桁(2 月 11 日)

Input number is 335089739876440306258473144277906734088829387433036490543198479407572362706223357380666415725967778423643303868062427511180003457825945642861 (141 digits)
Using B1=10000000, B2=22329304695, polynomial Dickson(12), sigma=2255979736
Step 1 took 879400ms
Step 2 took 532000ms
********** Factor found in step 2: 192723926204486092903344997098792034604777085911804837111
Found composite factor of 57 digits: 192723926204486092903344997098792034604777085911804837111
Composite cofactor 1738703369507425079696741101385547519338753922959552163942922607234620100362048248251 has 85 digits

私の 61 桁(2 月 11 日)

GMP-ECM 5.0.3 [powered by GMP 4.1.4] [ECM]
Input number is 511111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111 (186 digits)
Using B1=4000000, B2=6051720134, polynomial Dickson(12), sigma=3004567099
Step 1 took 195250ms
Step 2 took 131437ms
********** Factor found in step 2: 1307919058677444035656414284945714002082918457093748091472147
Found composite factor of 61 digits: 1307919058677444035656414284945714002082918457093748091472147
Composite cofactor 390781912473958488081929157787436686994167365615886450148075124782198934376950769278648461606014961829939168420467243499855613 has 126 digits

坂井さんの 64 桁(2004 年 7 月 20 日)

Input number is 222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222222227 (147 digits)
Using B1=10000000, B2=22329304695, polynomial Dickson(12), sigma=438687043
Step 1 took 975650ms
Step 2 took 579820ms
********** Factor found in step 2: 4130823405675278904065541959080034412852020458213035716581304941
Found composite factor of 64 digits: 4130823405675278904065541959080034412852020458213035716581304941
Probable prime cofactor 53796108039117408201713122464668477028900137584676342534723577710785928545348290047 has 83 digits

177...77

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near-repdigit な数 177...77 の素因数分解表が n=150 まで完成したので n=200 まで伸ばしました。n=150 までで難易度の高かった数の多くが 柴田伸吉さん と GGNFS によって分解されました。

GGNFS-0.73.0

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Chris Monico さんによる数体ふるい法の実装 GGNFS のバージョン 0.73.0 が公開されました。

カーボン・プラネッツ

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2004 年 2 月 19 日の日記にケンタウルス座の白色矮星 BPM 37093 に 1034カラットのダイヤモンドが埋まっているという話を書きましたが、ダイヤモンドが埋まっているのは白色矮星だけではないようです。地球、火星、金星などのケイ酸化合物を主体とする惑星をケイ酸惑星(シリケート・プラネッツ)と呼ぶなら、太陽系外には炭素化合物を主体とする惑星、すなわち炭素惑星(カーボン・プラネッツ)もあるらしいのです。これまでに発見された太陽系外の惑星のうちの幾つかが炭素惑星である可能性が指摘されており、中でもパルサー PSR 1257+12 を回る複数の惑星が炭素惑星の有力候補にあげられています。それらは炭素を生産していた星が年老いて崩壊したことによって誕生したと考えられており、銀河系全体で炭素の割合がゆっくりと増えているのでこれから誕生する惑星はすべて炭素惑星になるかも知れないそうです。炭素を多く含む天体は地下深くに高圧で黒鉛(グラファイト)がダイヤモンドに変化した層が存在する可能性を秘めていますから、おそらく炭素惑星にも巨大なダイヤモンドが埋まっていることでしょう。

MS05-004~MS05-015

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Microsoft の 2 月のホームユーザ向けセキュリティ情報は MS05-004~MS05-015 までの 12 個。手元では Windows Update と Office のアップデートで合計 11 個、ダウンロードサイズは約 9MB でした。インストール後は再起動が必要です。

ECM で 40 桁

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(10199+11)/3 = 33...337(199 桁)の 40 桁の素因数が ECM で見つかりました。1 月ならば ECMNET (Paul Zimmermann さん)のランキングに紛れ込めたサイズですが、既に 10 位が 45 桁なので全然足りません。ECM で 40 桁台は出そうでなかなか出ないので、今からランキングに紛れ込むのは大変そうです。

Mitaka Ver.1.00 beta

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国立天文台が「4 次元デジタル宇宙プロジェクト」で開発し 4D シアターで上映用に使用しているソフトウェアの軽量版「Mitaka Ver.1.00 beta」が国立天文台のホームページで公開されています。Windows 用のフリーソフトウェアで、35MB の ZIP ファイルをダウンロードしてきて適当なフォルダに解凍し mitaka.exe をダブルクリックすると起動します(インストーラは付いていません)。国立天文台がある東京都三鷹市の星空を表示するプラネタリウムモードと太陽系内外の天体や探査機を任意の方向から眺める宇宙空間モードがあり、宇宙空間モードでは例えばカッシーニ越しに土星を眺めたり銀河系の全景から太陽系の中までズームしたりといったことができます。地球と火星の地表を立体的に表示するための地形データと星座絵のデータは後日配布されるそうです。

ベテランの超新星ハンターとして知られる板垣公一さんが日本時間の 2 月 6 日の朝と夕方に 2 つの超新星を相次いで発見したそうです。アストロアーツの記事に板垣さんによる超新星発見のニュースのリンクがずらっと並んでいますが、凄い数ですね。

477...77

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near-repdigit な数 477...77 の素因数分解表が n=150 まで完成したので n=200 まで伸ばしました。

地震

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11 時 29 分頃、関東地方で震度 4 の地震。津波の心配はなし。震源は茨城県南部、深さ 70km、M4.8。

1 月 23 日の日記に書いたように 2006 年の NASA の予算計画にハッブル宇宙望遠鏡の改修に必要な予算が含まれないことが正式に発表され、ハッブル宇宙望遠鏡は 2007 年か 2008 年に廃棄される見通しになりました。また、NASA を最も大きな悲劇から立ち直らせるために尽力し火星探査の進展なども見守ってきた NASA の第 10 代長官 Sean O'Keefe 氏が退官しました。退官後はルイジアナ州立大学総長に就任する予定とのこと。

鴨天国

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白鳥を撮ったつもりが鴨だらけ。

撮影日:2 月 4 日。ロケ地:埼玉県大里郡川本町の白鳥飛来地。

鴨天国

SRAM 関連ツール

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Mitsuky さん のところで進行中のリモート・ブートのテストに SRAMP_LD.R が必要ということなので、月刊電脳倶楽部 78 号(1994 年 11 月号)に掲載された W.HOE さんの SRAM 関連ツール 6 作品をまとめて X68000 LIBRARY に収録しました。

88...883

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near-repdigit な数 88...883 の素因数分解が 150 桁まで完了しました。桁数の大きい数の多くが Anton Korobeynikov さんと GGNFS によって分解されました。特筆すべきは GNFS 法(一般数体ふるい法)によって分解された数が 3 個あることでしょう。aa...aab の形の near-repdigit は多項式が単純なので SNFS 法で分解できますが、多項式の桁数の 1/3 くらいが既に分解されている場合は GNFS 法を使ったほうが速そうです。

アルマゲドン

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ありえないものを真面目に映像化するというコメディ映画の王道を行く超大作。何度目だか忘れたけれどテレビでやっていたのでまた観てしまいました。

ECMNET

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ECM(楕円曲線法)で発見された素因数の今年のランキングが更新されました。紛れ込んでいた私の 42 桁の記録は予想通り早々と姿を消しました。10 位が 44 桁なので頑張ればまだ紛れ込めるかな。

昨年 12 月 23 日、NASA は 2029 年 4 月 13 日の金曜日(日本時間では 14 日)に小惑星 2004 MN4 が地球に衝突する確率が 1/300 であると発表しました。トリノスケールでイエローゾーンの 4 が初めて使用され、発表から数日の間に衝突の確率が 1/37 まで上昇するなど、年末はドキドキしながら最新情報を追っていました(12 月 24 日以降の日記を参照)。その後はグリーンゾーンの 1 に落ち着いていました。その小惑星 2004 MN4 について、1 月 27 日、29 日、31 日に 5 回にわたってアレシボ電波観測所によるレーダー観測が行われ、従来よりも確度の高い軌道が算出されました。新しい予測によると、小惑星 2004 MN4 は 2029 年 4 月 13 日に地球の中心から地球の半径のおよそ 5.7 倍(36,350km)の距離のところを通過します。これは人工衛星よりも遥かに大きな直径 300 メートル以上の物体が静止衛星よりも低い高度を通過することを意味しており、通過の際には肉眼で見える 3.3 等の天体が蟹座を通って 1 時間に 42 度という猛烈な速さで天空を横切るだろうと予測されています。この小惑星が 2029 年に地球に衝突する可能性は否定されましたが、2029 年の接近が近すぎて地球の引力で軌道が大きく変化してしまいます。接近する距離について最大で地球の直径ほどの誤差があり得るため軌道がどこまで変化するかわからず、現時点では 2029 年 4 月 13 日以降の軌道の予測は困難であるとされています。

うぐぅ

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Auto-Protect の影響で録画に失敗する罠に久々にハマってしまった。アスミちゃんがカクカクしてるよぅ。

GGNFS-0.72.12

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Chris Monico さんによる数体ふるい法の実装 GGNFS のバージョン 0.72.12 が公開されました。

Stella Theater Lite Ver2.30

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Windows 用のプラネタリウムソフト Stella Theater Lite のバージョン 2.30 が公開されました。地球上のあらゆる地点のあらゆる時刻のあらゆる方角の星空をパソコンの画面で見ることができるフリーソフトです。個人的にはマウスで星空をドラッグするときの操作感が気に入っています。Stella Theater Lite のおよそ 30 倍の数の恒星と彗星なども表示できるシェアウェア Stella Theater Pro も試用できます。

H-IIA ロケット 7 号機

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H-IIA ロケット 7 号機の打ち上げ予定日時は 2 月 24 日 17 時 06 分~18 時 34 分ということで宇宙開発委員会に了承されたそうです。いよいよですね。

38400bps の話の続き

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やっぱり割り込み禁止は DI でしょ。ボーレートを変更するときに割り込みを禁止するのはレジスタ番号の設定とデータの書き込みの間で割り込んできたコード(SCC 割り込みとは限らない)にコマンドレジスタをアクセスされると困るからです。コードを汎用にする場合は必須だと思います。

土星探査機カッシーニによって撮影された画像の中から、幻想的で美しいリングと衛星ミマスの共演。Spotlight on Mimas でリングの外側のやや離れたところにある細い線は F 環です。Sun-striped Saturn のほうはリングを撮影したらフレームの端にミマスが迷い込んでしまったかのようで面白い構図だと思います。大部分が氷の塊というミマスの直径は 398km、その 1/3 に近い大きさのハーシェルクレーターが過去の衝突の歴史を物語っています。

来年の暦要項

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毎年 2 月 1 日に翌年の暦要項(国民の祝日など)が発表されます。2006 年 3 月 29 日の皆既日食は日本では見られませんが、2006 年 9 月 8 日の部分日食は日本各地で見られます。

44...449

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44...449 の素因数分解表が n=150 まで完了したので n=200 まで伸ばしました。n=150 までに残されていた難易度の高い合成数の多くが Samuel Chong さんと GGNFS によって分解されました。

38400bps の話の続き

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SaTa. さん から。無改造でも 5000000/16/(2*(0+2))=78125bps と 5000000/16/(2*(1+2))=52083.33bps は出せそうですね。問題は相手がこの中途半端な速度に追従できるかどうかですが…。

同期モードのときはクロックモードを 1 倍に設定できるのでデバイスの最大速度は 5000000/1/(2*(0+2))=1250000bps=1.25Mbps かな。X68030 同士だったら何とかなるかしら。

メモ:ラキッ!さん のところから MZL さん の SCC の動作周波数を計測して時定数を自動的に決定するコード。

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