2006年3月アーカイブ

今日、ニフティ株式会社の「ワープロ・パソコン通信」サービスが長い歴史に終止符を打ちました。といってもほとんどのフォーラムは既に終了またはフォーラム @nifty への移行を完了して久しく、サービスは静かに終焉の時を迎えたのではないかと思います。パソコン通信というと私は NetWork SX を思い出します。パソコン通信そのものにどっぷりはまっていたわけではないのですが、KeyWitch の新しいバージョンをドキドキしながらアップロードしたことを覚えています。新しいバージョンを公開するとすぐに反響があって、バグを 1 日で修正すると「早っ!」などと言われるのが心地よくて・・・。

ロケットシステム解散

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H-IIA ロケットの品質を管理して人工衛星の打ち上げを連続して成功させた株式会社ロケットシステム(RSC)がその役目を終えて解散したそうです。2006 年度からはロケットの製造から打ち上げまでを一貫して三菱重工業株式会社(MHI)が受け持つことで責任の所在がわかりやすくなるとのこと。エアコンから護衛艦まで作っている MHI が広報も担当したら、人々の生活に役立つ衛星を打ち上げるロケットがより身近に感じられるようになるかな。

ゾーンを跨いで行ったり来たりしていると真っ白のまま操作できなくなってしまうことが何度かありました。固まったというよりもモーダル・ダイアログが迷子になってしまったときの感じに似ていると思いましたが、そうなのかどうかはわかりません。Beta 2 Preview が入っている状態で自動更新がかかってややこしいことになるのも嫌なので、結局 2 日足らずでアンインストールして IE6 に戻しました。やはり IE6 のほうが軽いですね。

ソユーズが出発

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日本時間の今日 11 時 30 分、ISS(国際宇宙ステーション)の新しいクルー 2 人とブラジル人初の宇宙飛行士 Marcos Pontes を乗せたソユーズ宇宙船がバイコヌール宇宙基地を出発しました。ISS とのドッキングは 4 月 1 日 13 時 18 分に予定されています。3 月 21 日の日記に書いたソユーズの繋ぎ替えで空いた「ザーリャ」のドッキングポートにドッキングします。

Internet Explorer 7 Beta 2 Preview

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昨日 Internet Explorer 7 Beta 2 Preview をインストールして試用しています。普段「画面のプロパティ」で「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」を OFF にしていたのでデフォルトの設定では描画が少し重い感じがしました。Tools→Internet Options→Advanced→Multimedia→Use ClearType を OFF にしたら軽くなりました。JavaScript でワイヤーフレームを回転させる(陰線消去の実験)JavaScript で人工衛星の位置を表示するも問題なく動作しています。しかし、JavaScript で地球を回転させる(IE 専用)はそのままでは動作しませんでした。陰影を付けるために使った DXImageTransform.Microsoft.Light の操作に失敗しているようです。念のため MSDN にある Light のサンプルを試してみたところそちらも動作しませんでした。Matrix などは動いているので Light に固有の問題のようです。とりあえず IE7 のときは陰影を付けないようにしました。なお、28 日の日記に書いた IE6 のバグは IE7 にはありません。

皆既日食

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3 月 24 日の日記にも書きましたが、今日は皆既日食を中継で楽しめる日です。LIVE! UNIVERSE はリビア、エジプト、トルコから中継するそうです。LIVE! UNIVERSE の中継時間は 18 時 00 分から 20 時 30 分と発表されています。

追記

IE6 のバグ

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昨日「うちだけかしら」と書いた IE6 のバグについて。検索してみたところ同じ方法でブラウザをクラッシュさせる実証コードが 1 年以上前に公開されていました。既知のバグということで具体的に書いておきます。

最新のパッチを当ててある Windows XP SP2 上の IE6(または IE6 のレンダリングエンジンを用いるタブブラウザ)を用いて、a:hover に background-color を指定した A 要素を float:left を指定した要素で挟んだ HTML コードを表示させると、A 要素にマウスポインタを重ねた瞬間にブラウザが異常終了してしまうことがあります。多くの場合は問題なく表示されますが、コードの書き方によって Runtime Error の「R6025 - Pure virtual function call」が出て終了する場合と Windows XP の「問題が発生したため、iexplore.exe を終了します。ご不便をおかけして申し訳ありません。」のダイアログに至る場合があるようです。

実証コードが http://www.diplo.nildram.co.uk/crashie.html にあります。この URL は IE Shines On Broken Code (Slashdot)や Internet Explorer overtreft andere browsers (Security.NL)で 2004 年 10 月に紹介されていました。RinRin 王国さん で 2005 年 11 月に紹介されていた CSS の float:left を使用したクラス内で且つマウスオーバーした際に背景色を変更する a:hover を適用したリンク部をマウスオーバーすると、IE6.0 が強制終了する (screenprint.jp)もおそらく同じ現象だろうと思います。

「IE6 のレンダリングエンジンを使わない」以外に有効な対策を思い付きませんでした。アクティブスクリプトを使用していないのでアクティブスクリプトを無効にしてもこのバグには効果がありません。

上記の実証コードのページとほぼ同じ内容の HTML コードの例です。クラッシュさせるために必要な要素だけ残したので文法的には厳密ではありません。これを IE6 に表示させて「exploder」と書かれたところにマウスポインタを重ねると R6025 が出ます。環境によっては再現しないかも知れません。

<html>
<head>
<style>
div { float:left; width:100%; }
a:hover { background-color:red; }
</style>
</head>
<body>
<div></div>
<!-- dummy -->
<div></div>
<a href="">exploder</a>
<div></div>
</body>
</html>

IE の脆弱性

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IE の createTextRange() のバグを悪用するとシステムを乗っ取ることができるらしい。対策は例によって信用できないサイトを開く前にアクティブスクリプトを無効にすること。IE のバグといえば float:left とある条件が組み合わさるとクラッシュするのはうちだけかしら。

ファルコン 1 関連

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昨日のファルコン 1 の打ち上げ失敗の直接的な原因は T+25 秒でメインエンジンの上部から漏れた燃料に引火したことだったようです。燃料が漏れてタンクの圧力が下がったため安全装置が働いて T+29 秒でエンジンが停止し、T+41 秒に海に墜落しました。公開された写真でエンジンの上部から炎が出ていることがわかります。断熱ブランケットの脱落が引き金ではないと見られており、今後は残骸を調べて燃料漏れの原因を特定し、6 ヶ月以内に次の打ち上げを行うことを目標に前進してゆくそうです。

今日の「真相報道バンキシャ!」の堀江被告の話題の中で SpaceX が出てきました。2002 年に SpaceX を設立したイーロン・マスク氏は PayPal の共同創立者でいわゆる IT 長者です。取材からしばらく時間が経っていたのだと思いますが、ロケットの打ち上げで旬な人なのに堀江被告と経歴が似ているという理由でマイクを向けられていたのが変な感じでした。今度は SpaceX そのものについて取材して欲しいな。

「すみだタワー」建設決定

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地上デジタル放送用の新東京タワーとして、第 1 候補の「すみだタワー」(墨田・台東エリア)が建設されることが決定したそうです(第 2 候補はさいたま新都心でした)。建設費 500 億円は東武鉄道が負担し、2010 年末完成予定。2011 年の地上デジタル放送完全移行にぎりぎり間に合わせる感じ。

すみだタワーの高さは 610 メートルで、陸上で支えなしで立っている人工建造物の中では現在最も高い CN Tower(カナダのトロントにある放送用タワー、高さ 553 メートル)を上回ります。しかし、陸上でワイヤーで支えられて立っているマスト(支線式鉄塔)を含めると KVLY/KTHI-TV マスト(アメリカのノース・ダコタ州にある放送用マスト、高さ 629 メートル)のほうが高いので、すみだタワーが人工建造物の中で最も高くなるというわけではありません。また、UAE のドバイに建設中の超高層ビル Burj Dubai が 705 メートル以上になると言われており、支えなしの部門でも世界一にはなれないかも知れません。なお、陸上に限らなければ Magnolia Tension Leg Platform(メキシコ湾にある資源採掘プラットフォーム、海底からの高さが 1430 メートル)のように高さが 1km を超えるものがありますが、陸上に立っている建物と大部分が海中に没している構造物の高さを直接比較してもあまり意味がないような気がします。水深 2500 メートルの海底を掘削できる地球深部探査船「ちきゅう」のライザーパイプの長さと高層ビルの高さを比べても意味がないと思いますし。

高いものといえば忘れてはならないのが「オメガ塔」。かつて長崎県対馬のオメガ局に設置されていたマストで、高さは 455 メートルもありました。航空機や船舶が位置を特定するための電波灯台として 1975 年 5 月から運用されていましたが、その役目が GPS 衛星に移ったため 1997 年 9 月に電波の送信を停止し、その後取り壊されました。東京タワー(333 メートル)よりも遥かに高く、22 年間も空と海の安全を守り続けてきた重要な施設なのに、なぜかあまり知られていません(2005 年 5 月 14 日の日記を参照)。

「ファルコン 1」打ち上げ失敗

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今日 7 時 30 分、スペース X 社(SpaceX;Space Exploration Technologies Corporation)が政府の資金援助を受けずに開発したロケット「ファルコン 1」(Falcon 1)の初めての打ち上げがマーシャル諸島共和国のクェゼリン環礁(Kwajalein Atoll)にあるオメレク島(Omelek Island)で行われました。地図で名前を探すのも大変な 8 エーカー足らずの小さな島から飛び立ったロケットでしたが、約 20 秒で断熱ブランケットが脱落し、その 6 秒後にエンジンの炎の方向が急激に変化して制御を失い、打ち上げからおよそ 40 秒後に搭載していた小型衛星 FalconSat-2 と共に太平洋に墜落しました。「ファルコン 1」の初めての打ち上げは残念ながら失敗に終わりましたが、今後も民間による衛星打ち上げの試みは増えてゆくのでしょう。

3 月 29 日の皆既日食

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3 月 29 日にブラジル東岸から大西洋、アフリカ北部、中央アジアを通ってモンゴルに至る細長い地域で皆既日食があります。日本は日食帯にかすりもしていませんが、複数のチームがインターネット中継を計画しているのでリアルタイムで楽しむことができそうです。LIVE! UNIVERSE はリビア、エジプト、トルコから中継するそうです。LIVE! UNIVERSE の中継時間は 3 月 29 日 18 時 00 分から 20 時 30 分と発表されています。

GMP 4.2 release candidate

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Aoki さん から。多倍精度演算ライブラリ GMP 4.2 release candidate (GMP 4.1.99) が公開されました。手元ではまだ試していませんが、GMP 4.1.4 と比較して GMP-ECM が 1 割くらい速くなる場合があるそうです。問題がなければ GMP 4.2 (stable) も近日中に公開されるようです。

Space Technology 5 関連

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NASA の小型衛星 Space Technology 5(ST5)は近地点高度 300km、遠地点高度 4500km の楕円軌道に投入されました。ST5 は 3 機で構成されており、カタログ番号は 28980 以降になります。HOT BIRD 7A の 28946 からだいぶ間があいていますが、28949~28979 はデブリのようです。

Space Technology 5

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3 月 16 日の日記の続き。日本時間の今日 22 時 04 分、NASA の小型衛星 Space Technology 5(ST5)を搭載した Pegasus XL ロケットを抱えた Stargazer(L-1011)がバンデンバーグ空軍基地から飛び立ちました。23 時 03 分、Stargazer はロケットを投下。エンジンが点火されて Pegasus XL は順調に飛行を開始しました。今日はロックピンがちゃんと外れたようです。T+1 分 18 秒、第 1 段燃焼終了。T+1 分 35 秒、第 1 段切り離し、第 2 段点火。T+2 分 10 秒、フェアリング分離。T+2 分 50 秒、第 2 段燃焼終了。T+3 分 20 秒、高度 193km。T+4 分、第 3 段点火。T+5 分 20 秒、第 2 段切り離し。T+6 分 30 秒、第 3 段燃焼終了。T+9 分 53 秒、1 機目を分離。T+13 分、2 機目を分離。T+16 分 10 秒、3 機目を分離。ST5 の打ち上げは成功しました。

X680x0 ユーザ会(仮称)

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ラキッ!さん から。コミュニティを盛り上げるということに関しては定期的に簡単なアンケートを実施すると発言が苦手な人でも継続してアクションを起こしやすくなって参加意識が高まるかなと思いました。X680x0 事典に必要そうな項目をあげてもらったり、機種ごとあるいは周辺機器の稼動状況の統計をとったり。もちろん、サーバの接続情報の管理がしっかりしていることが前提です。リンク集は手を付けやすい部分ですね。国内のみならず海外の X680x0 フリークのサイトも紹介してみるというのはどうでしょうか。それから、X680x0 事典がある程度形になったら、X680x0 事典の英語版が欲しいという要望が出てくると思います。自分達で翻訳するかどうかは別としても、後で翻訳されることを意識して編集した文章とそうでない文章では翻訳にかかる労力が大きく違ってくることがありますから、X680x0 事典は後で翻訳されることを意識して編集しておくとよいと思います。

素数探索

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The Prime Pages (Chris K. Caldwell さん)に登録されている 10 万桁以上の素数の数が 2000 個を超えました。下記のページのグラフによると 1 年前はおよそ 1000 個だったので、知られている 10 万桁以上の素数がこの 1 年間で倍増したことになります。5 年前は 10 万桁の素数を見つけると top50 に名を連ねることができました。

ソユーズの繋ぎ替え

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昨日、ISS(国際宇宙ステーション)に滞在している 2 人のクルーが基本機能モジュール「ザーリャ」の地球側ドッキングポートにドッキングしているソユーズ宇宙船に乗り込み、15 時 49 分にドッキングを解きました。ソユーズは ISS から 30 メートルほど離れてから ISS に沿って移動し、16 時 11 分にサービスモジュール「ズヴェズダ」の後方のドッキングポートに再びドッキングしました。22 分間の短いドライブを終えたクルーは、空いた「ザーリャ」のドッキングポートで新しいクルーを乗せた次のソユーズ宇宙船を迎えます。次のソユーズ宇宙船の打ち上げは 3 月 30 日、到着は 4 月 1 日の予定です。

お知らせ

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RetroPC.NET さん から。RetroPC.NET のサーバのリブート作業のため、明日 3 月 21 日 12:00 前後に X68000 LIBRARY にアクセスできない時間帯が生じます。

スペースシャトル関連

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black_knight さん から。先週の木曜日、KSC(ケネディ宇宙センター)のセンター長 James W. Kennedy 氏は KSC の 15,000 人の従業員に対して作業を 2 時間中断させてケーブルテレビを使って訓示を行いました。スペースシャトル計画に重要な役割を果たしている KSC ではこのところ不注意による事故が頻発しているため、従業員に注意を喚起するための異例の訓示でした。1 月には作業員がエンデバーを前輪のロックを忘れたまま移動させようとして 75 トンの巨体が前のめりに傾く事故がありました。幸い途中で気付いたため大事には至りませんでしたが、危うく多くの耐熱タイルを損傷してしまうところでした。2 月にはアトランティスの冷却系統の 1 つのポンプを交換する際に作業員が誤って高い圧力をかけてしまい、別の系統も修理しなければならなくなりました。3 月 3 日には OPF(オービタ整備施設)で照明が割れ、ちょうど扉が開いていたディスカバリーの貨物室に少量のガラス片が散乱しました。そのため 3 月 4 日にガラス片を片付ける作業をしていたところ、作業員がバケット(高所作業車のゴンドラ)の手すりの部分をうっかりディスカバリーのロボットアーム(長さ 15 メートル)にぶつけてしまいました(3 月 7 日の日記を参照)。傷ついたロボットアームはカナダのメーカーに送り返して修理してもらうことになりました。先々週には VAB(シャトル組み立て棟)の 52 階で屋根を修理していた作業員の不注意でぼやが発生しました。そのとき VAB には満タンの固体ロケットブースター 2 本が置かれており、危うくエンデバーを巻き込む大爆発が起きてしまうところでした。KSC は有人宇宙飛行を支える最前線の宇宙港です。人間誰でもミスをしますが、人為的なミスがスペースシャトル計画や将来の月と火星の探査計画にまで影響を及ぼすようなことはあって欲しくありません。

スペースシャトルとは直接関係ありませんが、KSC でもう 1 つ残念なニュースがありました。センター長が注意喚起を行った翌日の金曜日、KSC で倉庫の屋根の修理に携わっていた 51 歳の作業員が転落死するといういたましい事故があったそうです。この作業員は安全ベルトを外した状態で屋根の端に近付き、避雷線につまづいて 5.4 メートル下の地面まで転落したとのこと。このようなあってはならない事故が二度と起きないことを期待したいです。

UCS Satellite Database

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2005 年 12 月 12 日の日記に書いた UCS の人工衛星データベースが更新されました。テキスト版のほうをダウンロードしてみたところ、IGS-1A の高度が修正されていました。衛星番号の不一致は初めてカタログに追加されたときの番号のまま掲載しているために生じているようです。最近打ち上げられた衛星(3 月 12 日の日記に書いた SPAINSAT、HOT BIRD 7A まで)を含めて 813 機掲載されていますが、少なくとも 4 機がダブっている点は解消されていないようなので実際には 809 機またはそれ以下だと思われます。

小惑星「ファンタジア」

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小惑星「ファンタジア」(1224 Fantasia 1927 SD)は 1927 年に旧ソ連の天文学者 S. Beljavskij(Sergei Ivanovich Belyavsky)と N. Ivanov によって発見されました。公転周期 3.5 年で火星と木星の間の軌道を周回しており、大きさは 14km くらい。1.4 年に 1 回くらいの周期で地球に接近しますが、今年は 3 月 18 日が最接近日です。接近するといっても距離は 1.7 天文単位くらいあります。

アニメ「ロードス島戦記」の主題歌「Adesso e Fortuna~炎と永遠~」と「風のファンタジア」は私の好きな曲で S44PLAY.X のテストにも使っていました。また聴きたくなったので X68030 を起動したところハードディスクが 1 台お亡くなりになった模様。あぅ。

Space Technology 5

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「Space Technology 5」(ST5)は NASA の小型衛星です。近地点高度 300km、遠地点高度 4500km の楕円軌道に投入され、3 ヶ月に渡って地球の磁気圏を観測することになっています。衛星の形は八角柱で幅 53cm、高さ 48cm、重さ 25kg。人工衛星としては小型です。しかし、NMP のサイトに書かれている「大きなバースデーケーキや小さなテレビと大して変わらない」という説明はいまいちピンときませんでした。アメリカのバースデーケーキって大きいのね。

ST5 は昨日打ち上げられる予定でしたが、ロケットの不調で 21 日以降に延期されました。ST5 の打ち上げで使用されるロケットは小型衛星の打ち上げで多くの実績がある「ペガサス XL」(Pegasus XL)です。ペガサス XL は「スターゲイザー」(Stargazer)と名付けられた L-1011 に搭載されて高度 12000 メートルまで上昇し、L-1011 から切り離された後エンジンに点火します。通常のロケットの第 1 段に相当する部分が繰り返し使え、高空で水平方向の初速を与えられた状態から飛び立つので軌道到達も容易になり、衛星打ち上げのコストを大きく削減できるというわけです(2003 年 4 月 23 日の日記でも紹介しました)。昨日はスターゲイザーがバンデンバーグ空軍基地を離陸して順調に飛行していましたが、ペガサス XL を切り離す直前で中止されました。ペガサス XL が L-1011 から切り離された後上昇するためにフィンを動かすのですが、その部分のロックピンが 1 本外れなかったようです。

ちょっと面白い数列

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466...663という形の数の素数探索の範囲を 10000 桁から 20000 桁まで広げてみました。すると新たに 11280 桁と 19678 桁のときおそらく素数になることがわかりました。これで 466...663 という形の(おそらく)素数は 27 個になりました。底が 10 の指数関数的に増加する数列で 20000 桁までに(おそらく)素数が 27 個もあるのは多いほうだと思います。ちなみに 43、463、4663、46663、4666663、46666663、466666663 は素数です。466663 = 47 * 9929 が素数でないのがおしいですね。このように素数が続きやすい理由としては、466...663 という形の数は自明な 2 と 5 だけでなく 3、7、11、13 も含めた最初の 6 個の素数で絶対に割り切れないという特徴を持っていることがあげられます。逆に911...113のように 3、7、11、13 のどれかで必ず割り切れてしまう(すなわちすべて合成数)という特徴を持っている数列もあります。それぞれどうしてそうなるのか考えてみると面白いかも知れません。

スペースシャトル打ち上げ延期

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NASA は今年 5 月を目標に準備を進めていたスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げを安全性向上のため 7 月 1 日~19 日に延期すると発表しました。プレスリリースには理由が 2 つ書かれています。1 番目の理由は外部燃料タンクの問題です。3 月 8 日の日記に書いた ECO センサの交換だけではなくて断熱材の問題も残っていました。昨年7 月 26 日の打ち上げの際に外部燃料タンクから突起部の空力負荷軽減(PAL;Protuberance Air Load)のために取り付けられていた断熱材(PAL ランプ)が剥離して危うくオービタにぶつかりそうになりました。NASA がマシュマロよりも大きなデブリは発生しないだろうとまで言っていた新しい外部燃料タンクから 80cm 以上もある断熱材の破片が脱落したことで、スペースシャトルの打ち上げ計画は再び凍結されました(2005 年 7 月 28 日の日記を参照)。NASA は PAL ランプを取り付けたこと自体が間違っていたとして今回は PAL ランプが付いていない外部燃料タンクが用意されましたが、本当に PAL ランプなしで飛んで大丈夫なのかどうか、もっとよく分析する必要があると判断したようです。もう 1 つの理由は3 月 7 日の日記3 月 9 日の日記に書いたロボットアームの事故です。オービタ整備施設(OPF)の作業員が誤ってバケット(高所作業車のゴンドラ)をディスカバリーのロボットアームにぶつけて傷を付けてしまいました。打ち上げを 7 月に延期すればロボットアームを取り外して修理することができるので、ロボットアームに関する不安は完全に取り除かれるでしょう。

昨日「Google Mars 人面岩」で検索してくる人が多かったのでメモ。Google Mars の検索窓に「face」と入力すると13 日の日記に書いた「The Face on Mars」(人面岩)と「Happy Face Crater」(ニコちゃんマーク)がヒットします。検索結果を直接表示させるには http://www.google.com/mars/#zoom=9&map=infrared&q=face とすればよさそうですが、この使い方は About Google Mars に書かれていないので今後も継続して使えるかどうかわかりません。なお、昨日書いたように現在の画像の解像度は 1 ピクセルあたり 232 メートルで、人面岩の顔の長さは高々 3km くらいですから、ズームしても小さな丘があることがわかる程度です。

マリネリス渓谷

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あまり聞き慣れない地名ですが、1971 年に火星探査機マリナー 9 号によって発見された火星の赤道沿いにある大渓谷がマリネリス渓谷(Valles Marineris)です。長さは 4000km、幅は 100km~600km、深さは場所によって 8km~10km にも達するという、太陽系で知られている最大の渓谷です。その渓谷の上空を飛んでいる気分になれる動画(フライト・シミュレーション)が公開されました。この動画はマーズ・グローバル・サーベイヤ(MGS;Mars Global Surveyor)に搭載されているレーザー高度計(MOLA;Mars Orbiter Laser Altimeter)によって得られた地形データと 2001 マーズ・オデッセイ(2001 Mars Odyssey)に搭載されている THEMIS(Thermal Emission Imaging System、熱放射映像システム)によって得られた科学データをもとにして作成されたそうです。マーズ・オデッセイは 2001 年に火星周回軌道に到着し 2002 年から観測を開始しました。THEMIS による 3 年間の観測によって火星全体の詳細な画像が作成され、1 ピクセルあたり 232 メートルの解像度でアリゾナ州立大学(ASU)のサイトと Google Mars の Infrared で公開されています。前述のマリネリス渓谷の動画は 1 ピクセルあたり 100 メートルの解像度で作成されており、今後数ヶ月以内に火星全体の画像も同じ解像度で提供されるそうです。THEMIS は可視 5 チャンネル、赤外 9 チャンネルの波長で観測を行います。赤外のほうが多いのは暖められた鉱物の赤外線放射(熱放射)を用いて地表を構成する物質を見分けるためで、火星を覆う塵を通して地表を観測するためにも可視よりも赤外のほうが都合がよいのだそうです。THEMIS の地上解像度は 18 メートル程度です。先日火星周回軌道に到着したマーズ・リコナイサンス・オービタ(MRO;Mars Reconnaissance Orbiter、火星偵察周回機)は可視と近赤外の地上解像度が 1 メートル以下という高解像度撮像装置(HiRISE;High Resolution Imaging Science Experiment)を搭載しており、さらに精度の高い観測が行われます。

ノアの方舟と人面岩

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トルコ東部のアララト山に実在する地形が旧約聖書「創世記」に記されたノアの方舟ではないかと言われて早幾年。成層火山に形成された緩やかな弧状にせり出した岩棚が影の具合で船のようにも見える様子は、かつて騒がれた火星の人面岩を思い出させます。1976 年にバイキングによって撮影された人面岩が影の具合で偶然人の顔のように見えていただけだったことは 2001 年にマーズ・グローバル・サーベイヤーによって確認されました。アララト山の岩棚は大きさが 300 メートルもあるそうですから、いずれ陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)が 3 次元の詳細な地形データを作ってくれることでしょう。

SPAINSAT、HOT BIRD 7A 打ち上げ成功

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日本時間の今日 7 時 33 分、スペイン国防省の通信衛星「スペインサット」(SPAINSAT)とユーテルサット(Eutelsat、ヨーロッパ通信衛星機構)の放送衛星「ホットバード 7A」(HOT BIRD 7A)を乗せたアリアン 5 ロケット(Ariane 5 ECA)がギアナ宇宙センターの ELA-3 から打ち上げられました。T+27 分 11 秒に SPAINSAT、T+32 分 10 秒に HOT BIRD 7A をそれぞれ切り離して静止トランスファ軌道へ投入し、アリアン 5 ロケットによる今年最初の打ち上げは成功しました。SPAINSAT は最初のスペイン政府専用の通信衛星で、アリアンによって打ち上げられた 25 番目の軍事衛星。HOT BIRD 7A はラジオ放送とテレビ放送のための静止衛星で、静止位置は東経 13 度。SPAINSAT は 3680kg、HOT BIRD 7A は 4100kg、合計 7780kg もあり、この重量を静止トランスファ軌道に投入できるアリアン 5 ロケットのキャパシティには改めて驚かされます(先月打ち上げられた「ひまわり 7 号」は 4650kg で H-IIA2024 にとっては限界に近い重量でした)。

MRO 火星周回軌道投入成功!

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日本時間の今日 7 時 16 分、火星探査機 MRO(マーズ・リコナイサンス・オービタ、火星偵察周回機)のミッションコントロールは軌道変更を終えた MRO の心音をとらえました。MRO はゆっくりと、しかし確実にデータの送信を続け、7 時 25 分、MRO が予定された火星周回軌道に入っていることが確認されました。メインエンジンは 27 分 21 秒間(計画では 26 分 48 秒間)の噴射に耐え、軌道投入は絵に描いたように完璧(picture-perfect)だったそうです。探査開始へ向けた最後の難関を無事に乗り越えた MRO は今後 5 ヶ月かけて火星の大気の端の抵抗を使って徐々に高度を下げ、その後本格的な探査が始まります。火星周回軌道投入に至らなかった日本の火星探査機「のぞみ」(Planet B)の分もきっと頑張ってくれることでしょう。

現在までに 47 個知られている土星の衛星の中でも 1789 年にハーシェル(W. Herschel)によって発見されたエンケラドゥス(Enceladus)は太陽系随一の高い反射率(90 パーセント以上)を誇ります。昨年、土星探査機カッシーニによる観測で、エンケラドゥスは大気に覆われていることがわかりました。しかし、直径 505km のこの天体は長期間にわたって大気を繋ぎ止めておけるだけの重力を持っていません。そのため、地表にガスを放出する何かが存在しているのではないかと期待されていました(2005 年 3 月 19 日の日記を参照)。昨年カッシーニによって撮影された高解像度画像はエンケラドゥスの南極付近(虎縞模様の地形)から大量の氷の粒子が爆発的に噴出する様子を捉えており、NASA の科学者はこの現象を説明する仮説を立てました。エンケラドゥスの南極には厚さわずか数 10 メートルの氷で覆われた摂氏 0 度以上の水のポケットが存在し、虎縞の亀裂からイエローストーンの間欠泉のように大量の水蒸気と氷の粒子を繰り返し吹き出しているというのです。太陽系で現在も火山活動が続いていることが知られている天体は木星の衛星イオ、地球、海王星の衛星トリトンの 3 つだけ(金星は不明)でしたから、エンケラドゥスに液体の水があるとすれば太陽系内で生命が存在できる環境を備えた天体として有力な候補となります。エンケラドゥスは土星の E リングの質量の供給源とも言われています。なぜこの衛星が現在まで活動を続けてこれたのか、解明しなければならない謎も残されています。

太陽系では今のところ太陽を回る天体のうちの 9 個が惑星と呼ばれています。現在までに知られている太陽系の惑星の衛星の数は、水星 0 個、金星 0 個、地球 1 個、火星 2 個、木星 63 個、土星 47 個、天王星 27 個、海王星 13 個、冥王星 3 個、合計 156 個です。

MRO 火星到着間近

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2005 年 8 月 12 日に地球を発った NASA の火星探査機 MRO(マーズ・リコナイサンス・オービタ、火星偵察周回機)が火星へのファイナル・アプローチを開始しました。MRO は日本時間の 3 月 11 日朝に 6 基のメインエンジンを 27 分間噴射してブレーキをかけ、速度を 20 パーセント落とすことで火星の極周回太陽同期楕円軌道へ投入されます。地球から火星まで電波が届くのに 12 分かかるので、地球でブレーキの効き具合を見ながら噴射終了のタイミングをリアルタイムに指示することはできません。地表分解能 1 メートルの高解像度カメラをはじめとする 6 つの科学機器を搭載した MRO にとって、軌道投入は探査開始へ向けた最後の難関です。

スペースシャトル関連

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7 日の日記の続き。OPF 3(オービタ整備施設 3)で作業員がバケットをぶつけてしまったスペースシャトル・エンデバーのロボットアームは断熱材が取り除かれて超音波検査を受けています。断熱材の下には小さなへこみが 2 つ見つかったそうです。1 つは深さ 2.92 ミリ、長さ 2.54 センチ。もう 1 つは深さ 0.89 ミリ、長さ 1.27 センチ。アームの基底構造に影響がないか、さらに詳しく調べているそうです。火曜日には OPF 2 でエンデバーの垂直安定板の方向舵とスピード・ブレーキの X 線検査を行っていた作業員が誤ってフイルム現像機を台から落としてフラップのタイルを傷つけてしまい、こちらも検査が行われています。小さな傷でも精密な検査を受けなければならないので、神経をすり減らしながら行う作業は大変そうです。

スペースシャトル関連

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2005 年 7 月 14 日にスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げ延期をもたらした ECO センサー(Engine Cut-Off Sensor)の不具合が、5 月に予定されているディスカバリーの打ち上げに影響する可能性がまだ残されているようです。ECO センサー No.3 の出力が期待されたレベルよりも 2 オームずれていることが問題になっているそうです。2005 年 7 月 17 日の日記に書いたように、ECO センサーは外部燃料タンクの燃料の残量をコンピュータに知らせるためのセンサーです。2005 年 7 月 26 日の打ち上げは 4 つのセンサーのうち 1 つが誤動作しても打ち上げを中止しないように規則を変更した上で実施されました。本番ではセンサーは誤動作しなかったので結果的には規則を変更する必要もなかったのですが、当然既に解決しているだろうと思った ECO センサーの不具合が現在に至るまで解決できていなかったとは残念です。センサーの交換には 1~3 週間かかるとされていますが、5 月に予定されている打ち上げまでのスケジュールにそのような余裕はありません。

小惑星探査機「はやぶさ」

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昨年 11 月に小惑星「イトカワ」への着陸を試みたのち姿勢を崩して地上局との交信が途絶していた小惑星探査機「はやぶさ」ですが、奇跡的に地上局との通信が回復し、探査機の正確な位置と状況がわかったそうです。本当に「はやぶさ」からの電波かどうかアンテナを振って方向を確かめたというくらいですから、プロジェクトに携わる人々もにわかには信じられない出来事だったようです。姿勢を崩したことで太陽電池から電力を得られずリチウムイオンバッテリが放電し切って使えなくなるなど、探査機の状況は 12 月の時点よりもさらに悪化していました。これから行われるベーキング(探査機を暖めて探査機内に漏れ出した燃料を追い出す作業)でガスが噴出し再び姿勢を崩すと極低温を繰り返すことになって損傷箇所が拡大するおそれがあります。その後帰還に必要な少なくとも 2 基のイオンエンジンを稼動させることができるかどうかもまだわかっていません。それでも、地球帰還の可能性が少しでも残されている限りは、諦めず、焦らず、頑張って欲しいなと思います。

スペースシャトル関連

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先週、ケネディ宇宙センター(KSC)のオービタ整備施設(OPF)で照明が割れる事故があり、ちょうど扉が開いていたスペースシャトル・ディスカバリーの貨物室に少量のガラス片が散乱してしまったそうです。そのため OPF では週末にかけて貨物室の掃除をしていたところ、今度は作業員がシャトルの周囲を移動するために使っていたバケット(高所作業車のゴンドラ)の手すりの部分をうっかり貨物室のロボットアーム(長さ 15 メートル)にぶつけてしまったそうです。幸いロボットアームに大きな損傷はなかったようですが、念のため詳しく検査をしているとのこと。調子が悪くなっていなければよいのですが・・・。今月に入ってから新しい外部燃料タンクが KSC に届き、スペースシャトル・ディスカバリーは 5 月の打ち上げを目指して準備が進められています。

懐かしい愛読者ハガキ

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F+P さん の再録頁にて、電脳倶楽部の社交場に掲載されたイラストが公開されました。電脳倶楽部の愛読者ハガキは片面が真っ白で、編集部に届くと文章が書かれたものは楽しく読ませていただきながらせっせと入力し、イラストが描かれたものはスキャンしてモノクロ(2 値)のカットファイル形式に変換して「紳士と淑女の社交場」に挿入し、コメントを加える、といった感じのシステムになっていました。2 値化するためハガキのイラストに使える色は黒のみで、カットファイルにしたとき見栄えが悪くならないように工夫をしていただいていたと思います。

イラストに限らず、電脳倶楽部に掲載された作品を作者本人が公開することは自由です。Oh!X に掲載された原稿に関しても同様であると伺ったことがあります。

2 月 22 日に M-V ロケット 8 号機で打ち上げられた赤外線天文衛星「あかり」、ソーラーセイルサブペイロード(SSP)、超小型衛星 Cute-1.7+APD について。

「あかり」は二次元太陽センサ(NSAS)だけでなく二次元高精度太陽センサ(TFSS)も太陽を検知できず、高精度の姿勢制御はスタートラッカ(STT)に頼ることになるようです。STT は太陽面の反対側、NSAS と TFSS は太陽面側に付いています。他にも太陽面側の複数の機器にマージンの範囲内だが想定と異なる挙動が見られるとのことで、太陽面側に何か障害物がある可能性もありそうです。素人考えで大型の望遠鏡を使って人工衛星を観測することで障害物の有無を確認できないのかなと思いましたが、よく考えたら「あかり」の軌道面は太陽の方向に対して垂直なので太陽面側が見える地域はいつも昼間ですね。地上から観測するために姿勢を変えたとしても JAXA IAT が 2000 年に撮影した国際宇宙ステーション(ISS)の写真を見た限りでは相当大きな障害物でないと識別は難しそうです。

ソーラーセイルサブペイロードによる膜面展開実験は扇子のように畳まれた対角 20 メートルの六角形状のセイル膜を遠心力を使って展開速度を制御しながら数分かけて開くというものでした。しかし、残念ながら 3 分の 1 くらいまで開いたところで止まってしまったようです。何も支えのない宇宙空間で大きな膜を開くのは想像以上に難しいそうですが、次に期待しましょう。

超小型衛星 Cute-1.7+APD については初期運用の様子がブログで紹介されています。Cute-1.7 は低軌道衛星ですから地上局がコンタクトを取れるのは衛星が上空を通過する短い時間に限られます。自分たちが作った人工衛星がやって来るのを待ち構えるのってどんな気分だろう。

p=(y^3-x^2)/2

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2 月の下旬に Yahoo! Groups の primeform で p=(y3-x2)/2 という形で何通りにも表せる素数を探すという話題がありました。こういう単純な問題ほど奥が深くて、今のところ 53240638531 が 10 通りに現せることが報告されていて、7 通り表せる素数で 278756347 よりも小さいものを見つけた人はいませんか、というところで止まっているようです。まだあるかも知れないので興味のある人は挑戦してみてはいかが?

うがい

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い~~あ~~あ~~う~~あ~~~~

同じイナバウアーでもアラカワ・スペシャルは顔が後ろを向くところまで反り返るので水が鼻に入ってしまいそう。

高度 500km のトムとジェリー

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高度約 500km の軌道上でトムとジェリーのように付かず離れずの追いかけっこを繰り広げている人工衛星があります。それは 2002 年 3 月に打ち上げられた GRACE A と GRACE B(または GRACE 1 と GRACE 2)です。GRACE A が GRACE B を追いかけていることから、GRACE A にトム(Tom)、GRACE B にジェリー(Jerry)というニックネームが付けらました。2 匹、じゃなくて 2 機は、GPS 衛星が発する電波で自分の位置と時刻を確かめながら、マイクロ波を使って互いの距離を極めて正確に測り続けています。220km(±50km) ほど離れて飛行している 2 機の距離の時間的変化から相対速度が求められ、軌道上の位置による重力の違いが算出されます。重力は地下の構造だけでなく水の分布によってもわずかに変化するので、観測を続ければ地球上で水がどのように移動したかということまでわかるそうです。

地球上で最大の淡水貯蔵庫は南極大陸ですが、南極大陸はあまりにも大きく、また、形状が複雑すぎて、そこにある氷の量の変化を直接的に調べるのは容易なことではありませんでした。しかし、双子の重力観測衛星 GRACE A、GRACE B がそれを可能にし、2002 年 4 月から 2005 年 8 月までの間に南極大陸の主に西側の氷床が毎年 152(±80) 立方キロメートル(=152(±80) 兆リットル)も減少していたという驚くべき観測結果が発表されました。南極大陸の氷だけで地球全体の海水準が年間 0.4 ミリメートル上昇したことになります。地球温暖化が進めば海抜の低い地域は海に沈むと言われていますが、具体的にどこからどれくらいの水が海に流れ込むかがわからなければ将来の予測が立てられません。海水準上昇の全体の 13 パーセントが南極大陸の氷によってまかなわれていたことが確認されたということは大きな進歩だと思います。

アンテナの件

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deblog さん から私の感覚は時代遅れだとの手厳しいご意見をいただきました。この日記と問題のサイトを見比べて双方の問題点に気付いてもらうほうがよいだろうと思ったので露骨には書かなかったのですが、問題のサイトは記事の全文に加えて外部へのハイパーリンクまで再現することで記事を丸ごと複製しておきながら、deblog さんのおっしゃるところの二次加工で著作者の収入になる広告を勝手に切り捨て、著作者ではない誰かの収入になる広告を掲載しています。その誰かが deblog さんのおっしゃるところの時代遅れな個人サイトから横取りした広告収入が全部でどれくらいになるのか知りたいものです。双方の問題点と書いたのはもちろんこの日記も他所の記事の見出しなどを引用している(それだけでも悪質なケースでは違法と判断された例もある)ためで、それで「あまり偉そうなことは言えない」と断ってから書いたのですが、いずれにしても deblog さんのように最初から広告が切り捨てられた状態で読む人にとっては元の記事に著作者の収入になる広告が付いていたかどうかなんてどうでもよいことなのですね。

Opera 8.52

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Opera 8.52 が出ています。ダウンロードは下記から。うまくダウンロードできないときは他のサーバも試してみましょう。

F+P

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ESRM さん のサイト名が「F+P」に変わりました。クサガメの「うぃるびー」くんとカメグッズとクロスステッチの作品がたくさん。X68000 を使って描かれた懐かしい作品や壁紙もいろいろ。

アラブサット打ち上げ失敗

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衛星打ち上げ失敗のニュースを久しぶりに見たような気がします。日本時間の今日 5 時 10 分、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からインターナショナル・ロンチ・サービシズ社(ILS)のプロトンロケット(Proton/Breeze M)で打ち上げられたサウジアラビアの通信・放送衛星 ARABSAT 4A はロケットの不具合のために予定された静止トランスファ軌道へ投入されませんでした。詳しい状況はわかりませんが Breeze M の上段のエンジンが予定よりも早く燃焼を終了してしまったようです。衛星を目的の軌道に投入できなかったので打ち上げは失敗ということになりますが、衛星はロケットから切り離されており、自力で高度と軌道傾斜角を修正することができれば目的の静止軌道(東経 26 度の赤道上空およそ 35780km)に到達できるかも知れません。しかしそのために余計な燃料を消費することになるのでいずれにしても運用寿命は極端に短くなってしまうでしょう。なお、同じ ILS 社のアトラスロケット(Lockheed Martin Atlas)は 1993 年の失敗以来連続 78 回打ち上げ成功という素晴らしい記録を持っています。ARABSAT シリーズでは他に ARABSAT 4B が Proton/Breeze M で今年中に打ち上げられる予定になっているそうです。

追記 ARABSAT 4A のトラッキングデータが公開されました。近地点高度 506km、遠地点高度 14700km、軌道傾斜角 51.5 度となっています。軌道傾斜角は合っていますが遠地点高度が低すぎます。過去に ESA の先端型データ中継技術衛星「アルテミス」(ARTEMIS)が近地点高度 592km、遠地点高度 17528km、軌道傾斜角 3 度という状況から 1 年半かけて静止軌道に辿り着いた例がある(しかも「アルテミス」はその後、光衛星間通信実験衛星「きらり」(OICETS)と世界初となる双方向光衛星間通信実験に成功している)ので、燃料が足りれば静止軌道に届くかも知れませんが、商業衛星としては本来の目的を果たせないかも知れません。

ARABSAT 4               
1 28943U 06006A   06060.46540458  .00061997  00000-0  10815+0 0    27
2 28943  51.5238 109.4786 5075927   5.0451 358.6739  5.25136135    21
  カタログ名         = ARABSAT 4
  カタログ番号       = 28943
  国際標識           = 2006-006A
  元期         Epoch = 2006年 3月 1日(水)20時10分11秒 [JST]
                     = 53795.465405 [MJD]
  軌道傾斜角      i0 =  51.5238 [deg]
  昇交点赤経  Omega0 = 109.4786 [deg]
  離心率          e0 =   0.5075927
  近地点引数  omega0 =   5.0451 [deg]
  平均近点角      M0 = 358.6739 [deg]
  平均運動        n0 =   5.25136135 [revs/day]
  周期               =  4時間34分13秒
  近地点高度         =   506.46 [km]
  遠地点高度         = 14700.28 [km]
  軌道長半径      a0 = 13981.50 [km]
  軌道短半径      b0 = 12046.42 [km]
  近地点距離      q0 =  6884.59 [km]
  遠地点距離      Q0 = 21078.41 [km]
  昇交点赤経摂動     =  -0.7213 [deg/day]
  近地点引数摂動     =   0.5423 [deg/day]

スーパーコンピュータ

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茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK;ケックではなくてケイ・イ・ケイと読むのが正しいらしい)が導入した 2 種類のスーパーコンピュータが今日稼動したそうです。機種は日立製作所の SR11000 モデル K1 と IBM の Blue Gene Solution(BlueGene/L、ブルージーン)。SR11000 モデル K1 は 1 ノードが 2.1GHz の POWER5+ プロセッサ 16 個で構成され、1 ノードあたりの理論ピーク性能は 134.4GFLOPS。KEK のものは 16 ノードで 2.15TFLOPS(北海道大学に納入されたものは 40 ノードで 5.4TFLOPS)。Blue Gene Solution は 1 ノードが 700MHz の PowerPC 440 プロセッサ 2 個で構成され、1 ノードあたりの理論ピーク性能は 5.6GFLOPS。1 ラックが 1024 ノードで 5.73TFLOPS。KEK のものは 10 ラックで 57.3TFLOPS。かつて世界最速の座に 2 年間君臨し続けた地球シミュレータ(NEC)の理論ピーク性能 41TFLOPS を上回り、日本最速のスーパーコンピュータになりました。しかし、2005 年 11 月の TOP500 リストと比較すると、トップ 5 にも入れません。現在世界最速のスーパーコンピュータはローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)の BlueGene/L で、131072 個のプロセッサによって理論ピーク性能は 367TFLOPS、実測でも 280.6TFLOPS というぶっちぎりの速さです。

日立製作所

IBM

TOP500

北海道大学情報基盤センター大型計算機システムニュース第 6 号で特集「北大・スパコン新世紀」として北海道大学に納入された SR11000 モデル K1 が紹介されています。北大のコンピュータには hop とか wine とか malt とか rose とかお酒に関係した名前が多いのね。

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