2006年4月アーカイブ

ワニさん

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エアーズ・ロックで知られるオーストラリア北部準州(ノーザン・テリトリー)の首都ダーウィンの南西 80km のほどのところにある居酒屋の庭で暮らすブルータス君は体長 4.4 メートルほどのイリエワニ。彼は近くで倒木を切っていたバックランドさんのチェーン・ソーの音がよほど気になったのか、6 メートルほど離れた池から飛び出してきてあっという間にチェーン・ソーを奪い取り、木によじ登ってしまったのだとか。チェーン・ソーに噛み付いたブルータス君は立派な歯を数本失うことになったけれど、幸い他に怪我はなく、その後も動かなくなったチェーン・ソーを自分の池に持ち込んでおもちゃにしていたそうです。ネコさんはコロコロ転がるものに飛びつくけれど、チェーン・ソーに飛び掛かるなんてさすがワニさん。

イリエワニは現存する世界最大の爬虫類。saltwater crocodile(塩水のワニ)と呼ばれ、淡水だけでなく海水にも適応できるので海を渡ることができるそうです。大きいものは 7 メートルを超え、人や家畜だけでなく海の中のサメを襲うこともあるのだとか。人喰いワニとして、あるいは高級な鰐皮として、乱獲されて数が減ってしまったんだって。

地震

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13 時 10 分頃、伊豆地方で震度 5 弱の地震。津波の心配はなし。震源は伊豆半島東方沖、深さ 10km、規模は M4.4。山崩れ、がけ崩れなどの土砂災害に注意。余震に注意。

震度 5 弱 熱海市

メラピ山

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インドネシアのジャワ島の中部に位置するメラピ山を陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)が今日の昼頃に撮影した画像が公開されました。メラピ山はまた噴火の兆候がみられるそうです。

メラピ山は過去 500 年の間に大きな噴火を度々繰り返していて、溶岩ドームの崩壊によって生じる熱雲(通り道にあるものを破壊しながら斜面を駆け下りる高温の爆風。火砕流との違いについては下のリンクを参照)による被害が多いことでも知られているそうです。Google Maps の衛星写真にもメラピ山の噴煙が写っています。

「だいち」は同一地域を光学センサと合成開口レーダで同時に観測できるという特徴を持っています。そのほうが効率がよいからですが、別々に観測すると時間差が生じてしまうので活火山のように刻々と変化してゆく地域の観測にも適していると思います(一般的に静止衛星を除く人工衛星は特定の地域の上空に留まることができないので動画の撮影が苦手なのは仕方ありませんね)。

イランの核関連施設

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ISIS(科学・国際安全保障研究所)が商業衛星で撮影したイスファハン(Esfahan)のウラン転換施設、ナタンツ(Natanz)の地下施設およびアラク(Arak)の重水炉建設現場の衛星写真を公開しています。いずれも過去との比較写真が掲載されており、建設が進んでいることがわかります。40MW の重水炉が完全に稼働すると 1 年間に核兵器 2 個分のプルトニウムを製造できるとのことで、IAEA(国際原子力機関)が建設の中止を求めているそうです。

CALIPSO と CloudSat 打ち上げ成功

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日本時間 19 時 02 分、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)の発射台 2(Space Launch Complex 2)で 1 週間前から打ち上げを待っていた雲・エアロゾル観測衛星 CALIPSO と CloudSat を載せた Delta 2 ロケットがやっと打ち上げられました。打ち上げから 62 分 31 秒後に CALIPSO が、同じく 97 分 37 秒後に CloudSat が切り離され、CALIPSO と CloudSat の打ち上げは成功しました。4 月 23 日の日記に書いたように、2 機は地球観測衛星隊 A-Train のメンバーとして高度約 705km の太陽同期極軌道に投入されました。

73P/ シュワスマン・ワハマン第 3 彗星(Comet 73P/Schwassmann-Wachmann 3)が 6 月の近日点通過を前に分裂を繰り返しながら地球へ接近しています。地球に衝突する心配はありませんが、5 月中旬に 0.05~0.07 天文単位(月までの距離の 25~35 倍)まで近付きます。彗星の核が分裂する様子を近くから観察できる機会は滅多にありませんから、各地の天文台などで盛んに観測が行われています。

73P/ シュワスマン・ワハマン第 3 彗星は 1930 年 5 月 2 日にドイツのハンブルグ天文台のアーノルド・シュワスマン(Arnold Schwassmann)とアルノ・ワハマン(Arno Wachmann)によって発見された周期 5.4 年の短周期彗星です。近日点を通過した 1935~1936 年頃は観測条件が悪かったため長い間行方不明になっていました。1979 年 8 月 13 日に一度再発見されましたが再び見失われ、軌道がはっきりしたのは 1990 年以降です。1995 年 9 月にバーストを起こして彗星の核が 4 つに分裂し、その後も分裂を繰り返して現在は 40 個以上の破片に分かれています。彗星が太陽に近付いたとき内部の氷が蒸気となって核を破壊すると考えられていますが、今回の接近でそのプロセスがより詳しくわかるかも知れません。

Java による 73P/ シュワスマン・ワハマン第 3 彗星の軌道シミュレーションと、地球最接近と近日点通過の情報。

-符号と軌道地球最接近 (距離)近日点通過 (近日点距離)
1B5 月 14 日 (0.067AU)6 月 7 日 (0.939AU)
2C5 月 12 日 (0.079AU)6 月 7 日 (0.937AU)
3E5 月 17 日 (0.051AU)6 月 9 日 (0.937AU)
4G5 月 14 日 (0.065AU)6 月 8 日 (0.939AU)
5H5 月 14 日 (0.063AU)6 月 8 日 (0.939AU)
6J5 月 14 日 (0.064AU)6 月 8 日 (0.939AU)
7K5 月 15 日 (0.064AU)6 月 8 日 (0.942AU)
8L5 月 15 日 (0.062AU)6 月 8 日 (0.939AU)
9M5 月 15 日 (0.066AU)6 月 8 日 (0.940AU)
10N5 月 14 日 (0.061AU)6 月 8 日 (0.939AU)
11P5 月 14 日 (0.067AU)6 月 7 日 (0.939AU)
12Q5 月 14 日 (0.070AU)6 月 7 日 (0.940AU)
13R5 月 14 日 (0.064AU)6 月 8 日 (0.939AU)
14S5 月 27 日 (0.049AU)6 月 9 日 (1.013AU)
15T5 月 15 日 (0.056AU)6 月 8 日 (0.939AU)
16U5 月 16 日 (0.055AU)6 月 9 日 (0.939AU)
17V5 月 12 日 (0.053AU)6 月 8 日 (0.912AU)
18W5 月 15 日 (0.060AU)6 月 8 日 (0.939AU)
19X5 月 16 日 (0.061AU)6 月 8 日 (0.939AU)
20Y5 月 10 日 (0.062AU)6 月 7 日 (0.887AU)
21Z5 月 15 日 (0.064AU)6 月 8 日 (0.942AU)
22AA5 月 16 日 (0.057AU)6 月 9 日 (0.940AU)
23AB5 月 15 日 (0.054AU)6 月 9 日 (0.938AU)
24AC5 月 15 日 (0.054AU)6 月 8 日 (0.939AU)
25AD5 月 15 日 (0.059AU)6 月 8 日 (0.941AU)
26AE5 月 14 日 (0.058AU)6 月 8 日 (0.939AU)
27AF5 月 12 日 (0.078AU)6 月 7 日 (0.941AU)
28AG5 月 16 日 (0.055AU)6 月 9 日 (0.939AU)
29AH5 月 16 日 (0.060AU)6 月 8 日 (0.943AU)
30AI5 月 15 日 (0.057AU)6 月 8 日 (0.936AU)
31AJ5 月 15 日 (0.058AU)6 月 8 日 (0.936AU)
32AK5 月 15 日 (0.060AU)6 月 8 日 (0.938AU)
33AL5 月 15 日 (0.061AU)6 月 8 日 (0.937AU)
34AM5 月 13 日 (0.061AU)6 月 8 日 (0.931AU)
35AN5 月 15 日 (0.061AU)6 月 8 日 (0.940AU)
36AO5 月 16 日 (0.055AU)6 月 7 日 (0.947AU)
37AP5 月 12 日 (0.083AU)6 月 6 日 (0.941AU)
38AQ5 月 14 日 (0.066AU)6 月 7 日 (0.940AU)
39AR5 月 12 日 (0.080AU)6 月 6 日 (0.939AU)
40AS5 月 11 日 (0.085AU)6 月 6 日 (0.940AU)
41AT5 月 11 日 (0.089AU)6 月 6 日 (0.939AU)

追記

遥感衛星 1 号打ち上げ成功

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日本時間 7 時 48 分、中国の地球観測衛星「遥感衛星 1 号」(Remote Sensing Satellite-1;リモート・センシング衛星 1 号)が中国山西省の太原衛星発射中心(Taiyuan launch center;タイユアン衛星発射センター)から「長征 4 号乙」ロケット(Long March 4B)で打ち上げられました。衛星は高度 600km の太陽同期軌道に投入され、打ち上げは成功しました。「遥感衛星 1 号」の重量は 2700kg 余りで、中国国内の農作物の生産量の予測や防災などに活用されるそうです。中国は 1996 年 10 月から連続 47 回ロケットの打ち上げに成功しており、中国宇宙事業 50 周年ということで今年から中国の宇宙開発はさらに活発になるそうです。来年 4 月には探査機を月周回軌道に送り込み、2008 年の北京オリンピックの後には「神舟 7 号」(Shenzhou 7)による有人宇宙飛行の中で実践的な宇宙遊泳が計画されています。うまく行けば次は宇宙ステーションの建設に着手するのだとか。

CALIPSO と CloudSat

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今度はデルタ 2 ロケットの技術的な問題のために打ち上げは明日 19 時 02 分以降に延期されました。第 2 段の温度センサーを交換しなければならないかも知れないとのことで、さらに遅れる可能性もありそうです。

ISS 補給フライト 21P

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今日 2 時 41 分、無人のプログレス補給船 ISS Progress 21 が国際宇宙ステーションにドッキングしました。2.5 トンの物資を積んで 25 日 1 時 03 分にバイコヌール宇宙基地を出発した補給船はズヴェズダ(Zvezda)のドッキングポートへ連結されました。

CALIPSO と CloudSat

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天候が悪くてさらに 24 時間延期。明日は 80%大丈夫とか。

EROS B 打ち上げ成功

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日本時間の今日 1 時 46 分、イメージサット・インターナショナル社(ImageSat International N.V.)の地球資源観測衛星 EROS B がシベリアのスボボドゥヌイ宇宙基地(Svobodnyi cosmodrome)からロシアのスタート 1 ロケット(Start-1)で打ち上げられました。16 分後に切り離された衛星は高度 508km の太陽同期軌道へ予定通り投入され、打ち上げは成功しました。イスラエルの IAI 社(Israel Aircraft Industries)が開発した EROS B は地表解像度 70cm(パンクロ)という高解像度を誇り、重量は 290kg と軽量です。寿命は 8~10 年で、2000 年 12 月 5 日に打ち上げられた EROS A1(地表解像度 1.8 メートル)とセットで運用されます。イメージサット社はアメリカとイスラエルの国際合弁会社で、EROS シリーズはスペース・イメージング社(Space Imaging, Inc.)のイコノス(IKONOS)に対抗する商業衛星です。しかし、主要な顧客がイスラエル国防省なので EROS B はイスラエルの偵察衛星という位置づけになり、イランの核開発を監視するために利用されるようです。

スボボドゥヌイ宇宙基地はシベリアのアムール・サハリン地域(Amur-Sakhalin region)にあるロケット発射場です。冬の最低気温は -50℃で夏の最高気温は +37~38℃という寒暖の厳しい土地なのだそうです。

HEEIC(財団法人広島地球環境情報センター)のウェブサイトで EROS A1 の画像を検索できるようです。

CALIPSO と CloudSat

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また SCRUB で 24 時間延期です。今日は風が強すぎたみたい。

ISS 補給フライト 21P

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今日 1 時 03 分、国際宇宙ステーションへ向かう無人のプログレス補給船がバイコヌール宇宙基地を出発しました。

ハッブル宇宙望遠鏡 16 周年

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1990 年 4 月 25 日にハッブル宇宙望遠鏡(HST)がスペースシャトル・ディスカバリーのクルーによって軌道に投入されてから 16 年経ちました。HST は 16 年間で地球を 93,500 周し、2 万 4,000 個の天体を 75 万枚の写真に収め、その情報量は 27 テラバイトにもなるそうです。2005 年 9 月 1 日の日記に書いたように HST は 2005 年 8 月 31 日から延命のためにジャイロスコープ 2 台による運用に切り替えられました。これにより 2008 年の中頃までは観測を続けられると期待されています。スペースシャトルの飛行は 2010 年までに 19 回計画されていてそのうちの 1 回が 2008 年 2 月に予定されている HST 修理ミッション SM4 ですが、これが実行されるかどうかはまだわかりません。

JR 福知山線事故から 1 年

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乗客 106 人と運転手が犠牲になった2005 年 4 月 25 日の JR 福知山線の事故から 1 年。車体が飴のように潰れてマンションに巻きついている無残な光景を私達は忘れてはいけないと思います。

昨日は工事のミスが原因と思われる線路の変形で山手線などが一時普通になっていました。テレビでインタビューに答えていた乗客が車体が一瞬宙に浮いたように感じたと話していて、もしも線路の変形が緩やかにカーブしている区間で起きていたらどうなっていたのか心配になりました。

500 万ビジット御礼

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STUDIO KAMADA のサイト全体(X68000 LIBRARY を除く)の 2000 年 6 月 16 日以降のビジット数が 500 万を越えました。いつもたくさんのアクセスをありがとうございます。次は 600 万を目指します。これからもよろしくお願いいたします。

CALIPSO と CloudSat

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CALIPSO と CloudSat の打ち上げはさらに 24 時間延期されて日本時間の明日 19 時 02 分になりました。

ISS 補給フライト 21P

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日本時間の明日 1 時 03 分、バイコヌール宇宙基地からソユーズロケットで無人のプログレス M-56 補給船が出発します。プログレスの 2.5 トンの積荷には補給物資と実験ペイロードなどが含まれており、ロシアのアクアリウムと呼ばれる科学実験装置には小さな甲殻類の生物が入っているそうです。ISS(国際宇宙ステーション)へのドッキングは木曜日の 2 時 52 分の予定です。ドッキングの様子は NASA TV で中継されます。

CALIPSO と CloudSat

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雲・エアロゾル観測衛星 CALIPSO と CloudSat が打ち上げを待っています。2 日前の金曜日にカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)から Delta 2 ロケットで打ち上げられる予定でしたが、フランスのツールーズにあるバックアップ地上局との通信に問題が生じたため T-48 秒で中止されました。昨日と今日は打ち上げ追跡機のための空中給油機の問題でキャンセルされました。打ち上げは 24 時間延期されて日本時間の明日 19 時 02 分と発表されました。

CloudSat の雲レーダ(cloud-profiling radar)は一般的な気象観測レーダの 1,000 倍敏感とされ、CALIPSO の偏光ライダー装置(polarization lidar instrument)は偏光解消度の違いによって水の粒子とエアロゾルを見分けることができます。2 機は地球観測衛星隊 A-Train のメンバーとして高度約 705km の太陽同期極軌道に投入されます。雲の 3 次元構造を観測することで、雲の中で雨や雪がどのように作られて世界の気候にどのように関わっているかといった十分に解明されていない問題の答えが見つかるかも知れません。

偏光ライダー関連

地球観測衛星隊 A-Train(A 列車)は高度約 705km の太陽同期極軌道に投入される 6 機の地球観測衛星によって構成されます。先頭は後に打ち上げられる NASA の二酸化炭素観測衛星 OCO、同じ地点の上空を 15 分後に通過するのが地球観測衛星 Aqua、その 30 秒後に今日打ち上げられる CloudSat、15 秒後に同じく CALIPSO、60 秒後に CNES(フランス)の地球観測衛星 PARASOL、その 13 分後が末尾の NASA の地球観測衛星 Aura です。現在先頭の Aqua と末尾の Aura の軌道を見ると、Aqua を Aura が追いかけるように飛行していることがわかります。

Google Maps

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Google が Google Local の名称を Google Maps に変更。Google Local と Google Maps が統合されたときに Google Local になったのだけれど、やっぱり Google Maps のほうが親しみやすいよね。

通信衛星 JCSAT-9

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4 月 13 日に打ち上げられた JSAT の通信衛星 JCSAT-9 が静止ドリフト軌道に到達しています。トラッキングデータによると現在東経 130 度付近を東へドリフトしており、静止位置の東経 132 度にはあと数日で到達しそうです。

モンテカルロ法

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今週の「たけしのコマネチ大学数学科」のテーマはモンテカルロ法(Monte Carlo Method)でした。乱数を使ったシミュレーションを何度も繰り返すことで与えられた問題の近似解を求める方法で、なかなか精度が上がらないという欠点がありますが効率的な解法の糸口を見つけるためには有効な手法です。ビュフォンの針の問題(Buffon's Needle Problem)をモンテカルロ法で解くとπ(円周率)の近似値を求めることができるという例が有名ですね。一定の間隔の平行線群を描いた紙の上に一定の長さの針をばら撒くだけでπの値を近似できるというのは占いみたいでちょっと不思議な感じがします。

JavaScript でビュフォンの針の問題を可視化してみました。黄色は線に乗った針、青は線に乗らなかった針です。針の数を多くすると重くなるので注意してください。WinXP 上の IE6、Firefox 1.5.0.2、Opera 8.54 で動作を確認しました。Opera が一番軽いです。

スクラムジェットエンジン

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Space Fighter Now さんから。うーん、微妙でしたか。完成までにはまだ時間がかかるのかな。

HyShot IV の打ち上げ前に撮影された写真。スクラムジェットエンジンの拡大写真かと思ったら・・・。

ASTRA 1KR 打ち上げ成功

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日本時間の今朝 5 時 27 分、SES ASTRA の放送衛星 ASTRA 1KR を載せた Atlas 5 ロケットが Cape Canaveral の Complex 41 から轟音と共に打ち上げられました。ロケットは 108 分 14 秒後(7 時 15 分)に予定通り衛星を切り離し、打ち上げは成功しました。ASTRA 1KR は東経 19.2 度に静止して欧州各国の 1 億世帯に直接テレビ放送を届けます。

ASTRA 1KR 打ち上げ間近

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日本時間の明日 5 時 27 分、Cape Canaveral の Complex 41 から Atlas 5 ロケットで欧州各国の家庭向けのテレビ放送衛星 ASTRA 1KR が打ち上げられます。

ナスカの地上絵

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山形大学の研究チームがナスカ台地に新しい地上絵を発見したそうです。全長 65 メートルの角を持つ生物のような不思議な図形など 100 種類以上。アメリカの商業衛星の画像を解析して発見し、今年 3 月までの現地調査で未発見のものであることを確認したとのこと。衛星写真がきっかけになったということで下に Google Maps と Google Earth でナスカの地上絵付近を表示するハイパーリンクを貼り付けてみましたが、残念ながらナスカ付近の解像度は高くなく、細かいものを含めると 700 個以上あるという地上絵も直線以外の図形はほとんど識別できないようです(地上絵があると思って見ると特徴的な地形が全部地上絵に見えてしまいます)。陸域観測技術衛星「だいち」の画像が公開されたら見えるようになるかな。

余談ですが、Google Maps でも簡単に見つけられる人物像がオーストラリアにあります。高さが 4.2km もあります。誰かがトラクターのような機械を使って GPS を頼りに描いたものだそうです。

Google Earth はここでダウンロードできます。

メモ:Google Earth がインストールされているのに拡張子「kml」のハイパーリンクをクリックしても Google Earth が起動しない場合はブラウザの設定で MIME タイプ「application/vnd.google-earth.kml+xml」拡張子「kml」に Google Earth が関連付けられていないのかも知れません。例えば Opera 8.54 の場合は「ツール」→「設定」→「詳細設定」→「ダウンロード」のところに MIME タイプの一覧がありますから、そこで必要に応じて新しい MIME タイプと拡張子にアプリケーションを関連付けることができます。

追記:GO2PERU.COM からナスカの地上絵の写真とマップ。このマップは観光用なので大雑把な位置関係しかわかりませんが、少しは探しやすくなるかも知れないと思って Google Earth に貼り付けてみました。でもやっぱりわからないや。

JAXA がオーストラリアのクイーンズランド大学に委託して 3 月 30 日に行われたスクラムジェットエンジンの飛行試験はエンジンを加速するために使用した小型ロケットの不具合が原因で失敗していたそうです。実験はロケットの先端にスクラムジェットエンジンを載せてマッハ 8 近くまで加速して 6 秒間燃焼させ燃焼機内の圧力分布を調べるというもので、うまく行けば取得したデータを地上試験の結果と比較することになっていました。しかし、打ち上げ後に分離するはずだったロケットのノーズコーンが分離しておらず、スクラムジェットエンジンが新鮮な空気を取り込める状態になっていなかったようです。実験当日のプレスリリースでロケットの最高到達点の高度が予定よりも約 10%低い 290km 程度だったことがわかりますが、ノーズコーンが分離していなかったという情報がどうして今まで出てこなかったのか気になります。JAXA のスクラムジェットエンジンはマッハ 4 以上で飛行する飛行機や宇宙機のエンジンとして期待されているものなので次はうまくゆくとよいですね。

うみー

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撮影日:今日。ロケ地:大洗(茨城県)。

ひまわり 6 号が復旧

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「ひまわり 6 号」は 21 時から画像の配信を再開したそうです。姿勢制御に不具合が生じた原因は調査中とのこと。

「ひまわり 6 号」は機器の再冷却にとりかかり、今日中に気象観測を再開できる見込みとのこと。

ひまわり 6 号にトラブル発生

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今日 0 時 57 分、運輸多目的衛星「ひまわり 6 号」にトラブルが発生して姿勢が乱れ、気象観測ができなくなったそうです。復旧作業の結果 5 時前に姿勢は回復し、9 時 26 分から機器の電源を再投入して機能の確認が行われています。通信機器の機能が回復したため 11 時から極軌道を周回しているアメリカの気象観測衛星 NOAA の画像を「ひまわり 6 号」経由で配信しているとのこと。なお、「ひまわり 6 号」の後継機として2 月 18 日に打ち上げられた「ひまわり 7 号」はまだ試験段階にあります。

JavaScript で人工衛星の位置を表示するに FORMOSAT-3/COSMIC プロジェクトの GPS 掩蔽観測衛星 6 機をカタログ番号 29047~29052 で仮登録しました。表示される衛星の数は 141 機になりました。先日打ち上げられた JCSAT-9 も既に仮登録してあります。こちらは静止トランスファ軌道から静止軌道への移行が始まっており、近地点高度が上がり始めています。

FORMOSAT-3/COSMIC 衛星打ち上げ成功

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日本時間 10 時 40 分、アメリカの大気科学大学連合(UCAR;University Corporation for Atmospheric Research)と台湾の宇宙計画局(NSPO;National Space Project Office)による FORMOSAT-3/COSMIC(Constellation Observing System for Meteorology, Ionosphere and Climate)プロジェクトの小型衛星 6 機がバンデンバーグ空軍基地から Orbital Sciences 社の Minotaur ロケットで打ち上げられました。FORMOSAT-3/COSMIC プロジェクトは GPS 掩蔽観測ミッションです。高度 700km~800km の軌道を周回する複数の人工衛星で地平線をかすめてくる GPS 衛星の電波を受信することで大気の状態を観測し、その結果を天気予報に活用しようという初めての試みです。1 機あたり 70kg ほどの小さな衛星が世界の気象観測を大きく進歩させるかも知れません。特に気象観測気球の活用が難しい海洋の上空の観測結果が期待されており、台湾は台風の被害が大きいことからプロジェクトに参加しています。

「ゲド戦記」

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スタジオジブリが 7 月公開の宮崎吾朗監督作品「ゲド戦記」の予告編 1 をネット配信中。要 Macromedia Flash Player&ブロードバンド回線(1Mbps 以上)。劇中挿入歌「テルーの唄」を歌う手嶌葵(てしまあおい)さんの歌声が素敵です。映像を見るのも忘れて聴き入ってしまいました。

4 月 9 日の日記に書いた「たけしのコマネチ大学数学科」が始まりました。初回のテーマはフィボナッチ。階段を 1 歩につき 1 段または 2 段昇るとき 15 段の階段の昇り方は全部で何通りあるかという問題を、マス北野ことビートたけしさん、現役東大生チーム、芸人チームがそれぞれの解き方で解くというスタイルで番組が進行して行きました。これから観る人もいると思うので結果がどうなったかは書きませんが、たけしさんは本当に数学が好きなんだということが伝わってきて、自分ももっと勉強しなければという気持ちになりました。この先どんなテーマが飛び出すのか楽しみです。次回は 4 月 20 日深夜 25 時 15 分から。

ESA の金星探査機ビーナス・エクスプレス(Venus Express)の初画像が公開されました。金星の南極の大気に未知の螺旋構造が捉えられており、ビーナス・エクスプレスは初画像から新しい発見をもたらしてくれました。ビーナス・エクスプレスは4 月 11 日の日記に書いた金星周回軌道投入(VOI;Venus Orbit Insertion)で遠金点(南極側)高度 350,000km、近金点(北極側)高度 400km、周期 9 日の楕円軌道に投入されました。今後、金星を 16 周する間に遠金点高度を下げ、5 月 7 日に遠金点高度 66,000km、近金点高度 250km、周期 24 時間の極軌道に到達する予定になっています。

4 月 12 日に紫外・可視光・近赤外スペクトロメータ(VIRTIS;Visible and Infrared Thermal Imaging Spectrometer)を用いて高度 206,452km から撮影された金星の南極地方の擬似彩色画像。解像度は 50km/pixel。左半分は昼側で、主に高度 65km ほどの雲に反射した太陽光が写っています。右半分は夜側で、波長 1.7 ミクロンの IR フィルタによって高度 55km ほどの雲の螺旋構造が薄いところは明るく、厚いところは暗く示されています。

4 月 12 日に金星カメラ(VMC;Venus Monitoring Camera)を用いて撮影された金星の南極地方の紫外線擬似彩色画像。解像度は 150km/pixel。

4 月 12 日に金星カメラ(VMC;Venus Monitoring Camera)を用いて撮影された金星の南極地方の紫外線画像。

JCSAT-9 ミッションギャラリー

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1 月下旬、カリフォルニア州サニーベールにあるロッキード・マーチン社の衛星組立工場で組み立てられた JCSAT-9 がシー・ローンチ社に届いたところ。トレーラーに「OVER SIZE LOAD」(特大貨物)って書いてあります。

Zenit-3SL ロケットの上段の Block DM に収まって組み立て司令船 Sea Launch Commander に積み込まれるところ。上段だけですが下にいる人と比べるとロケットの大きさがわかりやすいです。Zenit-3SL ロケットは直径が 4.2 メートルくらいあります。

Sea Launch Commander の中で組み立てられたロケットが打ち上げプラットフォーム Odyssey に移されるところ。

最終テストのために Odyssey の格納庫から搬出されて垂直に立てられるロケット。長さ 60 メートルのロケットが空気圧で立ち上がります。

Odyssey の出航。北海油田プラットフォームを改造して作られた Odyssey は自力航行できる半潜水型船舶として世界最大級です。

Sea Launch Commander の出航。

打ち上げ 72 時間前。

リフトオフ。大海原をバックに機体に付いた氷を振り落としながら上昇する Zenit-3SL ロケットのクロースアップと、Odyssey から上昇するロケットを Sea Launch Commander から撮影した写真。

JCSAT-9 打ち上げ成功!

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4 月 6 日の日記4 月 8 日の日記に書いたように、日本時間今朝 8 時 30 分、JSAT 株式会社の通信衛星 JCSAT-9(JCSAT-5A)が西経 154 度の赤道上からシー・ローンチ社の Zenit-3SL ロケットによって打ち上げられました。JCSAT-9 は予定された静止トランスファ軌道へ投入され、打ち上げは成功しました。今後東経 132 度の静止軌道へ移行した後、NTT と NTT DoCoMo が運用中の通信衛星 N-STARa の後継機として日本から東南アジア、オセアニア、ハワイまでをカバーする通信衛星として活躍します。

太陽系第 10 惑星候補 Xena

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2 月 2 日の日記で太陽系第 10 惑星候補 2003 UB313(通称 Xena;ゼナ)が冥王星よりも大きいという話を書きました。それは、Xena の反射率がボン大学のチームによって冥王星と同程度であることがわかり、直径が 2860km~3090km に絞り込まれて、2320km の冥王星よりもひとまわり大きいことがわかったというものでした。

昨日、Xena の発見者である Mike Brown 博士は、ハッブル宇宙望遠鏡によって 2005 年 12 月 9 日~10 日に撮影された画像から Xena の直径は 1490mi±60mi(2398km±97km)であると発表しました。ボン大学の結果よりも少し小さくなってしまいましたが、同じハッブル宇宙望遠鏡で測った冥王星の大きさは 1422mi(2288km)であり、冥王星よりも Xena のほうが大きいという結論は変わりません。

面白いのはここからです。サイズが従来の予測よりも小さかったということは、反射率が従来の予測よりもかなり高かったことを意味しています。冥王星の反射率が 60% 程度であるのに対して、Xena の反射率は 86%±7% にも達するそうです。太陽系で Xena を上回る反射率を持つことが知られている天体は反射率 90% 以上を誇る土星の衛星 Enceladus(エンケラドス、エンケラドゥス、エンセラダス)しかありません。スペクトル分析から Xena の表面の主成分はメタンであることがわかっていますが、その予想外に高い反射率を説明するためにはメタンが何億年も経った汚れた氷ではなく新鮮な霜の状態で存在していなければなりません。

3 月 10 日の日記に書いたように Enceladus には間欠泉がありますから、Xena も暖かい内部からメタンを噴出していて、それが外に出た途端に凍って霜になるのかも知れません。しかし、極寒のカイパーベルト天体(KBO)である Xena の内部が暖かいというのは考えにくいことです。内部から噴出したのでなければ、メタンが表面で解けたり凍ったりを繰り返しているということになります。公転周期 560 年の Xena は現在遠日点に近い位置にあり、離心率が大きいので 280 年前には現在よりもだいぶ太陽に近い位置にありました。そのとき Xena の表面はメタンの大気で覆われていて、太陽から遠ざかるにつれて大気が凍り付いたのかも知れません。

昨年 11 月 9 日に地球を出発したビーナス・エクスプレス(VEX;Venus Express)が 153 日間の旅を終えて金星に到着しました。VEX は日本時間 16 時 17 分から 50 分間に渡ってメインエンジンを噴射して金星との相対速度を約 29,000km/h から約 25,000km/h に減らし、予定通り金星の重力場に捉えられ、金星周回軌道投入(VOI;Venus Orbit Insertion)は成功しました。今後 4 週間以内に現在の周期 9 日の仮の楕円軌道から周期 24 時間の極軌道へ移行し、その後 2 金星日(486 地球日)に渡って金星の科学調査を行います。VEX に搭載されている科学機器のデータは数日以内に届き始めるでしょう。

ビーナス・エクスプレス(VEX;Venus Express)の金星周回軌道投入(VOI;Venus Orbit Insertion)は地球から 1 億 2500 万 km、信号のやりとりに往復 13 分以上かかるところで行われています。タイムラインは信号が地球に届く時刻で示されています。

タイムライン

15 時 03 分 方向転換開始。

16 時 17 分 メインエンジン噴射開始。

16 時 45 分 金星の陰に入る。S-band の信号をロスト。

16 時 55 分 金星の陰から出る。

17 時 07 分 メインエンジン噴射終了。

17 時 10 分 経過発表。

18 時 07 分 X-band トランスミッタ、オン。

18 時 11 分 テレメトリ受信。

18 時 30 分 記者会見。

日本時間 15 時 03 分、VEX はブレーキをかけるためにメインエンジンの方向を変える操作を開始しました。

16 時 17 分、メインエンジンの噴射が始まりました。金星との相対速度時速 2 万 9000km で飛行中の VEX はメインエンジンの噴射により速度を 15 パーセント落とすことで金星の引力に捉えられ、周期 9 日の仮の楕円軌道に収まります。メインエンジンを噴射している間、スペインのマドリッド近郊にある NASA の深宇宙ネットワーク(DSN;Deep Space Network)の 70 メートルのアンテナだけが VEX の状態をモニタすることができます。

16 時 45 分、VEX は金星の陰に入りました。

16 時 57 分、金星の陰から出た VEX の信号がとらえられました。

17 時 07 分、50 分間にわたるメインエンジンの噴射が終了しました。

18 時 12 分、自律制御によって高利得アンテナと太陽電池パネルの方向を合わせる操作が完了し、データのダウンリンクが始まりました。VEX の実際の軌道は 19 時 30 分頃までに判明します。

HiRISE ギャラリー

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3 月 11 日に火星周回軌道に投入された MRO(マーズ・リコナイサンス・オービタ)の高解像度撮像装置 HiRISE(High Resolution Imaging Science Experiment)のテスト画像が続々と公開されています。1 ピクセルあたり 2 メートル台という高い解像度の画像は火星の大地が迫ってくるような迫力です。

4 月 13 日からフジテレビで始まる新番組。NHK 教育以外でタイトルに「数学」という言葉が入っている番組は珍しいのでメモ。気になるキャストは戸部ちゃん。オンエアは木曜日の深夜 25 時 15 分~25 時 45 分(初回 4 月 13 日は 25 時 30 分~26 時 00 分)。ノイタミナのあとね。

ISS のクルーが帰還

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昨年 10 月から ISS(国際宇宙ステーション)に滞在していた第 12 次長期滞在クルー 2 人と短期間滞在したブラジル人宇宙飛行士の計 3 人を乗せたソユーズ TMA-7 宇宙船が日本時間の今日 5 時 28 分に ISS から分離し、8 時 48 分にカザフスタン共和国に無事着陸しました。第 12 次長期滞在クルーは 6 ヶ月間で地球を 3000 周以上したことになります。昨年 10 月 1 日に打ち上げられたソユーズ TMA-7 宇宙船は最初に「ピアース」にドッキングした後「ザーリャ」に移動し、さらに3 月 21 日の繋ぎ替えで「ズヴェズダ」に移っていました。第 13 次長期滞在クルーを乗せて3 月 30 日に打ち上げられたソユーズ TMA-8 宇宙船は現在「ザーリャ」にドッキングしており、また次の帰還に用いられます。スペースシャトルの打ち上げ計画の凍結や縮小にともない、ISS のクルーの交代のための有人宇宙飛行はソユーズ TMA 宇宙船が黙々とこなしている感じですね。スペースシャトルの飛行再開テストフライト ULF1.1 は 7 月 1 日以降。

JCSAT-9 の打ち上げ

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4 月 6 日の日記に書いた JCSAT-9(JCSAT-5A)の打ち上げは 1 日延期されて 4 月 13 日(木曜日)の朝になったようです。

昨年 11 月 9 日に地球を出発した ESA の金星探査機ビーナス・エクスプレス(Venus Express)の 5 ヶ月間、4 億 km の旅がもうすぐ終わります。ビーナス・エクスプレスは日本時間 4 月 11 日 16 時 17 分から 50 分間に渡ってメインエンジンを噴射し、金星を周回する長楕円軌道に投入される予定です。3 月 9 日の日記に書いた NASA の火星探査機 MRO(マーズ・リコナイサンス・オービタ)の話で「軌道投入は探査開始へ向けた最後の難関」と書きましたが、ビーナス・エクスプレスのそれ、すなわち金星周回軌道投入(VOI;Venus Orbit Insertion)はさらに過酷です。金星の質量は火星の 7.5 倍もあり、強い重力に逆らいながらブレーキをかけなければなりません。そのために積んでいる 570kg の燃料の大半を軌道投入時に消費してしまうそうです。ビーナス・エクスプレスが無事に周回軌道に投入されて、未だ謎の多い金星について多くの情報をもたらしてくれることを期待しています。

ETS-VIII のアンテナ

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ETS-VIII(技術試験衛星 VIII 型)は移動体通信の実験を行うために JAXA が開発中の技術試験衛星で、H-IIA ロケットで今年度中に打ち上げられる予定になっています。携帯端末の微弱な電波を捉えるために 19 メートル×17 メートルという巨大なアンテナ(LDR)を 2 枚持ち、それらを翅のように広げた姿で東経 146 度の赤道上空に静止します。アンテナは金属の糸(モリブデンに金メッキしたもの)をトリコット編みして作られた六角形の傘を 14 個組み合わせた構造をしており、直径 1 メートル×長さ 4 メートルの円筒形に畳まれた状態で打ち上げられて宇宙空間でゆっくり展開されるそうです。赤外線天文衛星「あかり」と一緒に打ち上げられたソーラーセイルはうまく開きませんでしたが、ETS-VIII はうまくゆくとよいですね。うまく開くかどうかを確認するためのアンテナ展開実験が東芝府中事業所で今日公開されたそうです。雨傘で二人用ってあるけど、これだけ大きかったら何人入れるかな。

今年度の H-IIA ロケットの打ち上げ予定表を見ると ETS-VIII の前後に次期情報収集衛星の文字があります。2003 年 11 月に H-IIA ロケット 6 号機で光学衛星とレーダー衛星を同時に打ち上げようとして両方とも失ってしまったので今回は 2 回に分けて打ち上げるようです。分けるのはよいのですが、ロケットの能力を余らせておくのはなんだかもったいない気がします。情報収集衛星の軌道は一応非公開ということになっているのでピギーバック衛星を積むわけにもいかないのでしょうけれど。

JCSAT-9 の打ち上げ

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日本時間 4 月 12 日 8 時 30 分(来週の水曜日の朝)、JSAT 株式会社の通信衛星 JCSAT-9(JCSAT-5A)が西経 154 度(ハワイの南)の赤道上からシー・ローンチ社の Zenit-3SL ロケットによって打ち上げられます。JCSAT-9 はロッキード・マーティン製の衛星バス A2100AX に C バンド(国際通信用)×20 本、Ku バンド(SKY PerfecTV! などの CS デジタル放送など、1 本あたり 6~10 チャンネル)×20 本、S バンド(移動体通信用)×1 本の中継器を搭載しており、重量は 4401kg。近地点高度 1685km の静止トランスファ軌道に投入された後、NTT と NTT DoCoMo が運用中の通信衛星 N-STARa の後継機として東経 132 度の赤道上空約 35780km に静止し、日本から東南アジア、オセアニア、ハワイまでをカバーする通信衛星になります。打ち上げプラットフォーム Odessey は先月末に母港ロング・ビーチを出発しました。射点へ向けて大海原を進む Odyssey の現在の様子をウェブカメラで見ることができます。また、当日は打ち上げのライブ中継が行われるそうです。

正 12 面体のそれぞれの面を 5 分割して作った 60 面体です。画像は昨日と同じ NASA Earth Observatory から。今回は多面体の座標を固定してカメラのほうを動かしています。ドラッグの左右の動きがカメラの経度、上下の動きがカメラの緯度に対応しています。カメラの緯度の範囲が南北それぞれ 90 度までに制限されているので地球が逆さまになってしまうことはありません。

正 20 面体に NASA Earth Observatory の地球の画像を貼り付けてみました。

ポリゴン正多面体の話

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Nibbles さん から。昨日の正多面体は 2 個同時に回せないようにしたつもりだったのですが、ウインドウを 2 つ開くことは想定していませんでした。P4 5GHz で CPU 使用率 95%って重すぎですね。Hyper-Threading でないマシンで 2 つ開いたらどうなることやら。

正 20 面体よりも正 12 面体のほうが重くなってしまうのは単純にパーツの数が多いからです。1 個の五角形を表現するために三角形のパーツを 3 個繋ぎ合わせているので、正 12 面体に必要なパーツの数は 36 個です(実際には見えていない面は表示していません)。一方、正 20 面体のほうはパーツが 20 個で済みます(同上)。描画の負荷と比べれば演算の負荷はたいしたことはないと思います。

三角形のパーツを 1 個表示するために使っているオブジェクトは真っ白い直角二等辺三角形の画像 1 枚です。3 点 (0,0),(1,0),(0,1) を結ぶ直角二等辺三角形は行列 [[x1, x2], [y1, y2]] によって 3 点 (0,0),(x1,y1),(x2,y2) を結ぶ三角形に変換できます。この変換を Matrix で行ってから位置を合わせ、さらに Light で色と明るさを調節しています。

追記 昨日より軽くなった のはこっそり改良したのが効いたのかも。

12 月 22 日の日記でワイヤーフレームの正多面体を回転させましたが、今回は面が塗り潰されている正多面体を回転させる実験です。遅いマシンでは激しく重いかも知れません。Matrix と Light を使っているので IE でなければ動作しません。Opera や Firefox にも Matrix と Light を実装して欲しいよぅ。

多面体をマウスでドラッグすると回転します。ダブルクリックで自転モードを ON/OFF できます。立方体と正 12 面体に斜めのすじが入るのは Matrix の誤差が原因です。これを消すには三角形を膨張させて隙間を詰める必要がありそうです。

正 4 面体

正 6 面体(立方体)

正 8 面体

正 12 面体

正 20 面体

Matrix を使って三角形を回す実験。IE のみ。

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