2006年5月アーカイブ

小惑星探査機「はやぶさ」

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小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン 2 基の起動試験が成功したそうです。加速は良好とのこと。3 月 7 日以降の他の機器の回復状況も気になりますが、地球帰還に必要なイオンエンジン 2 基が動いたことは帰還への大きな一歩だと思います。順調に進めば 2007 年春に帰還軌道に乗り、2010 年 6 月頃に地球に帰還します。

mpz_set_d

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手元の GGNFS-0.77.1-20060513 の sqrt が segmentation fault で落ちてしまうことがあるのは GMP 4.2.1 の mpz_set_d が原因らしい。mpz_set_d(rop, 2.3283064365386963e-10) は問題ないのに mpz_set_d(rop, 2.328306436538696e-10) がエラーになるのはうちだけかしら。

test.c
#include <stdio.h>
#include <gmp.h>
int main() {
  union {
    double d;
    unsigned char c[8];
  } x;
  mpz_t a;
  mpz_init(a);
  printf("gmp_version = %s\n", gmp_version);
  x.d = 2.3283064365386963e-10;  //x.d == 2^-32
  printf("x.d = %.17g\n", x.d);
  printf("x.c = %02x %02x %02x %02x %02x %02x %02x %02x\n",
         x.c[0], x.c[1], x.c[2], x.c[3], x.c[4], x.c[5], x.c[6], x.c[7]);
  mpz_set_d(a, x.d);
  printf("ok\n");
  x.d = 2.328306436538696e-10;  //x.d < 2^-32
  printf("x.d = %.17g\n", x.d);
  printf("x.c = %02x %02x %02x %02x %02x %02x %02x %02x\n",
         x.c[0], x.c[1], x.c[2], x.c[3], x.c[4], x.c[5], x.c[6], x.c[7]);
  mpz_set_d(a, x.d);
  printf("ok\n");
  return 0;
}
結果
~/factorize/ggnfs6/10009_114a> gcc -Wall -o test test.c -lgmp
~/factorize/ggnfs6/10009_114a> ./test
gmp_version = 4.2.1
x.d = 2.3283064365386963e-10
x.c = 00 00 00 00 00 00 f0 3d
ok
x.d = 2.328306436538696e-10
x.c = ff ff ff ff ff ff ef 3d
      5 [main] test 3764 _cygtls::handle_exceptions: Error while dumping state (
probably corrupted stack)
Segmentation fault (core dumped)

岡田眞澄さん死去

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ご冥福をお祈りします。

素因数分解

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10n+3 = 100...003 と10n+9 = 100...009 の素因数分解表を n=200 まで伸ばしました。10n-9 = 99...991 と10n-3 = 99...997 と同様に Wojciech Florek さんの Numbers b^n +/- (b-1) と情報を交換しながら更新します。

USGS は地震の規模を M6.2 から M6.3 に修正しました。日曜日の夜の時点で公式に発表されている犠牲者の数は 4611 人。負傷者はおよそ 2 万人、家を失った人はおよそ 10 万人にも上るそうです。

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)が今日 11 時 40 分頃にジャワ島中部地震の被災地を撮影した画像が公開されています。救援活動を支援するためならば日曜日など関係ないことはもちろんですが、期待された通りの素晴らしい機動力だと思います。

情報収集衛星(IGS 1A、IGS 1B)も大規模災害への対応が目的の 1 つに掲げられています。しかし、衆議院のサイトで公開されている第 163 回国会(昨秋なので「だいち」打ち上げ前)の「情報収集衛星の運用実態に関する質問」に対する内閣総理大臣の答弁書には「安全保障とともに大規模災害への対応においても有効に活用しているところであるが、その具体的な活用状況については、情報収集活動の性格上お答えを差し控えたい。」と書かれていて、実際にどのように役に立っているのかやっぱりさっぱりわかりません。

Satmex 6、Thaicom 5 打ち上げ成功

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日本時間の今日 6 時 09 分、メキシコの通信衛星 Satmex 6 とタイの通信衛星 Thaicom 5 を載せた Ariane 5 ロケットが仏領ギアナから打ち上げられました。27 分 2 秒後に Satmex 6、32 分 17 秒後に Thaicom 5 が切り離され、2 機の衛星は予定された静止トランスファ軌道へ投入されて打ち上げは成功しました。今回で Ariane 5 ロケットによる 27 回目、連続 13 回目の成功となり、一度に合計 8.2 トンの衛星を打ち上げたのは Ariane 5 ロケットの打ち上げ重量の新記録とのことです。

日本時間の昨日 3 時 50 分、ロシアの地震研究衛星 COMPASS 2(Complex Orbital Magneto-Plasma Autonomous Small Satellite 2)がロシア海軍の潜水艦から Shtil 1 ロケットで打ち上げられました。COMPASS 2 は重量 80kg の小型衛星です。ロシア、ポーランド、スウェーデン、ハンガリー、ウクライナの研究者が開発した 5 台の科学機器を搭載しており、地殻、大気圏、電離層、磁気圏の観測データを集めて地震の研究に役立てられます。

大きな地震が差し迫ると震源の上空で異常な電磁気現象が発生することがあるらしく、1979 年に打ち上げられた磁気圏観測衛星 Interkosmos-19(Intercosmos-19)は地震発生の数時間前に震源を中心とする広い範囲で異常な低周波ノイズを捉えました。詳しいメカニズムは解明されていませんが、統計的に信頼できる現象であれば地震予知に役立つ可能性があります。

天気予報があるのだから地震予報があってもよいと思います。しかし、天気予報は「外れる日もある」というレベルに達しているのに対して、現在の観測体制で地震予報を出してもきっと「たまに当たることもある」というレベルになってしまうことでしょう。地殻から磁気圏までの状態を地球規模で観測したデータを統合して蓄積してゆけば、そのうち「よく当たる地震予報」ができるようになるのではないかと期待しています。

2001 年 12 月に打ち上げられた COMPASS は 2002 年 10 月から 2003 年 5 月の間に捉えた 47 件の事象のうち 44 件が地震のデータと合致したそうです。今回打ち上げられた COMPASS 2 に続いて COMPASS 3 も今年中に打ち上げられる予定になっています。

1995 年に起きた阪神・淡路大震災をきっかけに設立された文部科学省地震調査研究推進本部(設立時は総理府~)がまとめている地震観測施設一覧を見ると、地震計や歪計などの直接的な観測施設だけでなく、岩石が破壊されるときに放出される微弱な電磁波を捉えることができる地球電磁気観測施設が日本国内に 77 箇所設置されていることがわかります。人間が作り出す膨大な量のノイズの中から岩石のささやきだけを拾い出すのは難しそうですが、効果的に活用されるとよいと思います。

3884 桁の双子素数が見つかった

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144...447 の形の 3884 桁の数 (13·103883+23)/9 と 144...449 の形の 3884 桁の数 (13·103883+41)/9 が双子素数であることが Tyler Cadigan さんによって確認されました。これらが双子素数らしいということは2004 年 12 月 17 日の日記に書きましたが、効率よく証明できる形の数ではないため私は手をつけていませんでした。「この桁数だったら ECPP を使えば証明できるかも」と書いた通り、Tyler Cadigan さんは ECPP(楕円曲線法)を用いる PRIMO によって証明に成功されました。所要時間は 2 つ合わせて 61 日でした。

これを書いている時点で死亡 2711 人、重傷 1700 人、軽傷 872 人。まだ増えそう。インドネシアは隣国マレーシアに救援を求め、マレーシアの救援チーム 56 人がジョクジャカルタに向けて今夜出発するとのこと。世界遺産の遺跡の被害も気になるけれど、被災した人々が必要としていること以外は後回しでよいと思う。

Satmex 6 と Thaicom 5 の打ち上げ

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メキシコの通信衛星 Satmex 6 とタイの通信衛星 Thaicom 5 が日本時間の明日 6 時 09 分に仏領ギアナから Ariane 5 ロケットで打ち上げられます。

BBC によると少なくとも 1325 人が死亡。USGS によると日本時間の 12 時 10 分と 13 時 21 分に M4.8 と M4.5 の余震が発生しています。

ジャカルタポストによると少なくとも 211 人が死亡。地震の原因はメラピ山の火山活動ではないものの、結果的にこの地震がメラピ山の火山活動を活発化させてしまったようです。しかし、メラピ山の危険地域の住民は既にほとんど避難していたため、地震後の火山活動による負傷者は報告されていないとのこと。

ジャワ島付近で M6.2 の地震

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日本時間今朝 7 時 54 分頃、インドネシアのジャワ島の南沖(ジョクジャカルタの南西 25km の海底)で M6.2 の地震があり、ロイターは少なくとも 15 人が死亡、数百人が負傷と伝えています。津波は発生していないようです。また、この地震は地殻変動によるもので、メラピ山の火山活動(4 月 29 日の日記を参照)とは関係ないそうです。

セキュリティ関連

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eEye がシマンテックの企業向けセキュリティ製品「Symantec Antivirus 10.x」と「Symantec Client Security 3.x」にユーザの介在なく悪意のあるコードをシステムレベルで実行させられる深刻なセキュリティホールがあることを発見し、AP 通信のために攻撃を実演して見せたそうです。これを書いている時点で Symantec はこの脆弱性を unverified としています。個人向けの Norton(ノートン)は影響を受けないようです。

GOES-N 打ち上げ成功

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日本時間今朝 7 時 11 分、NASA と NOAA の静止実用環境衛星 GOES(Geostationary Operational Environmental Satellite)シリーズの最新機 GOES-N(GOES-13)がケープカナベラル空軍基地の LC-37 から Delta IV ロケットで打ち上げられました。衛星は 4 時間 21 分 35 秒後にロケットから切り離され、静止トランスファ軌道に投入されました。GOES-N は GOES シリーズの次世代機の 1 番目で、姿勢制御システム、観測機器共に従来機よりも強化されています。2005 年 8 月に打ち上げられる予定でしたが Delta IV ロケットの FTS(Flight Termination System)のバッテリの故障などのために延期されていました。

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)が初期機能確認段階を終了して初期校正運用段階に移行したそうです。これまでに公開された「だいち」の画像を手元の Google Earth に貼り付けて遊んでいるのですが、縦方向が 1024 ピクセルを超える画像を貼り付けようとすると真っ白になってしまうみたい。

GOES-N 打ち上げ間近

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日本時間の明日 7 時 11 分、NASA と NOAA の地球観測衛星 GOES シリーズの最新機 GOES-N がケープカナベラル空軍基地の LC-37 から Delta 4 ロケットで打ち上げられます。

深宇宙の万華鏡

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100 億光年の彼方にある銀河の中心で輝く 1 つのクエーサーの光が 70 億光年の彼方にある銀河団 SDSS J1004+4112 による重力レンズ効果で 5 つあるように見える現象が HST(ハッブル宇宙望遠鏡)によって捉えられました。重力レンズの効果を発揮している天体はいくつも発見されていますが、1 つの天体を 5 つあるように見せている重力レンズは他に見つかっていないそうです。HST の画像にはクエーサーだけでなく重力レンズによって円弧の形に引き伸ばされたように見えるものも含めて 120 億光年までの数多くの銀河がひしめいており、まるで万華鏡を見ているかのような不思議な感じがします。

小惑星 2004 VD17

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小惑星 2004 VD17 のトリノスケールが 2 から 1 へダウン。パレルモスケールは -0.43 から -1.03 へ。衝突確率は 1/1960 から 1/7690(1.3e-4)へ。

あかりちゃん観測開始

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2 月 22 日に M-V ロケット 8 号機で打ち上げられた赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)の本観測が始まり、初観測画像の一部が公開されました。プレスリリースでは反射星雲 IC4954 の観測結果が IRAS(Infrared Astronomical Satellite)と比較されており、全天をくまなく観測する赤外線望遠鏡としては従来よりも圧倒的に高い解像度で観測が始まったことがよくわかります。アメリカ、イギリス、オランダが 1983 年に IRAS を打ち上げて宇宙の赤外線地図を作りましたが、IRAS よりも高解像度かつ高感度の「あかり」はこの地図を 20 年振りに更新します。「あかり」によって作られるカタログには 1000 万個におよぶ赤外線天体が含まれることが期待されているそうです。

宇宙から届く赤外線の大部分は地球の大気に遮られて地上で観測することができません。現在本格的な赤外線観測を行っている宇宙望遠鏡は「あかり」のほかに 2003 年に打ち上げられた SST(スピッツァー宇宙望遠鏡)があります。「あかり」は地球を周回する太陽同期軌道で地球が真後ろ、太陽が真横になるように姿勢を制御することで地球と太陽という 2 つの大きな熱源を避け、1 年かけて全天をくまなく観測します(2 月 22 日の日記を参照)。SST は地球から 0.1 天文単位離れて地球を追い掛けるように太陽を周回することで地球の熱を避け、太陽の方向から 80 度~120 度の範囲(全天の 35 パーセント)にある狙った天体を詳しく観測します。下限の 80 度は太陽の熱を避けるためで、上限の 120 度は太陽電池パネルの制約です。今後は対照的な 2 機の観測による相乗効果も生まれてくるのでしょう。

IRAS 関連

SST 関連

小惑星 2004 VD17

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小惑星 2004 VD17 は今年の 2 月末にトリノスケール 2 に格上げされた要注意天体です。大きさは 580 メートル前後(誤差大)と推測されています。地球近傍天体を自動的に監視している JPL Sentry System は 2102 年 5 月 4 日に 2004 VD17 が地球に衝突する確率が 1/1960 であると算出しています。パレルモスケールは -0.43 で、同じサイズの小惑星が同じ日までに地球に衝突する潜在的な脅威の 37 パーセントに匹敵します。まだ光学観測しか行われておらず、今後レーダー観測が行われるまではトリノスケール 2 のままかもしれません。

スペースシャトルの移動

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CT(クローラー・トランスポーター)が移動式発射プラットフォームをスペースシャトルごと持ち上げて VAB(シャトル組み立て棟)から発射台 39B まで運ぶ様子が KSC(ケネディ宇宙センター)のギャラリーで公開されています。KSC の敷地は広大なサンクチュアリになっており、ワニさんとスペースシャトルの共演など面白い写真もあります。

KSC には CT が 2 台あり、面白いことに Google Maps の衛星写真に 2 台とも写っています。幅 40 メートル、長さ 35 メートルもある巨大な車です。

スペースシャトルの組み立て

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VAB(シャトル組み立て棟)で組み立てられたスペースシャトル・ディスカバリーの様子が KSC(ケネディ宇宙センター)のギャラリーで公開されています。日本時間の明日未明にロールアウト。組み立て作業中は「床」として働いていた巨大な移動式発射プラットフォームがいよいよ動き出します。スペースシャトルを乗せたプラットフォームは 6.8km 先の発射台まで 8 時間かけてゆっくり移動します。

小惑星 2004 XP14

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7 月 3 日に小惑星 2004 XP14 が地球から 0.0029 天文単位(43 万 km、月までの距離の 1.1 倍)のところを通過する予定。大きさは 600±200 メートルくらい。100 メートル未満の小惑星が月よりも近い距離まで接近することはときどきありますが、500 メートル以上あるかも知れない小惑星が月に近い距離まで接近するのは珍しいかも。

通信衛星を利用する遠隔医療

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5 月 9 日の日記に書いた JSAT と旭川医科大学による通信衛星を利用する遠隔医療の実験の 1 回目が 5 月 12 日行われ、無事成功したそうです。

KRAMDne.SYS v1.00+03(続き)

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KRAMDne.SYS が更新されるまでの繋ぎとして KRAMDne.SYS v1.00+03 を逆アセンブルして5 月 4 日の日記の KRAMD.SYS v1.00→v1.01 の修正を加えただけのものを勝手に転がしておきます。ドキュメントは書いていません。Nereid 添付ディスク に KRAMDne.SYS の説明があります。

KRAMDne10103temp.LZH

060turboX

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ラキッ!さん から。今月末前後に X68000 PRO 用 060turboX の開発版試作基板発注の見込みとのことであります。横置きの PRO/PROII は拡張スロットが 4 つ付いていて拡張性が高いことが特徴でしたが、ツインタワーでないため MPU アクセラレータの基板を共通にできなかったり、回路部品が違うのでバスのタイミングが合わなかったり、電源容量が足りなかったりと、いろいろな理由で「この製品は PRO と PROII には対応しておりません」と言われてがっかりしたユーザも多かったことでしょう。世に出た X680x0 シリーズの中で最も不遇だった X68000 PRO/PROII が時の河を越えて X680x0 史上最強になる日は近そうです。

連鎖クレーター

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シュワスマン・ワハマン第 3 彗星の破片が続々と地球との最接近ポイントを通過しています。この彗星は最も地球に近付いたときでも月までの距離の 20~35 倍くらい離れているので地球に衝突する心配はありませんが、このように分裂した彗星の破片が惑星に衝突すると、地表にはいくつものクレーターが鎖のように連なった連鎖クレーターが形成されることがあります。月のデービー・クレーターの底にはガトリング砲で撃たれたかのように綺麗に整列した 23 個の小クレーターから成るデービー連鎖クレーター(Davy Crater Chain)があります。木星の衛星ガニメデにあるエンキ・カテナ(Enki Catena;エンキ連鎖クレーター)は木星の強い重力によって引き裂かれた彗星の破片が 13 個衝突してできたそうです。地球は表面の 7 割が海で、陸に刻まれた衝突クレーターも風雨にさらされ、砂に埋もれ、氷河に削られてしまいます。そのため地球には原形をとどめている衝突クレーター自体が少なく、月やガニメデのように 10 個以上ものクレーターが連なった連鎖クレーターは見つかっていません。しかし、アフリカのチャドの砂漠地帯で古くから知られているアオルンガ衝突クレーター(Aorounga Impact Crater)の隣には大部分が砂に埋まったクレーターが 2 つあり、4 億年ほど前にできた連鎖クレーターである可能性が高いそうです。Google Earth や Google Maps でこの 3 つのクレーターのラインを辿ってゆくと 200km ほど離れたリビアとの国境近くにさらに 2 つのクレーターがあることがわかります。こちらはできた年代が違う可能性があるとのことですが、連鎖の続きである可能性も排除できないそうです。

スペースシャトル

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スペースシャトル・ディスカバリーが OTS(オービタ輸送車)に乗って OPF(オービタ整備施設)から VAB(シャトル組み立て棟)へ移動する様子が KSC のギャラリーで公開されています。ディスカバリーは VAB の中で垂直に立てられるので、7 月の打ち上げの前に屋外で船首付近がよく見えるのはこれが最後でしょう。ディスカバリーは全長 37.24 メートル、全幅 23.79 メートル、重量 100 トン以上。ディスカバリーは 1984 年の初飛行から数えて今回が 32 回目のフライトになります。OTS は全長 32.46 メートル、全幅 6.10 メートル、旋回半径 20 メートル、車輪の数は 76 個、オービタを乗せたときの最高速度は 8km/h。OTS は OPF と VAB の間のオービタの移動にいつも利用されています。

お帰りなさいませ

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しまけんさん から。ミアカフェ という秋葉原にあるメイド喫茶で 2007 年 3 月 26 日~29 日に「X68000」ウィーク in ミアカフェ、2008 年 3 月 24 日~27 日に「X68000 ACE」ウィーク in ミアカフェという定例公式イベントが企画されているそうです。「あの X68 がミアカフェに帰ってきます」(ミアカフェイベントページ)って、帰るところが間違っているような気がしないでもありませんが、最近流行のお店(?)が X68 ユーザが集まるきっかけと場所を用意してくれるというのですから素直に喜んでしまいましょう。

スペースシャトル

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スペースシャトル・ディスカバリーがトランスポーターに乗せられて VAB(シャトル組み立て棟)へ向けて移動します。7 月の打ち上げに向けて準備が最終段階に近付いています。

小惑星「ひびき」

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火星の外側の軌道を回る周期 3.8 年の小惑星 11494(1988 VM9)が Hibiki(ひびき)と命名されました。この名前はあらかじめ 3 つに絞られた候補の中から昨年の宇宙の日(9 月 12 日)に北九州市で開かれたイベントで子供たちの拍手によって選ばれたもので、北九州市の沖に広がる「響灘(ひびきなだ)」にちなむそうです。「響灘」は地元の子供たちにとても馴染みのある名前なのだと思いますが、それだけではなくて当時放映中だった東映の特撮テレビドラマ「仮面ライダー響鬼(ひびき)」の効果もあったのかも知れませんね。ちなみに小惑星「仮面ライダー」は実在します(12796 Kamenrider、2003 年 6 月 23 日の日記を参照)。

ひまわり 7 号の初画像

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2 月 18 日に H-IIA ロケット 9 号機で打ち上げられた運輸多目的衛星「ひまわり 7 号」(MTSAT-2)が今日 11 時に撮影した初画像(全チャンネルの全球画像)が公開されました。2750×2750 ピクセルのでっかい画像が 5 枚、png 形式で公開されています。「ひまわり 7 号」はこれまでの機能試験で気象通信系のバックアップ系の一部に動作不良が見つかったそうですが、運用には支障はない見込みとのこと。夏頃に待機運用に入るそうです。4 月 17 日に発生した「ひまわり 6 号」のトラブルには間に合いませんでしたが、もしもあのようなことが再び起きてしまったときは「ひまわり 7 号」がしっかりバックアップできるとよいと思います。

Internet Explorer 7 Beta 2 の日本語版が公開されています。3 月 30 日の日記に書いた Beta 2 Preview と同じく、DXImageTransform.Microsoft.Light がエラーになってしまうようです。

4 月 11 日に金星を周回する周期 9 日の楕円軌道へ投入されたビーナス・エクスプレス(VEX;Venus Express)が周期 24 時間の最終軌道へ到達しました。今後 VEX に搭載された観測機器の電源が順次投入されてチェックが行われ、6 月 4 日から本格的な科学観測が始まります。

通信衛星を利用する遠隔医療

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JSAT と旭川医科大学が共同で通信衛星を利用する遠隔医療の実験を今月 12 日から始めるそうです。私は自宅から主治医の先生がいる病院まで徒歩 5 分という好条件に恵まれているのですが、離島や冬に深い雪に覆われる地域では病院に通うだけで大変な苦労をしている人も少なくないと思います。光ファイバーや ADSL を用いる遠隔医療は既に実用化されていますが、地上回線が整備されていない地域や整備されていても接続が不安定で運用に支障がある地域のために衛星回線を利用する遠隔診療の普及が期待されています。今回は市立稚内病院と利尻島国保中央病院から JSAT 横浜衛星管理センターまでを通信衛星 JCSAT を経由する衛星回線で、センターから旭川医科大学付属病院までを光回線で結び、眼科から始めて診療科目を拡大してゆくそうです。衛星回線を利用する遠隔医療のシステムが全国規模で展開されるようになるとよいと思います。

三峡ダム

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1993 年から中国の長江に建設が始まった三峡ダムは堤体の長さが 2.3km、ダム湖の長さは 570km にもなるそうです。水没する地域から強制的に移転させられる住民の数は約 110 万人に上り、既に 95 万人以上が移転を完了しているとのこと(日本の都道府県の人口と比較してみると山梨県が約 88 万人、香川県が約 102 万人、和歌山県が 105 万人、富山県が 119 万人くらいです)。今年も重慶区域から 8 万人が移転するそうです。完成は 2009 年の予定。

崩壊が進む 73P/ シュワスマン・ワハマン第 3 彗星は本体と破片を合わせて現在 64 個。63 番目の破片は 73P/Schwassmann-Wachmann 3-BP。これらの破片が今週から来週にかけて月までの距離の 20~35 倍程度のところを通過するので地球近傍天体のリストがにぎやかになっています。

KRAMDne.SYS v1.00+03(続き)

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Human68k は BPB テーブルで設定されたルートディレクトリのエントリ数の端数を無視してセクタの末尾まで使おうとすると書きましたが、純正の RAMDISK.SYS の BPB テーブルが端数を持っているのにそれを無視するというのはやはり不自然なのでバージョンを遡って確認してみたところ、そのような挙動をするようになったのは Human68k version 2.0 からでした。Human68k version 1.0 は BPB テーブルに従うので RAMDISK.SYS ならば 93 個目(初期化した直後はボリューム名で 1 個消費しているので 92 個目)のエントリは作れません。Human68k version 2.0 から空きエントリの検索中に 1 エントリ毎に行っていたディレクトリフルのチェックが省かれて、ルートディレクトリならばデータ領域にぶつかったとき、その他はディスクフルでディレクトリを伸ばせなくなったときだけエラーが返るようになりました。その結果、同じ RAMDISK.SYS で 96 個のエントリが作れてしまうようになりましたが、RAMDISK.SYS の BPB テーブルは変更されませんでした(RAMDISK.SYS の v1.00 と v1.01 の違いは組み込み時の空き領域のサイズの下限が変更されただけ)。Human68k は空きエントリの検索をシーケンシャルに行うため、1 個のディレクトリに多数のエントリがあると検索に時間がかかります。1 エントリ毎にディレクトリフルを確認することをやめたのはおそらく高速化のためでしょう。なお、Human68k version 2.15 からは条件が合えば前回空きエントリを見つけたセクタから検索を開始することで検索にかかる時間が短縮されています。

GMP 4.2.1 / GMP-ECM 6.1

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今月に入ってから多倍長計算ライブラリの GMP 4.2.1 と楕円曲線法などを使って素因数分解を行う GMP-ECM 6.1 が相次いで公開されました。GMP は Cygwin のパッケージにもありますが自分でコンパイルしたほうが自分の PC に合った最適化が行われるので計算が速くなるでしょう。レッツトライ。

KRAMD.SYS version 1.01

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KRAMD.SYS について上記の箇所と2005 年 12 月 14 日に修正した 060turbo.sys の不具合と同様の「容量に 4095KB を指定すると 1KB 無駄になる不具合」を併せて修正した KRAMD.SYS version 1.01 を作りました。動作確認と KRAMDne.SYS の更新をお願いします。

なお、ルートディレクトリの最大個数は 92 個のまま(すなわち 96 個が上限)になっています。ルートディレクトリは固定領域なのであまり大きくすると無駄になりますが、Nereid のバンクメモリは 16MB あるので KRAMDne.SYS ではもう少し増やしてもよいかも知れません。いずれにしても多数のファイルを書き込むときはディレクトリを掘ってその中に入れましょう。

ソースコードの変更箇所

>diff -C2 KRAMD100.S KRAMD101.S
*** KRAMD100.S  Sun Nov 10 12:00:00 1996
--- KRAMD101.S  Thu May  4 11:24:08 2006
***************
*** 1,5 ****
  ;----------------------------------------------------------------
  ;
! ;     KRAMD version 1.00         1996 by M.Kamada
  ;
  ;----------------------------------------------------------------
--- 1,5 ----
  ;----------------------------------------------------------------
  ;
! ;     KRAMD version 1.01         1996,2006 by M.Kamada
  ;
  ;----------------------------------------------------------------
***************
*** 399,414 ****
  ;----------------------------------------------------------------
  ;1個のFAT領域に使用するセクタ数を求める
!       move.l  d1,d3
!       move.l  d3,d0
!       add.l   d0,d0
!       cmp.w   #$0FF7,d3               ;1.5バイトFATと2バイトFATの境目
!       bcs     @f
        move.l  d0,d3
! @@:   add.l   d0,d3
!       lsl.l   #5,d3
!       add.l   #$0000FFFF,d3
!       swap.w  d3
!       move.b  d3,bpbTable+11          ;1個のFAT領域に使用するセクタ数
  ;<d3.l:1個のFAT領域に使用するセクタ数
  ;----------------------------------------------------------------
  ;初期化
--- 399,436 ----
  ;----------------------------------------------------------------
  ;1個のFAT領域に使用するセクタ数を求める
!       move.l  d1,d0
!       sub.l   #(ROOT_ENTRY+31)>>5,d0
! ;<d0.l:データ領域のセクタ数の上限
!       moveq.l #1,d3
!       moveq.l #0,d4
!       bra     2f
! 1:    add.l   d3,d3                   ;1クラスタあたりのセクタ数
!       addq.l  #1,d4                   ;1クラスタあたりのセクタ数のシフトカウント
!       lsr.l   #1,d0
! 2:    cmp.l   #$0000FFF0,d0
!       bhi     1b
!       addq.l  #2,d0
! ;<d0.l:データ領域のクラスタ数の上限+2
! ;<d3.l:1クラスタあたりのセクタ数
! ;<d4.l:1クラスタあたりのセクタ数のシフトカウント
!       move.b  d3,bpbTable+2           ;1クラスタあたりのセクタ数
        move.l  d0,d3
!       add.l   d3,d3
!       cmp.l   #$00000FF7,d0
!       bcc     @f
!       lsr.l   #2,d3
!       addx.l  d0,d3
! @@:   add.l   #$000003FF,d3
!       lsr.l   #8,d3
!       lsr.l   #2,d3
  ;<d3.l:1個のFAT領域に使用するセクタ数
+       move.b  d3,bpbTable+11          ;1個のFAT領域に使用するセクタ数
+       move.l  d1,d5                   ;全領域のセクタ数
+       sub.l   #(ROOT_ENTRY+31)>>5,d5
+       sub.l   d3,d5
+ ;<d5.l:データ領域のセクタ数
+       lsr.l   d4,d5
+       addq.l  #2,d5
+ ;<d5.l:データ領域のクラスタ数+2
  ;----------------------------------------------------------------
  ;初期化
***************
*** 429,438 ****
  @@:   clr.l   (a0)+                   ;FATを初期化
        dbra    d0,@b
!       move.w  #ROOT_ENTRY*32/4-1,d0
  @@:   clr.l   (a0)+                   ;ルートディレクトリを初期化
        dbra    d0,@b
        moveq.l #$F9,d0
        ror.l   #8,d0
!       cmp.w   #$0FF7,d1
        bcc     @f
        clr.b   d0
--- 451,460 ----
  @@:   clr.l   (a0)+                   ;FATを初期化
        dbra    d0,@b
!       move.w  #(ROOT_ENTRY+31&-32)*32/4-1,d0
  @@:   clr.l   (a0)+                   ;ルートディレクトリを初期化
        dbra    d0,@b
        moveq.l #$F9,d0
        ror.l   #8,d0
!       cmp.l   #$00000FF7,d5           ;データ領域のクラスタ数+2
        bcc     @f
        clr.b   d0
***************
*** 591,595 ****
  mBanner:
        .dc.b   13,10
!       .dc.b   'KRAMD version 1.00 1996 by M.Kamada',13,10,0
  mMessage:
        .dc.b   'RAMディスク '
--- 613,617 ----
  mBanner:
        .dc.b   13,10
!       .dc.b   'KRAMD version 1.01 1996,2006 by M.Kamada',13,10,0
  mMessage:
        .dc.b   'RAMディスク '

KRAMDne.SYS v1.00+03(続き)

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純正の RAMDISK.SYS v1.01、KRAMD.SYS v1.00 および KRAMDne.SYS v1.00+03 はいずれも BPB テーブルでルートディレクトリに入るエントリ数を 92 個に設定しています。このことは「drive○:」(○は RAM ディスクドライブ名)というコマンドで確認できます。したがって、本来ならばルートディレクトリにはファイルやディレクトリを 92 個しか作れないはずです。しかし、Human68k は BPB テーブルの端数を無視してセクタの末尾の 96 個目まで使おうとします。

RAMDISK.SYS v1.01 はルートディレクトリの領域をセクタの末尾まで初期化しているので問題ないのですが、KRAMD.SYS v1.00 はルートディレクトリの領域をちょうど 92 個分しか初期化していないため、初期化されていない 93 個目のエントリに差し掛かったところでディレクトリの末尾を示すフラグ(エントリの 1 バイト目が 0x00)を見失い、ルートディレクトリの末尾にゴミが出てくる可能性があります。ゴミのエントリがあり得ないセクタを指していれば管理領域が壊れているといったエラーも出るかも知れません。

KRAMD.SYS v1.00 で症状が出なかったのは 32 の倍数のアドレスのメモリの内容がたまたま 0x00 だったためで、KRAMDne.SYS v1.00+03 で症状が出たのは Nereid のバンクメモリの初期値が 0x00 でなかったためと推測します。

昨日の書き換えはルートディレクトリを 96 個目まで初期化するようにループカウンタを変更するものです。具体的には KRAMD.S v1.00 の 431 行目の「move.w #ROOT_ENTRY*32/4-1,d0」を「move.w #(ROOT_ENTRY+31&-32)*32/4-1,d0」に書き換えています。

トンガ王国で M7.9 の地震

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USGS によると、日本時間 5 月 4 日 0 時 26 分頃(現地時間 5 月 4 日 4 時 26 分頃)、南太平洋のトンガ王国(南緯 20.088 度、西経 174.219 度)で M7.9 の地震が発生しました。震源の深さは 55km。地震の規模から津波が発生した可能性があるとして NOAA が情報を出して警戒を呼びかけていましたが、3 時までに取り消されました。ただし、多少の潮位の変動はあるかも知れません。仮に津波の第 1 波が日本に到達するとすれば地震発生から 9 時間~12 時間後になります。

ニウエ(NIUE)で 1 時 03 分に 42cm(AMPL=21cm)、アメリカン・サモアのパンゴパンゴ(Pago Pago)で 1 時 36 分に 30cm(AMPL=15cm)の津波が観測されたそうです。

気象庁は地震の規模は M7.8 で日本への津波の被害の心配はないと発表しました。

KRAMDne.SYS v1.00+03

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ラキッ!さん から。KRAMDne.SYS v1.00+03 のファイルの先頭 +0x08b3 にある 0xdf を 0xff に変えてみてくださいませ。これで直ったら KRAMD.SYS v1.00 のバグです。

NASA の宇宙飛行士の中でも最高レベルと言われるアイリーン・マリー・コリンズさん(Eileen Marie Collins)が惜しまれながら NASA を去るそうです。コリンズさんはスペースシャトルが初めてミールとのランデブー飛行を行った 1995 年 2 月のミッション STS-63 とミールとの 6 回目のドッキングとなった 1997 年 5 月のミッション STS-84 でパイロットを、X 線観測衛星「チャンドラ」を宇宙へ運んだ 1999 年 7 月のミッション STS-93 と野口聡一宇宙飛行士も搭乗した昨年 7 月のスペースシャトル打ち上げ再開ミッション STS-114 で船長を務めました。1990 年に NASA の宇宙飛行士に選ばれて以来、4 回の宇宙飛行で宇宙滞在時間は 872 時間(36 日と 8 時間)を越えるそうです。空軍パイロットとしても 6,751 時間(281 日と 7 時間)を越える飛行経験を持つコリンズさんを紹介する記事には「女性初の」という言葉がよく出てきますが、そうでなくても素晴らしい能力と経験を兼ね備えた宇宙飛行士だからこそ飛行再開ミッションの船長を任されたのだろうと思います。格好いいコリンズさんにあこがれて宇宙飛行士を目指す人もいるのではないでしょうか。

これを書いている時点で本体と破片を合わせて 61 個。60 番目の破片は 73P/Schwassmann-Wachmann 3-BM。

4 月 28 日の日記で 73P/ シュワスマン・ワハマン第 3 彗星の破片が 40 個以上に分裂していると書きましたが、既に破片の数が 50 個を越えています。JPL のサイトに最新の小惑星の軌道要素などを検索するのに便利な Small-Body Database Browser というページがあって、ここで「73P」を検索すると彗星の本体と破片を合わせて(これを書いている時点で)52 個の天体が表示されます。51 番目の破片は 73P/Schwassmann-Wachmann 3-BD。破片が近日点を通過するまでまだ 2 週間くらいありますが、いったいいくつまで増えるのでしょうね。

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