2006年6月アーカイブ

IE6 のバグ?

| コメント(0)

IE6 で ݀~݊(SYRIAC FEMININE DOT~SYRIAC BARREKH)を表示すると、そこから先の line-height:normal の値が伸びてしまうらしい。同じページの中だけでなく、ウインドウを閉じずに他のページへ進む(または戻る)とサイトやゾーンを跨いで関係のないページの行間まで伸びてしまうので気持ち悪い。

動く台風

| コメント(0)

2 月 18 日に打ち上げられた運輸多目的衛星「ひまわり 7 号」(MTSAT-2)の軌道上試験の一環として 5 月 15 日 13 時 02 分~14 時 17 分に撮影された台風 1 号の動画が公開されました。

テレビの天気予報などで紹介される 30 分間隔の全球画像とは違い、わずか 64 秒という短い間隔で「録画」された台風を取り巻く雲の流れは異様に滑らかで、思わず「竜の巣だぁ」と叫んでしまいそうです。まさに「動く台風」が低軌道の偵察衛星などが苦手とする同一地点の動画撮影によって克明に記録されています。この動画のように三軸制御の特性を活かして 1,000km 四方の小領域を集中的に観測する手法はスピン方式だった「ひまわり 5 号」までの日本の気象衛星ではできませんでした。今回の手法を用いることで台風の構造が細部まで明らかになり、台風の研究が大いに進むことが期待できそうです。

今回の動画の参考として、運用中の「ひまわり 6 号」で同じ時刻に撮影された可視画像も併せて紹介されています。それ自体はいつもの「気象衛星の画像」ですから驚くことではないのですが、全球の静止画と小領域の動画が同時に撮影されたことに「同じ範囲を観測できる気象衛星が 2 機あるとこんな面白いことができるのか」とちょっと感動してしまいました。さらに「ひまわり 5 号」が 1 機で頑張っていた頃を思い出してなんだかとても贅沢な気分になってしまったのは私だけでしょうか。気象衛星にはバックアップが必要だとずっと思っていたのに、変だなぁ。

日本時間の2004 年 7 月 1 日の NASA の土星探査機「カッシーニ」(Cassini)の SOI(Saturn Orbit Insertion;土星軌道投入)からまもなく 2 年になります。4 年間のミッションの折り返し地点というわけです。生命の起源を求めてタイタンを中心に観測を続けているカッシーニは日本時間の2005 年 1 月 14 日に ESA のプローブ「ホイヘンス」(Huygens)をタイタンに投下し、謎に包まれていたタイタンの地表の撮影に成功しました。3 月 10 日にはカッシーニの観測から太陽系随一の高い反射率(90 パーセント以上)を誇るエンケラドゥス(Enceladus)に氷の間欠泉のようなものがあることがわかり、謎が深まりました。カッシーニは土星の衛星やリングの美しい写真を数多く撮影し、天文ファンに限らず多くの人々を楽しませてくれています。

2005 年 11 月 1 日以降、土星に新たに 9 個の衛星(S/2004 S19、S/2006 S1~S8)が確認されました。これで知られている土星の衛星の数は 56 個になりました。現在までに知られている太陽系の惑星の衛星の数は、水星 0 個、金星 0 個、地球 1 個、火星 2 個、木星 63 個、土星 56 個、天王星 27 個、海王星 13 個、冥王星 3 個、合計 165 個です。

土星の衛星
1IMimas--20XXPaaliaqS/2000 S2-39--S/2004 S10
2IIEnceladus-21XXITarvosS/2000 S440--S/2004 S11
3IIITethys-22XXIIIjiraqS/2000 S641--S/2004 S12
4IVDione-23XXIIISuttungrS/2000 S1242--S/2004 S13
5VRhea-24XXIVKiviuqS/2000 S543--S/2004 S14
6VITitan-25XXVMundilfariS/2000 S944--S/2004 S15
7VIIHyperion-26XXVIAlbiorixS/2000 S1145--S/2004 S16
8VIIIIapetus-27XXVIISkathiS/2000 S846--S/2004 S17
9IXPhoebe-28XXVIIIErriapoS/2000 S1047--S/2004 S18
10XJanusS/1980 S129XXIXSiarnaqS/2000 S348--S/2004 S19
11XIEpimetheusS/1980 S330XXXThrymrS/2000 S749--S/2006 S1
12XIIHeleneS/1980 S631XXXINarviS/2003 S150--S/2006 S2
13XIIITelestoS/1980 S1332XXXIIMethoneS/2004 S151--S/2006 S3
14XIVCalypsoS/1980 S2533XXXIIIPalleneS/2004 S252--S/2006 S4
15XVAtlasS/1980 S2834XXXIVPolydeucesS/2004 S553--S/2006 S5
16XVIPrometheusS/1980 S2735XXXVDaphnisS/2005 S154--S/2006 S6
17XVIIPandoraS/1980 S2636--S/2004 S0755--S/2006 S7
18XVIIIPanS/1981 S1337--S/2004 S0856--S/2006 S8
19XIXYmirS/2000 S138--S/2004 S09----

NROL-22 の打ち上げ

| コメント(0)

日本時間の今日 12 時 33 分、NRO(米国国家偵察局)のスパイ衛星 NROL-22 がカリフォルニア州の Vandenberg AFB(バンデンバーグ空軍基地)の SLC-6 から Boeing の Delta IV Medium+ (4, 2) ロケットで打ち上げられました。衛星は 54 分 23 秒後に分離し、打ち上げは成功しました。

ISS と Hitch Hiker 1 が接近遭遇

| コメント(0)

日本時間の昨夜 23 時 31 分頃、南太平洋のニュージーランドとイースター島の中間あたりの約 350km 上空で南東へ向かう ISS(国際宇宙ステーション)と北へ向かう Hitch Hiker 1 がわずか 240m の距離まで接近して無事にすれ違うという出来事がありました。

Progress M-57 とドッキングしたばかりの ISS の軌道は傾斜角 51.6 度、離心率 0.001、周期 91 分、近地点高度 335km、遠地点高度 349km。1963 年 6 月 28 日にアメリカが打ち上げた Hitch Hiker 1(00614、1963-025B)は傾斜角 82.0 度、離心率 0.097、周期 106 分、近地点高度 317km、遠地点高度 1762km、大きさが 30cm×90cm、質量は 79.8kg となっています。接近時の相対速度は実に秒速 14km 以上(時速 50,000km 以上)で、あまりにも速すぎたので ISS のクルーが Hitch Hiker 1 を撮影することは不可能でした。事前に双方の軌道が正確に計算されて衝突しないことがわかっていたとはいえ、目の前をある程度の質量を持った物体がとてつもない速さで通過してゆくという状況は想像するだけで背筋が冷たくなります。

地球周回軌道にはさまざまな大きさの物体が確認されているものだけでも 10,000 個以上あって、そのうち自力で軌道を変えることができるものはおよそ 1 割しかないそうです。大気圏に再突入して燃え尽きるものもありますが、人工衛星とロケットの部品などを合わせて毎年 100 個以上の物体が地球周回軌道に放出されており、自力で軌道を変えることができないもの同士が衝突することもあってデブリの数は増え続けてゆくでしょう。収拾がつかなくなる前に早くデブリを回収する技術を確立しないと大変なことになるのではないかと思う今日この頃です。

馬さん

| コメント(0)

初めて通った道で馬場らしき広場を発見。思わず立ち止まると 1 頭寄ってきて柵の上からこんにちは。澄んだ瞳でしばし暑さを忘れさせてくれました。

プログレスが ISS に到着

| コメント(0)

ロシアの無人補給船 Progress M-57 が ISS にドッキングしました。ドッキング作業はすべて自動操縦で行われたそうです。先日試作機が公開された日本の HTV も宅配業者のトラックのように当たり前のように ISS を訪れて積荷を届けることができるとよいですね。スペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げは 7 月 1 日(日本時間 7 月 2 日早朝)、明日にはカウントダウンが始まります。

Geoportail

| コメント(0)

6 月 24 日の日記に書いた IGN の Geoportail は相変わらず繋がりにくい状態が続いているようです。ロイターが「フランスが Google Earth のライバルを公開」と報じたので世界中の Google フリークや anti-Google な人々がこぞってアクセスしようとしているのでしょうね。

川合伸旺さん死去

| コメント(0)

俳優の川合伸旺(かわいのぶお)さんが 24 日、脳梗塞で亡くなったそうです。時代劇に出てくる悪代官といえば最初に思い浮かぶ顔です。ご冥福をお祈りいたします。

Cosmos 2421 の打ち上げ

| コメント(0)

日本時間 6 月 25 日 13 時 00 分、ロシアのスパイ衛星 Cosmos 2421(Kosmos 2421)がカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から Tsyklon 2 ロケットで打ち上げられました。ロシア国防省の衛星の打ち上げは 5 月 3 日の Cosmos 2420(29111、2006-017A)に続いて今年 2 機目。Cosmos 2421 はロシア海軍に海上での軍事行動のための情報を提供する US-PU 偵察衛星と呼ばれるもので、同種の衛星としては 2004 年 5 月 28 日に打ち上げられ今年 4 月に運用を終了した Cosmos 2405(28350、2004-020A)があるそうです。

追記 Cosmos 2421(29247、2006-026A)の初期の軌道は傾斜角 65 度、離心率 0.001、周期 93 分、高度 410km。

海底火山

| コメント(0)

イタリアのシチリア島の南岸から 40km ほどのところある海底火山の大きさがわかったそうです。地、風、火、水から成る 4 元素説を唱えたギリシャの哲学者にちなんでエンペドクレス(Empedocles)と名付けられたその火山は頂上が海面下わずか 7m のところにありますが、その下に高さが 400m 以上の山がそびえており、裾野の広さは 25km×30km にも達するそうです。この海域では紀元前 3 世紀の第 1 次ポエニ戦争のさなかに海底噴火の記録があるほか、17 世紀以降に新しい島が出来てはすぐに消えるということが何度か繰り返されていたそうです。最後に噴火が確認されたのは 1867 年で、現在は噴火の兆候は見られないとのこと。北に 100km ほど行ったところに欧州最大の活火山のエトナ山があります。

プログレスが出発

| コメント(0)

日本時間の今日 0 時 08 分、ISS の無人補給船 Progress M-57 がカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から Soyuz ロケットで打ち上げられました。積荷は燃料、消耗品、科学研究のための機材、乗組員のための食料、水など。ISS とのドッキングは日本時間の火曜日の未明の予定です。

日本時間の 6 月 20 日 2 時 15 分頃、HST(Hubble Space Telescope;ハッブル宇宙望遠鏡)の ACS(Advanced Camera for Surveys;微光天体カメラ)に電力を供給している CEB(CCD Electronics Box)で +15V と +5V のラインの電圧が通常の運用範囲から外れたため、ACS が停止しました。原因はわかっていませんが、宇宙線の影響かあるいは装置の寿命だろうとのことです。ACS は正常で、電源は 2 系統あるので特に深刻な問題というわけではないようです。このまま直りそうもなければ早ければ来週にも Side 1 から Side 2 に切り替えて復活させるそうです。しかし、切り替えに伴ってソフトウェアの更新や検査を行わなければならないので、本格的な科学観測ができるようになるまで当分の間は ACS を用いない観測を優先してこなしてゆくことになりそうです。現在の ACS は 3 代目で、2002 年 1 月のスペースシャトル・コロンビアによる HST 修理ミッション STS-109 で取り付けられました。一度は切り捨てられた次回の HST 修理ミッションの予算が復活したことですし、頑張って観測を続けて欲しいと思います。

Liam's Pictures from Old Books

| コメント(0)

カナダの Liam Quin さんが著作権が切れた本の挿絵をスキャンして紹介しているサイトです。『不思議の国のアリス』をはじめとする 90 冊以上の作品に描かれた 1,140 点以上の挿絵が出典および解説付きで掲載されています。画像の解像度も豊富で、挿絵の世界をじっくり楽しむことができそうです。

Geoportail

| コメント(0)

ガリレオ計画など国をあげて人工衛星の利用を推し進めているフランスで、IGN(国立地理調査所)という機関が地表解像度最大 50cm の衛星写真を用いた地図検索サイト Geoportail を立ち上げました。最初は 2D 表示のみで来年は 3D 表示にも対応するそうです。Google Maps や Google Earth と競合しそうですが、IGN は Google のライバルになるつもりはないようです。残念ながら昨夜はトップページが開かず、これを書いている時点でも地域ごとの画面に進もうとすると「Could not open connection to database server」との表示が出て拡大画面がどんな感じなのかわかりません。不特定多数の人に衛星写真を提供するサーバが膨大な量のデータの転送に耐えなければならないことは想像に難くありません。Google の凄いところはアイデアだけではないということを改めて感じました。

長門さん内蔵

| コメント(0)

ラキッ!さん から。X68030 のメモリコントローラね。X680x0 のカスタムチップの名前と搭載された機種を全部覚えている人ってまだいるのかな。いるんだろうな、きっと。

ISS の補給機

| コメント(0)

昨日の日記に書いた日本の宇宙ステーション補給機 HTV(H-II Transfer Vehicle)の試作機が今日公開されたそうです。HTV は H-IIB ロケットで 2009 年に打ち上げられる予定です。

ロシア以外の補給船としては日本の HTV よりも ESA の ATV(Automated Transfer Vehicle)のほうが先行します。ATV は Ariane 5 ロケットで仏領ギアナから 2007 年に打ち上げられる予定です。

日本時間の 6 月 25 日に Progress M-57 が打ち上げられます。ISS とのドッキングは 27 日の予定。M-55 は 6 月 19 日にドッキングを解かれて大気圏に突入しました。

Opera の脆弱性

| コメント(0)

Opera ブラウザのバージョン 8.54 およびそれ以前のバージョンは「JPEG 画像の処理に問題があり、リモートで任意のコードを実行できる」とのことで、Opera 9 への更新が推奨されています。Opera 9 については6 月 21 日の日記に書きましたが、困ったことに Windows 用の Opera 9.00 にも「長すぎる HREF を含む HTML ファイルを読み込むとクラッシュしてしまう」という脆弱性が見つかっています。後者はコードの実行には至っていないようなので、Opera を使い続けるならば Opera 9 に更新するべきでしょう(クラッシュさせるだけならば他のブラウザでもできますし)。なお、「長すぎる HREF を含む HTML ファイル」とは悪用を防ぐために表現をぼかしたのではなくてそのままの意味です。公開されている実証コードは「<html><body><a href="http://(ここにaを 50 万個並べる)">boom</a></body></html>」。手元の Build 8501 は 26 万文字くらいでクラッシュしました。クラッシュさせるための手順が簡単すぎて設定などでは回避できません。

H-IIB 関連

| コメント(0)

H-IIB ロケット用のタンクドームの試作が始まったそうです。タンクの直径は H-IIA 用の 4.0m に対して H-IIB 用は 5.2m。一体成形ドームとしては世界最大とのこと。タンクの全長も 1m 伸びて打ち上げ能力は 8 トンになり、ISS への物資輸送機 HTV の打ち上げにも用いられます。

MiTEx の打ち上げ

| コメント(0)

日本時間の今日 7 時 15 分、米国空軍(USAF)と米国国防総省高等研究計画局(DARPA)は 2 機の小型技術実験衛星 MiTEx(Micro-Satellite Technology Experiment)をケープカナベラルの LP 17A から Delta 2 7925-9.5 ロケットで打ち上げました。衛星は 30 分 45 秒後にロケットから切り離されました。2 機の重量はそれぞれ 227kg。投入予定軌道は近地点高度 185km、遠地点高度 36,221km、傾斜角 25.24 度の静止トランスファ軌道とされており、静止位置は明らかにされていません。民生品を用いた小型スパイ衛星の有用性を実証することが目的のようです。

Opera 9.00

| コメント(0)

Opera 9.00 の正式版が公開されました。個人的には opacity(不透明度)の実装が嬉しいです。おかげでJavaScript で人工衛星の位置を表示するで地図のグリッドなどが Opera でも半透明で表示されるようになりました。ただし、半透明になった分、地図のドラッグがかなり重くなってしまったようです。Opera 9 の仕様書にも opacity について「めちゃくちゃ重いから遅いプロセッサのマシンでは注意して使わなきゃダメ」といったことが書かれています。

UCS Satellite Database

| コメント(0)

UCS Satellite Database が更新されました。6 月 15 日までに打ち上げられた 819 機の人工衛星が掲載されています。3 月 18 日の日記に書いた前のバージョン以後に打ち上げられ新たに掲載された衛星は、NASA の磁気圏観測衛星 ST5-A、ST5-B、ST5-C(3 月 16 日の日記)、JSAT の通信衛星 JCSAT 9(4 月 6 日の日記)、アメリカと台湾の GPS 掩蔽観測衛星 FORMOSAT 3A、FORMOSAT 3B、FORMOSAT 3C、FORMOSAT 3D、FORMOSAT 3E、FORMOSAT 3F(4 月 15 日の日記)、欧州の放送衛星 ASTRA 1KR(4 月 21 日の日記)、イスラエルの地球資源観測衛星 EROS-B(4 月 26 日の日記)、中国の地球観測衛星「遥感衛星 1 号」RSS-1 (YAOGAN 1)(4 月 27 日の日記)、NASA とフランスの雲・エアロゾル観測衛星 CLOUDSAT、CALIPSO(4 月 23 日の日記)、ロシアのスパイ衛星 COSMOS 2420、地球観測衛星 GOES-13(5 月 25 日の日記)、メキシコの通信衛星 SATMEX 6(5 月 27 日の日記)、タイの通信衛星 THAICOM 5(5 月 27 日の日記)の 19 機。

51780 桁の双子素数(p と p+2 が共に素数のペア)が発見され、知られている最大の双子素数の記録が更新されました。見つかった双子素数は 100314512544015 · 2171960±1 で、2005 年 9 月 9 日の日記に書いた 51779 桁の双子素数 16869987339975 · 2171960±1 を 1 桁だけ上回っています。

テポドン 2 関連

| コメント(0)

北朝鮮北東部の咸鏡北道・花台郡舞水端里(ハムギョンプクト・ファデグン・ムスダンリ)にあるミサイル実験場について、FAS(米国科学者連盟)による解説。1999 年 11 月 1 日に IKONOS で撮影された衛星写真が掲載されています。Google Maps の方が新しそうなので Google Maps へのハイパーリンクも併記。

KBS によるテポドン 2 などの解説。

KazSat 1 打ち上げ成功

| コメント(0)

日本時間の 6 月 18 日 7 時 44 分、カザフスタンの通信衛星 KazSat 1 がバイコヌール宇宙基地から Proton ロケットで打ち上げられました。Ku バンド×12 本の中継器を搭載した KazSat 1 はカザフスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、トルクメニスタンとロシアの一部で放送と固定電話のために利用されます。耐用年数は 12 年。KazSat 1 が打ち上げられたバイコヌール宇宙基地は旧ソ連時代の 1955 年にカザフスタンのチュラタムに建設されました。バイコヌールから 500km も離れたチュラタムにバイコヌールという名前の宇宙基地が建設されたのはその位置を隠すためだったそうです。そこではスプートニク 1 号(人類初の人工衛星)やボストーク 1 号(ユーリ・A・ガガーリンによる人類初の有人宇宙飛行)をはじめとする数多くの人工衛星が打ち上げられてきました。人類の宇宙開発の歴史で重要な役割を果たしてきたバイコヌール宇宙基地があるカザフスタン共和国ですが、「カザフスタンの人々のための人工衛星」と言えるものが打ち上げられたのは今回が初めてです。宇宙基地を抱えながらソ連崩壊(1991 年 12 月)以後も宇宙開発の主導権をロシアに握られていたカザフスタンの人々にとって、KazSat 1 の打ち上げ成功はもしかしたら特別な想いを抱かせる出来事になるのかも知れないと思いました。

ギャラクシー 16 打ち上げ成功

| コメント(0)

日本時間の今日 16 時 49 分、西経 154 度の赤道上(ハワイの南の太平洋上)からパンナムサット社(PanAmSat)の通信衛星「ギャラクシー 16」(Galaxy 16)を載せた Zenit-3SL ロケットが打ち上げられました。衛星は予定された静止トランスファ軌道へ投入され、打ち上げは成功しました。シー・ローンチ社(Sea Launch)による衛星打ち上げとしては4 月 13 日の JCSAT-9 に続く打ち上げ成功です。Galaxy 16 はスペース・システム / ローラル社(SS/L;Space Systems/Loral)製の LS-1300 に C バンド×24 本と Ku バンド×24 本のトランスポンダを搭載した重量 4,640kg の静止通信衛星です。静止位置は西経 99 度、耐用年数は 15 年とされています。耐用年数の長さは衛星が軌道に到達するまでに消費してしまう燃料を必要最小限に抑え運用に必要な燃料を多く積んでおくことができる Sea Launch の特徴です。いつもは大海原をバックに上昇するロケットが格好良くて写真に見とれてしまうのですが、今回は夜間の打ち上げになりました。大海原は暗くて見えませんが、機体から振り落とされた氷にエンジンの炎の光が反射して火の粉のように輝く様子が幻想的で美しいです。

ギャラリー

スペースシャトル関連

| コメント(0)

来月に予定されているスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げに正式なゴーサインが出ました。打ち上げ日時は日本時間 7 月 2 日 4 時 48 分です。コロンビアの事故の関係で 2003 年 5 月から 2 人に減らされていた国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在員が今回のフライトで 3 人に戻されます。

Google Earth で遊ぼう

| コメント(0)

060turboX (xps.jp)のロゴ(by KQ さん)の X のカタチを拝借してさいたま市付近に巨大なポリゴンを貼り付けてみたお。

C189 = P77 &middot; P112

| コメント(0)

Alexander Mkrtychyan さんが "1" と "1" の間に "3" が 188 個並んだ 190 桁の数(4·10189-7)/3の素因数分解に成功しました。既知の素因数 11 を除いた 189 桁の合成数が 77 桁の素数と 112 桁の素数の積に分解されました。

7 年目

| コメント(0)

STUDIO KAMADA が @nifty に引っ越してから 6 年経ちました。引っ越し後のサイト全体のビジット数は約 517 万回です。1 年目は約 9 万回、6 年目は約 127 万回でした。7 年目もよろしくお願いいたします。

LineString を使ってサル(Monkey、75.1389W 14.7072S)の地上絵の上にサルの線画を描いてみました。

Resurs DK1 打ち上げ成功

| コメント(0)

日本時間 6 月 15 日 17 時 00 分、ロシアの地球資源観測衛星 Resurs DK1 がバイコヌール宇宙基地からソユーズロケットで打ち上げられました。約 9 分後にロケットから切り離された衛星は近地点高度 200km、遠地点高度 370km、軌道傾斜角 70 度の予定された軌道に投入され、打ち上げは成功しました。衛星の重量は 6800kg と大型です。

Resurs DK1 に搭載されている ESI(地球表面撮影センサ)の地表分解能はパンクロ 1m、マルチスペクトル 2m~3m。観測目的は天然資源、環境汚染、人的災害、自然災害など多岐に渡り、撮影された画像はロシアの政府系機関や民間で利用されます。かつてロシアのスパイ衛星 Resurs は撮影したフィルムをカプセルに入れて回収するという手法を用いていましたが、この方法は撮影から解析までに数日から数週間かかってしまうという欠点がありました。Resurs DK1 は撮影した画像を直ちにダウンリンクすることで解析までの遅延が数分から数時間に短縮されます。陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による災害地域の画像もいつも撮影から数時間以内に公開されていますね。

Resurs DK1 には地球資源観測のためのセンサとは別にイタリア製の PAMELA(高エネルギー粒子研究用磁気スペクトルロメータ)と呼ばれる科学センサが搭載されています。ややこしい名前で何をするものなのかピンときませんが、宇宙物理学の分野では最先端のセンサで暗黒物質の謎や反物質の行方に関わる研究に役立てられるそうです。

SCSITAI.SYS と TWOSCSI.x

| コメント(0)

X68000 LIBRARYTNB 製作所(ひで、田圃)さんSCSITAI.SYSTWOSCSI.x を追加しました。SCSITAI.SYS は 1 台の SCSI 機器(ハードディスクなど)を 2 台の X68k で共有したいとき、TWOSCSI.x は内蔵 SCSI と拡張 SCSI(Mach-2 など)を両方使って 1 台の X68k に 8 台以上の SCSI 機器を繋ぎたいとき、大変重宝します。

X680x0@x68ch 掲示板 に出ていた 060turboX (xps.jp)の IDE ポートを SCSI として扱えるようにした場合に既存の SCSI 機器がアクセスできなくなる問題は、TWOSCSI.x のように SCSI-ID 毎にインタフェイスを振り分けることでほぼ解決できるのではないかと思います。TWOSCSI.x と同様に 8~15 を使ってもよいし、SCSI 機器の台数が少ないときは 0~7 の中で振り分けてしまってもよいかも知れません。

流星体の月面衝突

| コメント(0)

日本時間 5 月 2 日 11 時 34 分 40 秒頃、サッカーワールドカップの公式球よりもやや大きい直径 25cm の流星体が相対速度秒速 38km という猛スピードで月面に衝突しました。ぶつかった場所は「雲の海」(Mare Nubium)です。流星体の運動エネルギー 170 億ジュール(TNT 火薬に換算して 4 トン)が放出され、「雲の海」には直径 14 メートル、深さ 3 メートルの衝突クレーターができました。衝突の瞬間に発生した 0.4 秒間の閃光をとらえた映像が公開されています。この映像を撮影した NASA は人類が再び月に降り立つ日のために昨年から流星体の月面衝突の観測を続けています。もしも流星体が向かった先が月ではなく地球だったならば、25cm 程度の流星体は大気との摩擦で燃え尽きて地表まで到達せずクレーターができることもなかったでしょう。しかし、月は地球のように大気に守られていないので流星体は容赦なく地面に突き刺さります。そのとき巻き上げられた粉塵が再び月面に降り注ぎ、人体に重大な悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。人類の月面長期滞在が始まる前に、どのくらいの頻度でどのくらいの規模の月面衝突が起きているのかといったデータを集めておかなければなりません。

関連

サル(Monkey、75.1389W 14.7072S)を発見しました!

Google Earth 4 BETA

| コメント(0)

Google Earth は 1 周年記念ということで Google Earth 4 BETA が公開されました。ユーザインタフェイスが新しくなりました。画面の下にあったナビゲータが画面の右上にオーバーラップ表示されるようになり、画面が広くなりました。ナビゲータからマウスポインタが離れると小さなコンパスだけを残してナビゲータは隠れるので邪魔になりません(この動作はメニューで変更できます)。ナビゲータの中央の金平糖のような形のスティックは直接動かすことができて斜め移動の方向とスピードを調節しやすくなりました。回転ボタン 2 つとコンパスはリング状のつまみにまとめられて方向の微調整も楽になりました。Google Earth の本体だけでなく衛星写真の解像度も高くなりました。6 月 10 日の日記でナスカ付近の解像度が高くなって地上絵を識別できるようになったと書きましたが、これも 1 周年記念のバージョンアップの一環だったのでしょう。解像度が高くなったぶん衛星写真のダウンロードに時間がかかるようになってしまったのは仕方がありませんね。キャッシュサイズをなるべく大きく設定しておきましょう。

DION by KDDI から個人情報流出

| コメント(0)

KDDI は 2003 年 12 月 18 日までにインターネット接続サービス DION に申し込みを行った約 400 万人の名前、住所、電話番号を含む個人情報が外部に流出したと発表しました。一部のデータには性別、生年月日、メールアドレスも含まれるとのこと。大手だからといって個人情報がしっかり守られているとは限らないようです。

NICT(独立行政法人情報通信研究機構)の NTP サーバ ntp.nict.jp が稼動しました。毎秒 100 万回以上のリクエストに対応できる世界最高性能の NTP サーバなのだそうです。早速 ThroughClock (ハマたろうさん)の設定を変更しました。これまで利用していた海外の NTP サーバと比較して時刻合わせがスムースに完了するようになりました。X68030 の時刻合わせも netclock.x (Mitsuky さん)を使って「netclock -S ntp.nict.jp」でできました。X680x0 がインターネットに繋がっている人はお試しあれ。

060turboX の予定価格

| コメント(0)

060turboX/000 と 060turboX/XVI の予定価格が 68,000 円(MPU を含まず)と発表されました。060turboX/030 の予定価格は未定とのこと。

10^155+3 の素因数分解

| コメント(0)

10155+3は "1" と "3" の間に "0" が 154 個挟まった 156 桁の数です。Wojciech Florek さんの報告により、この数が 77 桁の素数と 79 桁の素数の積であることがわかりました。大きな数を分解しても大きいほうから 2 番目の素因数が 75 桁を超えるものに出会えることは滅多にありません。今回見つかった 77 桁の素因数は私が2005 年 11 月 3 日に見つけた(5·10170+31)/9の 77 桁の素因数よりも大きく、私が管理している素因数分解表の中で 2 番目の素因数が最も大きい数の記録が更新されました。

震度 5 弱の地震

| コメント(0)

今朝 5 時 01 分頃、大分県、広島県、愛媛県で震度 5 弱の地震がありました。震源は大分県中部、深さ 140km、規模 M6.1(気象庁速報値)、深さ 146km、規模 M6.2(気象庁暫定値)、深さ 155km、M6.3(USGS 速報値)。津波の心配はなし。震源が深かったため広い範囲で大きな揺れが観測され、負傷者や交通機関の乱れが発生しました。大分県で震度 5 弱以上の地震が観測されたのは 3 月 27 日の日向灘の地震以来、広島県で震度 5 弱以上が観測されたのは 2001 年 3 月 26 日の安芸灘の地震(芸予地震の余震)以来、愛媛県で震度 5 弱以上が観測されたのは 2001 年 3 月 24 日の芸予地震以来とのことです。

アルカトラズ(Alcatraz、75.1136W 14.6858S)、鳥(Bird、75.1121W 14.6863S)を追加。

4 月 20 日の日記Google Earth の衛星写真はナスカの地上絵(Nazca Lines)付近の解像度が高くなく直線以外の地上絵がほとんど識別できないと書きましたが、その後解像度の高い画像が追加されて大きな地上絵ならば識別できるようになりました。地上絵の上空をうろうろして、コンドル(Condor、75.1265W 14.6976S)、花(Flower、75.1185W 14.6940S)、手(Hands、75.1142W 14.6947S)、ハチドリ(Hummingbird、75.1492W 14.6923S)、オウム(Parrot、75.1079W 14.6898S)、爬虫類(Reptile、75.1140W 14.6931S)、クモ(Spider、75.1227W 14.6943S)、渦巻き(Spiral、75.1231W 14.6884S)、星(Star、75.1451W 14.6912S)、木(Tree、75.1147W 14.6941S)、翼(Wing、75.1004W 14.6804S)などを見つけることができました(名前は適当。経度(longitude)と緯度(latitude)は Google Earth での座標)。これはでっかいお手軽です。もっと探せば、サル(Monkey)、犬(Dog)、宇宙飛行士(Astronaut)なども見つかるかも。なお、これを書いている時点で Google Maps の衛星写真はまだ更新されていないようです。

仏領ギアナで地震

| コメント(0)

nyaoko さんから掲示板へ情報をいただきました。ありがとうございます。

赤道に近いため数多くのロケットが打ち上げられていることで知られる仏領ギアナで、現地時間 6 月 8 日 13 時 29 分頃(日本時間 6 月 9 日 1 時 29 分頃)、中規模の地震がありました。USGS によると震源は首都カイエンヌの南東 60km 付近(内陸部)で震源の深さは 10km、規模は M5.2 となっています。この深さと規模ならば震源に近い地域は大きく揺れたのではないかと思いますが、そもそも仏領ギアナで地震が発生したこと自体が事件です。USGS によると仏領ギアナが収まる北緯 2~6 度、西経 51~55 度の範囲では過去 33 年間(1973 年以降)に地震が 1 回も記録されていません。USGS のサイトで検索できる範囲では、仏領ギアナでは 1951 年 4 月 24 日にブラジルとの国境付近で起きた小規模な地震と 1774 年 8 月に今回の地震の震源に近い位置で起きたとされる地震(規模不明)の 2 件くらいしか地震の記録がないようです。地元の人たちは今回の地震にさぞかし驚いたことでしょう。

円盤銀河 NGC 5866

| コメント(0)

ハッブル宇宙望遠鏡による円盤銀河 NGC 5866 の美しい画像が公開されています。竜座の方向で距離は 4400 万光年。直径は銀河系の 2/3 足らずの 6 万光年。円盤銀河ですが、ほぼ真横を向いているためにその姿はまるで宇宙に裂け目があるかのようです。

6 月 8 日

| コメント(0)

ロクハチの日。060turboX プロジェクトページ公開間近 (ラキッ!さん)。ぷいにゅっ。

ぷいぷいにゅーっ。

STS-121

| コメント(0)

スペースシャトルは 7 月 1 日の打ち上げに向けて着々と準備が進められています。JAXA の解説ページが日本語でわかりやすいです。

検査終了

| コメント(0)

無事終了しました。毎度のことだけれどキツかった。何度やっても慣れないや。

検査前日

| コメント(0)

明日、行きつけの病院で大腸内視鏡検査を受けてきます。UC(潰瘍性大腸炎)の定期検査です。発病してから今月でちょうど 10 年になります。

素因数分解

| コメント(0)

昨日書いた投稿と予約のページでは、分解しようとしている数について gnfs と snfs のどちらが適していて、どのくらいの時間で分解できそうで、snfs のときはパラメータをどうすればよいか、といったことを大雑把に予測して表示しています。もともと near-repdigit は snfs で分解するのに適した形をしており、いくつも分解しているうちに snfs のパラメータを考えるのが面倒になってきたので自動化してしまいました。ほとんどの場合は表示されたパラメータをそのまま使って問題ない(大きく外すことはない)と思います。ただし、代数分解できるパターンには対応していません。先日片付けた(8·10183+1)/9は多項式が 184 桁、合成数が 114 桁で、このまま gnfs にかけると 24 時間以上かかりそうですが、実際には代数分解してから snfs にかけることで 3 時間半で分解できました。

素因数分解

| コメント(0)

Factorizations of near-repdigit numbersでは AA...AAB、ABB...BBB、ABB...BBA、ABB...BBC の形の数の素因数分解の投稿を受け付けています。素因数分解の結果を投稿したいとき、または後で投稿するために合成数を予約したいときは、Factor tablesでテーブルを選択し、各テーブルで黄色い文字で表示された合成数を選び、その右側にある [SUBMIT/RESERVE] をクリックします。すると投稿と予約のページが出くるので、そこで投稿または予約してください。なお、投稿と予約のページは [Japanese] をクリックすると日本語表示になります。

小惑星探査機「はやぶさ」

| コメント(0)

3 月 7 日以降の状況で気になっていたベーキングの作業は問題なく完了したようです。それにしても「検討を要する比較的大きな問題」って何だろう。小惑星「イトカワ」についての詳細なレポートも出てきて、平均密度が 1.95g/cm3 しかないのは内部の 40%が空洞でないと説明がつかないことなどとても興味深い結果が紹介されています。

蜂の巣に群がる星たち

| コメント(0)

日没直後の西の空、かに座の M44 プレセペ星団、通称ビーハイブ(蜂の巣)に月、土星、火星、水星、ベスタ、ジュノーが巣に群がる蜂のように集まってきています。今日は快晴で暑かったけれど夕方雲ってきちゃったなぁ。

mpz_set_d

| コメント(0)

5 月 30 日の日記に書いた mpz_set_d(rop, 2.328306436538696e-10) で segmentation fault が発生する件について。原因は 2003 年に導入されたコンパイラのバグを避けるためのワークアラウンドのバグとのことです。GMP にパッチをあてたところ問題なく動作するようになりました。対応してくださった Torbjörn Granlund さんに感謝。

このアーカイブについて

このページには、2006年6月に書かれた記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2006年5月です。

次のアーカイブは2006年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.3.3