2006年12月アーカイブ

今年打ち上げられた宇宙機

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打ち上げ日
(日記)
ロケット
カタログ番号
(現在位置)
国際標識名前
1 月 20 日Atlas V289282006-001A冥王星・カイパーベルト探査機「ニューホライゾンズ」(New Horizons)
1 月 24 日H-IIA F8289312006-002A陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)
2 月 16 日Zenit-3SL289352006-003A通信衛星 EchoStar 10
2 月 18 日H-IIA F9289372006-004A運輸多目的衛星新 2 号(MTSAT-2)=気象衛星「ひまわり 7 号」
2 月 22 日M-V-8289392006-005A赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)
289412006-005C超小型衛星 Cute-1.7+APD
3 月 1 日Proton/Breeze M289432006-006A通信衛星 ARABSAT 4A(打ち上げ失敗)
3 月 12 日Ariane 5 ECA289452006-007A通信衛星 SPAINSAT
289462006-007B通信衛星 HOT BIRD 7A
3 月 22 日Pegasus XL289802006-008AST5 A
289812006-008BST5 B
289822006-008CST5 C
3 月 30 日Soyuz289962006-009Aソユーズ TMA-8 宇宙船(ISS にドッキング)
4 月 13 日Zenit-3SL290452006-010A通信衛星 JCSAT-5A(JCSAT-9)
4 月 15 日Minotaur290472006-011AGPS 掩蔽観測衛星 FORMOSAT 3A
290482006-011BGPS 掩蔽観測衛星 FORMOSAT 3B
290492006-011CGPS 掩蔽観測衛星 FORMOSAT 3C
290502006-011DGPS 掩蔽観測衛星 FORMOSAT 3D
290512006-011EGPS 掩蔽観測衛星 FORMOSAT 3E
290522006-011FGPS 掩蔽観測衛星 FORMOSAT 3F
4 月 21 日Atlas V290552006-012A通信衛星 ASTRA 1KR
4 月 25 日Soyuz290572006-013Aプログレス M-56 補給船(ISS にドッキング)
4 月 26 日Start-1290792006-014A地球資源観測衛星 EROS B1
4 月 27 日長征 4 号乙290922006-015A地球観測衛星「遥感衛星 1 号」
4 月 28 日Delta II291072006-016A雲・エアロゾル観測衛星 CALIPSO
291082006-016B雲・エアロゾル観測衛星 CloudSat
5 月 4 日Soyuz-U291112006-017ACOSMOS 2420(ロシアの軍事衛星)
5 月 25 日Delta IV291552006-018A静止実用環境衛星 GOES-N(GOES 13)
5 月 27 日Shtil 1291572006-019A地震研究衛星 COMPASS 2
5 月 28 日Ariane 5 ECA291622006-020A通信衛星 SATMEX 6
291632006-020B通信衛星 THAICOM 5
6 月 16 日Soyuz292282006-021A地球資源観測衛星 RESURS DK1
6 月 18 日Proton292302006-022A通信衛星 KAZSAT 1
6 月 18 日Zenit-3SL292362006-023A通信衛星 Galaxy 16
6 月 22 日Delta II292402006-024AUSA 187(アメリカの軍事衛星)
292412006-024BUSA 188(アメリカの軍事衛星)
292422006-024CUSA 189(アメリカの軍事衛星)
6 月 25 日Soyuz292452006-025Aプログレス M-57 補給船(ISS にドッキング)
6 月 26 日Tsyklon 2292472006-026ACOSMOS 2421(ロシアの軍事衛星)
6 月 28 日Delta IV292492006-027AUSA 184(アメリカの軍事衛星)
7 月 5 日-292512006-028Aスペースシャトル「ディスカバリー号」(ISS にドッキング)
7 月 13 日Dnepr292522006-029A技術実証衛星 Genesis 1
7 月 21 日Molnia-M292602006-030ACOSMOS 2422(ロシアの軍事衛星)
7 月 28 日Rokot KM292682006-031A多目的衛星「アリラン 2 号」(KOMPSAT-2)
8 月 5 日Proton/Breeze M292702006-032A通信衛星 HOT BIRD 8
8 月 12 日Ariane 5 ECA292722006-033A通信衛星 JCSAT-3A(JCSAT-10)
292732006-033B軍事通信衛星 SYRACUSE 3B
8 月 22 日Zenit-3SL293492006-034A通信衛星「コリアサット 5 号」(KOREASAT-5)
=「ムグンファ 5 号」(Mugunghwa-5)
9 月 9 日長征 2 号丙293852006-035A実験衛星「実践 8 号」(Shijian-8)
9 月 10 日-293912006-036Aスペースシャトル「アトランティス号」(ISS にドッキング)
9 月 11 日H-IIA F10293932006-037A情報収集衛星光学 2 号機(IGS 3A)
9 月 13 日長征 3 号甲293982006-038A通信衛星「中星 22 号 A」(Zhongxing-22A)
9 月 15 日Soyuz-U294022006-039ACOSMOS 2423(ロシアの軍事衛星)
9 月 18 日Soyuz294002006-040Aソユーズ TMA-9 宇宙船(ISS にドッキング)
9 月 23 日M-V-7294792006-041A太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)
9 月 26 日Delta II294862006-042AGPS 衛星 GPS IIR-15(M)(GPS 2R-15、USA 190)
10 月 14 日Ariane 5 ECA294942006-043A通信衛星 DIRECTV 9S
294952006-043B通信衛星 OPTUS D1
294962006-043C大型展開アンテナ小型・部分モデル 2(LDREX-2)
10 月 20 日Soyuz-2/Fregat294992006-044A極軌道気象衛星 METOP-A
10 月 23 日Soyuz295032006-045Aプログレス M-58 補給船(ISS にドッキング)
10 月 23 日長征 4 号乙295052006-046A宇宙環境観測衛星「実践 6 号」(Shijian-6)
10 月 26 日Delta II295102006-047A太陽観測機 STEREO A
295112006-047B太陽観測機 STEREO B
10 月 29 日長征 3 号乙295162006-048A通信衛星 SINOSAT-2
11 月 1 日Zenit-3SL295202006-049A通信衛星 XM-4
11 月 4 日Delta IV295222006-050A軍事気象衛星 DMSP-17(USA 191)
11 月 10 日Proton M/Breeze M295262006-051A通信衛星 BADR 4(ARABSAT 4B)
11 月 18 日Delta II296012006-052AGPS 衛星 GPS IIR-16(M)(USA 192)
12 月 8 日長征 3 号甲296402006-053A気象衛星「風雲 2 号 D」(Fengyun 2D)
12 月 9 日Ariane 5 ECA296432006-054A通信衛星 WildBlue-1
296442006-054B通信衛星 AMC-18
12 月 10 日-296472006-055Aスペースシャトル「ディスカバリー号」(ISS にドッキング)
12 月 12 日Proton M/Breeze M296482006-056A通信衛星 MEASAT-3
12 月 15 日Delta II 7920-10296512006-057A偵察衛星 NRO L-21(USA 193)
12 月 16 日Minotaur296532006-058A軍事用小型画像技術衛星 TacSat-2(JWS D1、Roadrunner)
296552006-058C超小型衛星 GeneSat-1
12 月 18 日H-IIA F11296562006-059A技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-8)
12 月 20 日Kosmos-3M296582006-060Aレーダ偵察衛星 SAR-Lupe 1
12 月 24 日Soyuz-Fregat 2-1a296682006-061A通信衛星 Meridian 1
12 月 26 日Proton K-DM2296702006-062AGlonass M6(COSMOS 2424)
296712006-062BGlonass M7(COSMOS 2425)
296722006-062CGlonass M8(COSMOS 2426)
12 月 27 日Soyuz-Fregat 2-1b296782006-063A太陽系外惑星捜索衛星 COROT

ナスカの地上絵

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ナスカの地上絵のデータをちまちまと更新中。KML ファイルが 7 万行を超えているけれど気にしなーい。ナスカ空港から南に 16km くらい行ったところにタコのような曲線が集まった模様(→ Google Maps)とキクの花のような放射状の模様(→ Google Maps)が見えるのだけれど、何だろコレ。

素因数分解

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Alexander Mkrtychyan さんが "8" の右に "7" が 200 個並んだ 201 桁の near-repdigit の分解に成功しました。SNFS(特殊数体ふるい法)で 201 桁の合成数が 77 桁の素数と 125 桁の素数の積に分解されました。

COROT 打ち上げ成功

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日本時間 12 月 27 日 23 時 23 分、ESA の太陽系外惑星捜索衛星 COROT(29678、2006-063A)がバイコヌール宇宙基地(カザフスタン)から Soyuz-Fregat 2-1b ロケットで打ち上げられました。50 分後に衛星が予定された高度 896km の極軌道に投入され、打ち上げは成功しました。打ち上げ重量は 630kg。今回が初飛行の Soyuz-Fregat 2-1b ロケットはギアナ宇宙センターから Soyuz を打ち上げるプロジェクトの布石の 1 つです。COROT については12 月 1 日の日記を参照。

海底ケーブル切断

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昨夜発生した台湾近海の地震で海底ケーブルが切断され、周辺各国の通信の一部に影響が出ているそうです。NTT コミュニケーションズの発表によるとグローバル IP ネットワークサービスの日本~香港間の IP バックボーン回線が全断とのこと。

技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII、29656、2006-059A)は大型展開アンテナ(LDR)の展開に成功し、姿勢制御を定常モードへ移行したことで初期機能確認の準備が整い、クリティカルフェーズを終了しました。送信アンテナの展開に手間取ったので予定よりも 1 日だけ遅れましたが、順調に飛行しているようです。今後は初期確認フェーズとなり、静止化と平行して搭載機器のチェックが行われます。

Glonass M6、M7、M8 打ち上げ成功

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日本時間 5 時 18 分、ロシアの衛星測位システム Glonass の M6、M7、M8 の 3 機がバイコヌール宇宙基地から Proton K-DM2 ロケットで打ち上げられました。Glonass については12 月 1 日の日記を参照。

台湾で M7.2~M6.4 の地震

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日本時間 21 時 26 分頃と 21 時 34 分頃、台湾の南端から 20km ほどの海底と沿岸付近で M7.2~M6.4 の地震が相次いで発生しました。震源の深さは 11km~22km で、NOAA は M7.2、USGS は M7.1 と M7.0、台湾中央気象局は M6.7 と M6.4 と発表しています。

大型展開アンテナ展開成功!

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技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII、29656、2006-059A)は昨夜の受信アンテナの展開に続いて送信アンテナの展開を行い、アンテナは無事に開きました。40m×40m というステーション以外では世界最大級の人工衛星が誕生しました。

技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII、29656、2006-059A)の大型展開アンテナ(LDR)の展開作業が行われ、テニスコートほどもある巨大な受信アンテナが開きました。先に完了する予定だった送信アンテナの展開は上部保持機構の解放を確認できないまま予定の時間を経過したため中止され、今夜再挑戦することになったそうです。

展開動画

12 月 22 日の日記に書いた 2007 年 2 月 15 日の H-IIA ロケット 12 号機による情報収集衛星の打ち上げ時間帯は 12 時 00 分~15 時 00 分、ロケットは標準型 H-IIA ロケット(H2A2024)。

「きく 8 号」アンテナ展開間近

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技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII、29656、2006-059A)は今日夕方 17 時頃から約 7 時間かけてテニスコートほどもある大型展開アンテナ(LDR)を 2 面開きます。展開結果は展開終了 3 時間後の明日未明 3 時頃発表されます。

「きく 8 号」の静止ドリフト軌道のトラッキングデータ
ETS 8                   
1 29656U 06059A   06357.89193186 -.00000249  00000-0  10000-3 0    52
2 29656   1.0417 261.2959 0007719 238.5974  58.9961  1.00102818   121
  カタログ名         = ETS 8
  カタログ番号       = 29656
  国際標識           = 2006-059A
  元期         Epoch = 2006年12月24日(日) 6時24分23秒 [JST]
                     = 54092.891932 [MJD]
  軌道傾斜角      i0 =   1.0417 [deg]
  昇交点赤経  Omega0 = 261.2959 [deg]
  離心率          e0 =   0.0007719
  近地点引数  omega0 = 238.5974 [deg]
  平均近点角      M0 =  58.9961 [deg]
  平均運動        n0 =   1.00102818 [revs/day]
  周期               = 23時間58分31秒
  近地点高度         = 35801.45 [km]
  遠地点高度         = 35866.61 [km]
  軌道長半径      a0 = 42212.17 [km]
  軌道短半径      b0 = 42212.15 [km]
  近地点距離      q0 = 42179.58 [km]
  遠地点距離      Q0 = 42244.75 [km]
  昇交点赤経摂動     =  -0.0134 [deg/day]
  近地点引数摂動     =   0.0267 [deg/day]

Meridian 1 打ち上げ成功

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日本時間 17 時 34 分、ロシアの次世代通信衛星 Meridian シリーズの 1 機目 Meridian 1(29668、2006-061A)がプレセツク射場(ロシア アルハンゲリスク州)から Soyuz-2-1a Fregat ロケットで打ち上げられました。当初は 12 月 22 日の予定でしたが Fregat ブースタの制御システムの問題などで 2 日遅れの打ち上げとなりました。Meridian シリーズは近地点高度 900km、遠地点高度 39,000km の準天頂衛星軌道に投入され、シベリアと極東の北部地域の衛星通信ネットワークを拡充するとともに北極海航路の船舶や航空機と沿岸の地上局との通信を確かなものとします。Meridian 1 の初期のトラッキングデータは近地点高度 278km、遠地点高度 39,801km、軌道傾斜角 62.8 度、近地点引数 295 度の準天頂トランスファ軌道を示しています。余談ですが、この初期の軌道を地図にプロットすると現れる波のような形を見て葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」を連想してしまいました。

太陽系小天体 2006 XG1

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12 月 11 日に発見された太陽系小天体 2006 XG1 の 2041 年 10 月 31 日の地球への接近について、JPL Sentry System と NEODyS がトリノスケール 1、パレルモスケール -2 以上に評価を上げました。2006 XG1 の直径は 700m 前後と推測されており、絶対等級で比較するとアポフィス(99942 Apophis (2004 MN4))144898 (2004 VD17)よりも大きそうです。10 月 17 日に 144898 (2004 VD17) の評価が下がって以来、トリノスケール 1 以上の状態が継続している天体はありません(2880 年 3 月 16 日に29075 (1950 DA)が地球に衝突する可能性がありますが、29 世紀という遠い未来のことなので JPL Sentry System と NEODyS のリストでは省かれています)。2006 XG1 のトリノスケール 1 は何日続くでしょうか。

技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII、29656、2006-059A)は 6 時 53 分から約 10 分間に渡って 4 回目のアポジエンジン噴射を行い、第 4 トランスファ軌道から静止ドリフト軌道へ移行しました。12 月 18 日の日記に書いたスケジュール通り順調に飛行しているようです。明日はいよいよ大型展開アンテナ(LDR)が開きます。

技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII、29656、2006-059A)は 8 時 00 分から約 86 分間に渡って 3 回目のアポジエンジン噴射を行い、第 3 トランスファ軌道から第 4 トランスファ軌道へ移行しました。

スペースシャトルが帰還

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日本時間 7 時 32 分、スペースシャトル「ディスカバリー号」がケネディ宇宙センターに無事帰還しました。日本時間 5 時 56 分に帰還する予定でしたが、天候が不安定だったため着陸地を吟味するために地球を 1 周余分に周回しました。今回のミッションで「ディスカバリー号」は地球を 203 周し、飛行時間は 12 日と 20 時間 44 分 24 秒でした。

6 時 21 分 ケネディ宇宙センターへ向けて軌道離脱許可

6 時 27 分 軌道離脱噴射開始

6 時 31 分 軌道離脱噴射終了

7 時 00 分 大気圏突入

7 時 32 分 00 秒 主脚接地(メイン・ギア・タッチダウン)

7 時 32 分 12 秒 前輪接地(ノーズ・ギア・タッチダウン)

7 時 32 分 52 秒 完全停止(ホイール・ストップ)

2007 年 2 月 15 日、日本の情報収集衛星レーダ 2 号機(IGS 2B)と情報収集衛星光学 3 号機実証衛星が種子島宇宙センターから H-IIA ロケット 12 号機で打ち上げられます。レーダ 2 号機は9 月 11 日に打ち上げられた光学 2 号機に続く 4 機目の情報収集衛星です。この打ち上げが成功すれば2003 年 11 月 29 日の H-IIA ロケット 6 号機の失敗で遅れていた光学 2 機+レーダ 2 機の 4 機体制となります。情報収集衛星は回帰日数 4 日の太陽同期準回帰軌道(大雑把に言うと地球を 61 周して 4 日後の同じ時間に同じ場所の上空に戻ってくる)なので 2 機ずつ揃えば地球上のどこでも毎日 1 回は観測できるようになります。レーダ 2 号機と一緒に打ち上げられる光学 3 号機実証衛星は 2009 年頃打ち上げられる光学 3 号機の技術検証のためのペイロードです。光学 3 号機は地表分解能、機動性、撮影範囲などの性能を従来機よりも上げる方向で開発されているそうです。レーダ 3 号機と光学 4 号機は 2011 年頃。

スペースシャトル関連

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国際宇宙ステーションから分離したスペースシャトル「ディスカバリー号」は、耐熱シールドの検査と前後して小型の衛星をいくつか放出しました。

日本時間 12 月 21 日 9 時 20 分、ディスカバリー号の貨物室から MEPSI(Micro Electro-Mechanical Systems-based PicoSat Inspector)シリーズの超小型衛星 MEPSI 2A、MEPSI 2B が放出されました。これらはより大きな宇宙機の状態を検査するための衛星で、重さはそれぞれ約 1kg。長さ約 15m のケーブルで繋がっています。

日本時間 12 月 21 日 10 時 56 分、ディスカバリー号の貨物室から 2 機のキューブサット RAFT(Radar Fence Transponder)と MARScom が放出されました。米国海軍兵学校の学生による実験衛星です。重さは約 5kg。

日本時間 12 月 22 日 3 時 23 分、ディスカバリー号の貨物室から球形の超小型衛星 ADNE(Atmospheric Neutral Density Experiment)のペアが CAPE(Canister for All Payload Ejections)を用いて放出されました。2 つの衛星は一方が球体アンテナの実証衛星で他方が空軍レーダー網のターゲットです。大気の密度を計測して低軌道衛星の軌道予測に役立てられます。

ディスカバリー号は日本時間の明日 5 時 56 分にフロリダ州のケネディ宇宙センターに着陸する予定ですが、12 月 20 日の日記に書いたように天候次第でカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地またはニューメキシコ州のホワイトサンズ宇宙基地へ着陸地が変更される可能性があります。エドワーズ空軍基地かホワイトサンズ宇宙基地に着陸した場合は着陸後シャトルを SCA(シャトル輸送機、2005 年 8 月 12 日の日記を参照)に載せてケネディ宇宙センターへ運びます。ホワイトサンズは着陸地としての優先順位が低いため SCA の準備に時間がかかります。そのためホワイトサンズに着陸した場合は来年 10 月に予定されているディスカバリー号の次のフライトのスケジュールに影響が及ぶ可能性がありますが、当然、着陸地の選択に後のスケジュールなど関係ありません。最も安全に着陸できる場所がホワイトサンズであるならばそこに降りる、それだけです。

10 月 26 日に打ち上げられた NASA の太陽観測機 STEREO のファーストライト画像が公開されました。STEREO は STEREO A(Ahead)と STEREO B(Behind)の 2 機で構成されています。月スイングバイを用いて STEREO A は地球に先行する軌道に、STEREO B は地球に後行する軌道にそれぞれ投入され、互いの距離を広げながら同時に観測を行うことで太陽を立体的にとらえます。

「きく 8 号」関連

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第 3 トランスファ軌道も計画値と決定値の誤差はわずかで順調に飛行しているようです。3 回目のアポジエンジン噴射は 12 月 23 日 8 時頃から 86 分間。

きくはちぞう君のその後。そうだったのかー。

SAR-Lupe 1 打ち上げ成功

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日本時間 12 月 19 日 23 時 00 分、ドイツのレーダ偵察衛星 SAR-Lupe 1 がロシアのプレセツク射場から Kosmos-3M ロケットで打ち上げられました。衛星は約 30 分後に高度約 480km の太陽同期軌道に投入され、打ち上げは成功しました。この衛星は空間分解能 1m の合成開口レーダを搭載しており、大きさは 4m x 3m x 2m、重量は 770kg、設計寿命は 10 年とされています。SAR-Lupe シリーズは今後 4~6 ヶ月の間隔で 2008 年までにあと 4 機打ち上げられ、3 つの軌道面に振り分けて投入されます。SAR-Lupe はドイツの偵察衛星ですが、ドイツとフランスは互いの偵察衛星のデータを共有する条約を結んでおり、フランスも SAR-Lupe のデータを利用できるようです。

スペースシャトル

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日本時間 7 時 10 分、スペースシャトル「ディスカバリー号」は国際宇宙ステーションとのドッキングを解き、帰路につきました。軌道上でもう一度耐熱シールドの検査を行ってから、日本時間 12 月 23 日 5 時 56 分にフロリダ州のケネディ宇宙センターに着陸する予定です。シャトルに搭載されている発電用の水素と酸素の余裕が 1 日分しかないため、ケネディ宇宙センターの天候が悪い場合は着陸を延期せず同じ日にカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地またはニューメキシコ州のホワイトサンズ宇宙基地への着陸を試みます。

技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII、29656、2006-059A)は 6 時 48 分頃から約 90 分間に渡って 2 回目のアポジエンジン噴射を行い、第 2 トランスファ軌道から第 3 トランスファ軌道へ移行しました。

「きく 8 号」の第 2 トランスファ軌道のトラッキングデータ
2006-059A               
1 29656U 06059A   06353.39641775  .00000059  00000-0  10000-3 0    31
2 29656  16.7952 220.2626 6047827 179.1150 143.2515  2.02351720    34
  カタログ名         = 2006-059A
  カタログ番号       = 29656
  国際標識           = 2006-059A
  元期         Epoch = 2006年12月19日(火)18時30分50秒 [JST]
                     = 54088.396418 [MJD]
  軌道傾斜角      i0 =  16.7952 [deg]
  昇交点赤経  Omega0 = 220.2626 [deg]
  離心率          e0 =   0.6047827
  近地点引数  omega0 = 179.1150 [deg]
  平均近点角      M0 = 143.2515 [deg]
  平均運動        n0 =   2.02351720 [revs/day]
  周期               = 11時間51分38秒
  近地点高度         =  4057.04 [km]
  遠地点高度         = 35993.98 [km]
  軌道長半径      a0 = 26403.65 [km]
  軌道短半径      b0 = 21027.61 [km]
  近地点距離      q0 = 10435.18 [km]
  遠地点距離      Q0 = 42372.11 [km]
  昇交点赤経摂動     =  -0.1643 [deg/day]
  近地点引数摂動     =   0.3074 [deg/day]

スペースシャトル

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12 月 14 日の日記に書いた国際宇宙ステーションの太陽電池パドル P6-4B が畳めなくなってしまった問題は、追加された 4 回目の船外活動によって解決されました。担当したロバート・カービーム宇宙飛行士は今回のミッションで 4 回の船外活動を行ったことになり、これは 1 人の宇宙飛行士が 1 回のミッションで行った船外活動の回数の最高記録なのだそうです。スペースシャトル「ディスカバリー号」は日本時間 12 月 20 日 7 時 09 分にステーションを離れ、12 月 23 日 5 時 56 分にケネディ宇宙センターに帰還する予定です。

NASA+Google

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NASA のエイムズ・リサーチ・センターと Google の提携が発表されました。NASA が所有する膨大な量のデータはその大部分がパブリックドメインであるにも関わらず一般の人には利用しにくく活用されていないものが少なくありません。一方、インターネットを用いて情報を視覚化する技術は Google の得意分野ですから、Google が NASA のデータを上手に活用することで多くの人が地球や他の天体の姿をより身近なものに感じられるようになるとよいと思います。手始めに気象のリアルタイム表示と予報、月と火星の高精度 3D マップ、国際宇宙ステーションと将来のスペースシャトルのミッションのリアルタイム追跡などから実現してゆくそうです。

技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII、29656、2006-059A)は 7 時 06 分頃から約 92 分間に渡って 1 回目のアポジエンジン噴射を行い、第 1 トランスファ軌道から第 2 トランスファ軌道へ移行しました。順調に飛行しているようです。また、NORAD のトラッキングデータの公開が始まったのでJavaScript で人工衛星の位置を表示するに加えました。といっても、トランスファ軌道にある衛星はトラッキングデータを取り込んだときには既に次の軌道へ遷移してしまっている場合が多いので正しい位置を表示できませんが(これを書いている時点で第 1 トランスファ軌道のデータになっています)。

「きく 8 号」の第 1 トランスファ軌道のトラッキングデータ
2006-059A               
1 29656U 06059A   06352.51589449  .00000099  00000-0  00000+0 0    10
2 29656  28.3813 220.1147 7294967 179.1196 184.1189  2.26371208    14
  カタログ名         = 2006-059A
  カタログ番号       = 29656
  国際標識           = 2006-059A
  元期         Epoch = 2006年12月18日(月)21時22分53秒 [JST]
                     = 54087.515894 [MJD]
  軌道傾斜角      i0 =  28.3813 [deg]
  昇交点赤経  Omega0 = 220.1147 [deg]
  離心率          e0 =   0.7294967
  近地点引数  omega0 = 179.1196 [deg]
  平均近点角      M0 = 184.1189 [deg]
  平均運動        n0 =   2.26371208 [revs/day]
  周期               = 10時間36分 7秒
  近地点高度         =   249.52 [km]
  遠地点高度         = 35996.64 [km]
  軌道長半径      a0 = 24501.22 [km]
  軌道短半径      b0 = 16758.45 [km]
  近地点距離      q0 =  6627.66 [km]
  遠地点距離      Q0 = 42374.78 [km]
  昇交点赤経摂動     =  -0.3605 [deg/day]
  近地点引数摂動     =   0.5880 [deg/day]

「きく 8 号」関連記事

技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII)の太陽電池パドルの展開が確認されました。今後、4 回の軌道変更を経て三軸姿勢制御へ移行した後、大型展開アンテナを片方ずつ展開します。各イベントの日時は以下の通り(実際の日時と異なる場合があります)。

12 月 18 日 15 時 32 分 打ち上げ

12 月 18 日 16 時 59 分 35 秒 衛星分離

12 月 18 日 16 時 30 分頃 太陽電池パドル展開

12 月 18 日 16 時 40 分頃 太陽捕捉

12 月 19 日 7 時 10 分頃 アポジエンジン噴射(1 回目)

12 月 20 日 6 時 50 分頃 アポジエンジン噴射(2 回目)

12 月 23 日 7 時 50 分頃 アポジエンジン噴射(3 回目)

12 月 24 日 6 時 50 分頃 アポジエンジン噴射(4 回目)

12 月 24 日 15 時 00 分頃 三軸姿勢制御へ移行

12 月 25 日 16 時頃 大型展開アンテナ(LDR)展開開始

12 月 26 日 0 時頃 大型展開アンテナ(LDR)展開終了

12 月 26 日 2 時 40 分頃 定常制御モードへ移行

12 月 26 日 3 時頃 発表

「きく 8 号」打ち上げ成功!

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15 時 32 分、技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII)が種子島宇宙センターから H-IIA ロケット 11 号機で打ち上げられました。28 分後、衛星が静止トランスファ軌道に投入され、打ち上げは成功しました。5.8 トンの「きく 8 号」を静止トランスファ軌道に投入するために SRBA を 4 本取り付けた H-IIA ロケット 204 型の威力は凄まじく、ロケットは点火と同時に急上昇して行きました。真っ黒になってしまった発射台が無事かどうかちょっと心配ですが・・・。今回の成功で H-IIA ロケットは 6 トンまでの人工衛星を静止トランスファ軌道に投入できることが確認されました。

そういえば中継の中でロケットの軌道の解説に Google Earth が活用されていましたね。

「きく 8 号」打ち上げ間近

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カウントダウンが始まっています。ライブ中継番組は 14 時 30 分から。JAXA のサーバは番組開始前から射点のライブカメラの映像を流しています。打ち上げは 15 時 32 分の予定。

インターネット・ライブ中継

15 時 27 分 打ち上げ 5 分前。天候問題なし。

15 時 29 分 打ち上げ 3 分前。内部電源に切り替え。

15 時 30 分 打ち上げ 2 分前。1,2 段液体酸素系液体 , 水素系準備完了。トーチ点火。

15 時 31 分 打ち上げ 1 分前。ウォーターカーテンスタート。

15 時 32 分 エンジン点火。リフトオフ!

15 時 33 分 種子島局および内之浦局は正常に追尾中。

15 時 34 分 SRBA 燃焼終了。SRBA 分離。

15 時 35 分 小笠原局追尾開始。

15 時 36 分 高度 133km、速度 2.3km/s。エンジン正常。フェアリング分離。

15 時 37 分 5 分経過。正常に飛行中。高度 195km、速度 3.4km/s。

15 時 39 分 第 1 段燃焼終了。第 1 段分離。第 2 段 1 回目燃焼開始。

15 時 42 分 10 分経過。順調に飛行中。

15 時 43 分 種子島局および内之浦局が追尾を終了。高度 316km、速度 6.8km/s。

15 時 44 分 第 2 段 1 回目燃焼停止。慣性飛行開始。

15 時 46 分 小笠原局追尾終了。

15 時 53 分 クリスマス局追尾開始。

15 時 55 分 第 2 段 2 回目燃焼開始。

15 時 56 分 第 2 段燃焼正常。

15 時 57 分 高度 249km、速度 8.3km/s。

15 時 59 分 第 2 段 2 回目燃焼停止。

16 時 00 分 衛星分離! 打ち上げ成功!

「きく 8 号」打ち上げ当日

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技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII)を載せた H-IIA ロケット 11 号機が VAB から射点へ移動しました。

Google Earth 4 beta

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Google Earth 4 beta の最新版が 4.0.2693 になっています。「ヘルプ」→「アップデートをオンラインでチェック」では表示されませんが、Google Earth 4 beta を新たにダウンロードしてきて上書きインストールすると更新されます。

TacSat-2、GeneSat-1 打ち上げ成功

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日本時間 21 時 00 分、AFRL(米空軍研究所)の軍事用小型画像技術衛星 TacSat-2(JWS D1、Roadrunner)と NASA の超小型衛星 GeneSat-1 が NASA のワロップス飛行施設(アメリカ バージニア州 ワロップス島)から Minotaur ロケットで打ち上げられました。打ち上げから 11 分後に TacSat-2 が、21 分後に GeneSat-1 が切り離され、打ち上げは成功しました。この打ち上げは12 月 11 日に予定されていましたが TacSat-2 の搭載ソフトウェアに問題が見つかったため延期されていました。TacSat-2 と GeneSat-1 については12 月 1 日の日記を参照。

「きく 8 号」打ち上げ延期

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種子島上空の氷結層を含む雲が厚く、ロケットの高温の噴射ガスが雷を誘発して電子機器に悪影響を及ぼすおそれがあるため、今日の「きく 8 号」の打ち上げは延期されました。残念。H-IIA ロケット 11 号機は VAB へ戻されました。新たな打ち上げ日時は 12 月 18 日 15 時 32 分~15 時 44 分の予定。

「きく 8 号」打ち上げ当日

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技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII)を載せた H-IIA ロケット 11 号機が VAB から射点へ移動しました。普段は夜は真っ暗になる種子島ライブカメラに今日は照明を浴びたロケットがそびえています。打ち上げは 15 時 32 分頃の予定。天気予報は曇りで降水確率は 40%。雷雲が発達しませんように。

NRO L21 打ち上げ成功

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日本時間 6 時 00 分、NRO(米国家偵察局)の偵察衛星 NRO L-21 がバンデンバーグ空軍基地(アメリカ カリフォルニア州)から Delta II 7920-10 ロケットで打ち上げられました。58 分 02 秒後に衛星が切り離され、打ち上げは成功しました。これはボーイング社とロッキード・マーティン社が 2005 年 5 月 2 日に設立を発表し 2006 年 12 月 1 日から事業を開始した United Launch Alliance による最初の打ち上げです。

「きく 8 号」

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「きく 8 号」(ETS-VIII)の打ち上げがいよいよ明日に迫りました。打ち上げ時刻は日本時間 12 月 16 日(土曜日)15 時 32 分頃、射場は種子島宇宙センター 大型ロケット発射場(日本 鹿児島県 種子島)、ロケットは H-IIA ロケット 11 号機であります。「きく 8 号」は大型展開アンテナと太陽電池パドルを広げると約 40m×40m にもなる巨大な静止衛星です。

インターネット・ライブ中継

ふたご座流星群

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「ふたご座流星群」は今夜が極大であります。25 時頃まで月がなくて好都合なのですが、あいにく関東・北陸から南の地域は天気が悪そうです。晴れている地域で観測に出掛ける人は防寒グッズを忘れずに。

「風雲 2 号 D」が静止化

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日本時間 12 月 13 日 18 時 12 分、12 月 8 日に打ち上げられた中国の静止気象衛星「風雲 2 号 D」(风 云二号 D 星、Fengyun-2D、FY-2D、29640、2006-053A)が東経 86.5 度の赤道上空に静止したとのこと。

スペースシャトル

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太陽電池パドル P6-4B を畳む作業に悪戦苦闘。2000 年 12 月に取り付けられた全長約 35m のパドルは一部に谷折りと山折りが逆になる癖がついていて畳もうとするとそこでひっかかってしまうようです。40 分で終わる予定のところが 6 時間半以上かけて畳むコマンドと展開するコマンドを 45 回も繰り返したものの結局約 20m までしか畳むことができず作業は中断。船外活動で対処するしかなさそうです。とりあえず P4 トラスの太陽追尾に必要な空間は確保できたので続きは後回しになりました。

スペースシャトル

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スペースシャトル「ディスカバリー号」による 1 回目の船外活動は無事に終了。前回のミッションで設置された P4 トラスの先に P5 トラスが設置されました。後のミッションで P5 トラスの先に P6 トラスが移設されます。P5 トラスは P4 トラスと P6 トラスの間隔を開けて P4 トラスの太陽電池パドルが太陽を捉えるために必要なスペースを確保します。今週木曜日と土曜日に行われる 2 回目と 3 回目の船外活動と船内活動はステーションの電源を P6 トラスから P4 トラスへ切り替えるという重要かつ複雑な作業で、クルーと地上のスタッフは準備に長い時間を費やしたそうです。

MEASAT-3 の打ち上げ

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日本時間 8 時 28 分、MEASAT(マレーシア)の通信衛星 MEASAT-3 がバイコヌール宇宙基地(カザフスタン)から Proton Breeze M ロケットで打ち上げられました。ロケットは順調に飛行しているようです。衛星は日本時間 17 時 40 分に切り離され、近地点高度 7,360km、遠地点高度 35,785km、傾斜角 16.5 度の静止トランスファ軌道に投入されます。12 月 1 日の日記も参照。

日本時間 7 時 12 分、スペースシャトル「ディスカバリー号」が国際宇宙ステーションとドッキングしました。8 時 54 分にハッチが開き、シャトルのクルーはステーションの長期滞在クルーと合流しました。うち 1 人は長期滞在クルーと交代します。昨日書いたようにシャトルの翼に目立った傷は見つかっていなかったのですが、検査の後の昨日 19 時 30 分頃、左の翼の衝撃センサーがデブリが衝突したかもしれない衝撃を記録していたそうです。クルーはスケジュールを一部変更して問題の箇所を再検査することになりました。

TacSat-2、GeneSat-1 打ち上げ延期

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12 月 1 日の日記に書いた AFRL(米空軍研究所)の軍事用小型画像技術衛星 TacSat-2(JWS D1、Roadrunner)と NASA の超小型衛星 GeneSat-1 の打ち上げは延期されました。延期の理由は TacSat-2 の太陽電池パネルの設定に関わるソフトウェアに問題が見つかったためとのこと。

スペースシャトル

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スペースシャトル「ディスカバリー号」は順調に飛行中。打ち上げ時に外部燃料タンク側から撮影されたビデオとレーダーでは大きなデブリは確認されず、ロボットアームを伸ばして翼の前縁とノーズの耐熱シールドを撮影する検査でも目立った傷は見つからなかったようです。明日国際宇宙ステーションとドッキングする前に機体を裏返して今度はステーション側からシャトルの腹側が撮影されます。ドッキングは日本時間 12 月 12 日 7 時 05 分頃の予定。撮影された耐熱シールドの画像は帰還までに地上で解析されて帰還の安全性の裏付けとなります。

日本時間 10 時 47 分 35 秒、スペースシャトル「ディスカバリー号」(29647、2006-055A)がケネディ宇宙センターから国際宇宙ステーションへ向けて飛び立ちました。

WildBlue-1、AMC-18 打ち上げ成功

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日本時間 7 時 08 分、アメリカの通信衛星 WildBlue-1 と同じくアメリカの通信衛星 AMC-18 がギアナ宇宙センター(仏領ギアナ クールー)から Ariane 5 ECA ロケットで打ち上げられました。26 分 55 秒後に WildBlue-1 が、32 分 05 秒後に AMC-18 が切り離されてそれぞれ所定の静止トランスファ軌道へ投入され、Ariane 5 ロケットの今年最後の打ち上げも成功しました。静止位置は WildBlue-1 が西経 111.1 度、AMC-18 が西経 105 度。打ち上げ重量は WildBlue-1 が 4,735kg、AMC-18 が 2,080kg、Ariane 5 ロケットが 2 機の衛星を放出するために用いる SYLDA 5 ペイロード・アダプターと合わせて 7,886kg でした。

WildBlue-1 はスペース・システムズ/ローラル社の 1300 衛星バスに Ka-band の中継器を搭載しており、コロラド州の WildBlue Communications 社がブロードバンド通信網の整備されていない地域の家庭やオフィスに無線インターネット・サービスを提供します。

AMC-18 はロッキード・マーティン社の A2100 衛星バスに C-band×24 の中継器を搭載しており、ニュージャージー州の SES AMERICOM 社がアメリカ、メキシコおよびカリブ海地域のケーブルテレビの配信などに使用します。

「風雲 2 号 D」打ち上げ成功

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日本時間 9 時 53 分、中国の静止気象衛星「風雲 2 号 D」(风 云二号 D 星、Fengyun-2D、FY-2D、29640、2006-053A)が中国四川省の西昌衛星発射センターから長征 3 号甲ロケットで打ち上げられました。衛星は予定された静止トランスファ軌道に投入され、打ち上げは成功しました。静止位置は東経 86.5 度。「風雲 2 号 D」の運用が開始されると 2004 年 10 月 19 日に打ち上げられ運用中の「風雲 2 号 C」と連携した観測が可能になります。

スペースシャトル

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スペースシャトル「ディスカバリー号」の打ち上げはあさって日曜日(現地時間で土曜日の夜)まで延期されることになりました。打ち上げ時刻は日本時間 12 月 10 日 10 時 47 分 34 秒。明日はケネディ宇宙センター付近の天候が悪いため打ち上げは行わず、補充日となります。天気予報では打ち上げられる確率が 50 パーセントを超えるのは水曜日(現地時間で火曜日)以降となっています。

スペースシャトル打ち上げ延期

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日本時間 11 時 35 分 48 秒に予定されていたスペースシャトル「ディスカバリー号」の打ち上げはケネディ宇宙センター上空の低い雲が追跡の妨げとなるためにぎりぎりまで待ってから中止されました。明日 11 時 13 分 17 秒に延期されることになりますが、明日の天気予報は 90 パーセントの確率で打ち上げ不可。あさって 10 時 47 分 34 秒の場合は 70 パーセントの確率で打ち上げ不可となっています。

Envisat と「こだま」

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ESA の環境監視衛星 Envisat の観測データを日本のデータ中継技術衛星「こだま」(DRTS)が中継して筑波で受信する実験が成功したそうです。地球観測衛星はどんなに性能を上げて詳細な観測を行っても膨大な観測データを地上に下ろせなければ役に立ちません。地球観測衛星のような低軌道衛星は 1 つの地上局と直接通信できる時間が限られていますから、静止衛星を経由することで通信できる時間を伸ばして効率よくデータを下ろす技術は重要です。日本の陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の観測データも「こだま」を経由して送られてきます。

11 月 22 日の日記に書いたようにマーズ・グローバル・サーベイヤー(Mars Global Surveyor)のミッションはこのまま終了しそうですが、撮影された膨大な画像の解析は今後も続けられます。マーズ・グローバル・サーベイヤーが火星を撮影し続けたこの 7 年の間に火星の地表を液体の水が流れたことを強く示唆する変化が 2 箇所で発見されました。どうやら、今でも火星の地表をときどき水が流れることがあるようです。

スペースシャトル

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スペースシャトル「ディスカバリー号」の打ち上げカウントダウンクロックが動き始めています。打ち上げ予定時刻は日本時間 12 月 8 日 11 時 35 分 47 秒、現地時間 12 月 7 日 21 時 35 分 47 秒。コロンビア号の事故後、打ち上げ時に発生するかも知れないデブリを日光の下で撮影するために昼間に限られていた打ち上げ時刻の制約が今回から外され、4 年振りの夜間の打ち上げになります。デブリはレーダーと固体ロケットブースターに取り付けられた照明で確認できると考えられています。国際宇宙ステーションはスペースシャトルとのドッキングに備えての高度を 9km ほど上げました。

きく 8 号

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一般的に静止衛星は低軌道の衛星よりも太陽の光が当たっている時間が長いのですが、距離が遠いので肉眼で見える人はいないと思います。でも、市販の天体望遠鏡を使えば大型の静止衛星については観測できる可能性があります。2002 年 4 月 4 日の日記に書いた「静止軌道上に巨大物体」と騒がれた人工衛星は明るさが 8 等級だったそうですし、SeeSat-L には実験用中型放送衛星「ゆり 3 号 b」のフラッシュを観測したとの投稿がありました。12 月 16 日に打ち上げられる技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII)は静止衛星としては世界最大級で、打ち上げから 1 週間後に大型アンテナ反射鏡部が展開されると太陽電池パドルと合わせて大きさが約 40m×40m になります。天体望遠鏡を持っている人は東経 146 度の静止軌道へ向けてしばらく観察していると「動かない光の点」が見つかるかも知れません。

自動車のドアやトランクが閉まりそこなってひっかかった状態を「半ドア」と言いますが、半ドア状態になるとモーターの力で自動的にドアを完全に閉めてくれる装置(ドアクローザーシステム)が付いている車が最近増えているそうです。この装置はドアに指が挟まっていても閉めようとすることがあり、装置の普及に伴って骨折などの事故も増えているそうです。挟まれただけでも痛いのにさらに締め付けられるなんて・・・。自動車のドアに指を挟まないように気を付けましょう。

余談 これからの季節、降りた車にマフラーの端や着慣れないコートの裾などを引っ張られると非常に危ないと思います。降りる人も運転する人も十分に注意しましょう。

SINOSAT-2

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10 月 29 日に打ち上げられた中国初の直接放送衛星 SINOSAT-2 は無事に静止軌道に投入されましたが、太陽電池パネルと通信アンテナの展開に失敗してしまいました。運用にこぎつけられる可能性は低そうです。来年前半に SINOSAT-3 の打ち上げが予定されています。

MRO

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11 月 7 日から始まった MRO(マーズ・リコナイサンス・オービタ)の HiRISE(高解像度撮像装置)の PSP(Primary Science Phase)画像の公開が始まりました。

SELENE

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10 月 13 日の日記に書いた JAXA の月周回衛星 SELENE(セレーネ)のプロジェクト・ホームページが開設され、盛り上がってきました。打ち上げは来年度の予定。SELENE に取り付けるシートに刻まれる名前とメッセージの応募は 1 月 31 日まで。

12 月の人工衛星打ち上げ予定

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Space Calendar (JPL) (NASA)、Spaceflight Now | Tracking Station | Worldwide launch schedule (Spaceflight Now)ほかより。

12 月 2 日、Cosmos 2424(Parus N97)が Cosmos 3M ロケットで打ち上げられます。

日本時間 12 月 8 日(金曜日)11 時 35 分、スペースシャトル「ディスカバリー号」がケネディ宇宙センター(アメリカ フロリダ州)から打ち上げられます。ミッションは STS-116、国際宇宙ステーション組立てミッション 12A.1 です。帰還は日本時間 12 月 20 日(水曜日)6 時 36 分以降の予定です。

12 月 8 日~12 日頃、中国の静止気象衛星「風雲 2 号 D」(风 云二号 D 星、Fengyun-2D、FY-2D)が打ち上げられます。静止位置は東経 86.5 度。中国は 2000 年 6 月 25 日に「風雲 2 号 B」、2004 年 10 月 19 日に「風雲 2 号 C」の打ち上げに成功しています。

日本時間 12 月 9 日(土曜日)7 時 08 分~7 時 51 分、SES AMERICOM 社(アメリカ)の通信衛星 AMC-18 と WildBlue 社(アメリカ)の通信衛星 WildBlue-1 がギアナ宇宙センター(仏領ギアナ クールー)から Ariane 5 ECA ロケットで打ち上げられます。AMC-18 はロッキード・マーティン社の A2100 衛星バスに C-band×24 の中継器を搭載しており、アメリカ、メキシコおよびカリブ海地域のケーブルテレビの配信などに使用されます。WildBlue-1 はスペース・システムズ/ローラル社の 1300 衛星バスに Ka-band の中継器を搭載しています。重量は 4.7 トン。

日本時間 12 月 11 日(月曜日)21 時 00 分~24 時 00 分、AFRL(米空軍研究所)の軍事用小型画像技術衛星 TacSat-2(JWS D1、Roadrunner)と NASA の超小型衛星 GeneSat-1 が NASA のワロップス飛行施設(アメリカ バージニア州 ワロップス島)から Minotaur ロケットで打ち上げられます。TacSat-2 は 20 インチ(50.8cm)の光学望遠鏡を搭載しており、地表分解能は約 1m、重量は 814 ポンド(約 370kg)、実証試験期間は 2 年間とされています。GeneSat-1 は宇宙飛行が微生物に与える影響を研究するための重量 10 ポンド(4.5kg)の超小型衛星で、ミッションコントロールをサンタクララ大学の学生が担当します。

日本時間 12 月 12 日(火曜日)8 時 28 分、MEASAT(マレーシア)の通信衛星 MEASAT-3 がバイコヌール宇宙基地(カザフスタン)から Proton Breeze M ロケットで打ち上げられます。プラットフォームはボーイング社の 601。C-band×24 本と Ku-band×24 本の中継器を搭載しており、耐用年数は 15 年以上。静止位置は東経 91.5 度の赤道上空で、C-band はアジア、オーストラリア、中東、ヨーロッパ東部およびアフリカ、Ku-band は南アジア、マレーシア、インドネシアを対象としています。

12 月 14 日、NRO(米国家偵察局)の偵察衛星 NRO L-21 がバンデンバーグ空軍基地(アメリカ カリフォルニア州)から Delta II ロケットで打ち上げられます。

日本時間 12 月 16 日(土曜日)15 時 32 分~15 時 44 分、JAXA の技術試験衛星 VIII 型「きく 8 号」(ETS-VIII)が種子島宇宙センター 大型ロケット発射場(日本 鹿児島県 種子島)から H-IIA ロケット 11 号機で打ち上げられます。

12 月 16 日、Cosmos(Tselina-2 N23)が Zenit-2 ロケットで打ち上げられます。

12 月 19 日、ドイツのレーダ偵察衛星 SAR-Lupe が Cosmos-3M ロケットで打ち上げられます。空間分解能 1m の合成開口レーダを搭載しており、大きさは 4m x 3m x 2m、重量は 770kg、設計寿命は 10 年とされています。

12 月 21 日、ESA の太陽系外惑星捜索衛星 COROT がバイコヌール宇宙基地(カザフスタン)から Soyuz-Fregat ロケットで打ち上げられます。COROT は Convection Rotation and planetary Transits(対流回転と惑星通過)の略。高度 827km の極軌道に投入され、口径 30cm の望遠鏡を使って地球の数倍の大きさの岩石から成る太陽系外惑星を探します。重量は 650kg、設計寿命は 2.5 年。

12 月 25 日、Cosmos-Glonass M6、M7、M8 の 3 機がバイコヌール宇宙基地から Proton K-DM2 ロケットで打ち上げられます。GLONASS はアメリカの GPS にあたるロシアの衛星測位システムです。ロシア全土をカバーするには 18 機必要とされていますが 11 月 30 日の時点で 12 機しか稼動していません。2007 年 1 月 1 日から GLONASS は民間に解放されることになっており、今後数を増やして最終的には 24 機で運用される計画になっています。

12 月 27 日、Meridian N1 が Soyuz 2-1a ロケットで打ち上げられます。

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