目次

  1. 特徴
  2. 注意事項
  3. 動作環境
  4. 使い方
  5. ひとくちメモ
  6. テキスト変換
  7. 連絡先

1. 特徴

メタ翻訳フォームは、リンク集(翻訳・辞書) で紹介している翻訳サービスと辞書検索サービスをより便利に利用するためにハイパーリンクの延長として作成したものです。

1.1. 横断翻訳

ウェブ上で公開されている無料の翻訳サービスはとても便利ですが、停止または混雑していて利用できなかったり、機械翻訳なので十分な結果が得られないことがあります。そのようなとき複数のサービスで翻訳してみて結果を比べて良さそうな方を参考にするという方法が考えられますが、言語の組み合わせに対応しているサービスを探したり同じテキストを何度も入力するのは面倒です。そこで、言語の組み合わせに対応しているサービスが自動的にリストアップされて、翻訳したいテキストを一度入力するだけで複数のサービスに続けてリクエストを送信できるリンク集を作りました。

1.2. 言語の自動判別

テキスト翻訳と辞書検索のとき、一部の言語について入力に追従して文字の種類から翻訳前の言語が予測され自動的に選択されます。翻訳後の言語も翻訳前の言語毎に記憶された前回選択した翻訳後の言語が自動的に選択されるので、言語の組み合わせや入れ替えを指示する手間が少なくて済みます。英和と和英を行き来するときに言語の入れ替えを忘れて無意味なリクエストを送信してしまうミスはほとんどなくなります。

1.3. アンドゥとリドゥ

機械翻訳を作文の補助に利用するとき、考えながら入力したテキストをコピーする前に誤って削除してしまったり、表現を変えてみたけれど変えない方がよかったと思うことがあります。そのようなときは入力を遡ってテキストを変更前の状態に戻すこと(アンドゥ)と、戻し過ぎたときにやり直すこと(リドゥ)ができます。アンドゥバッファはメタ翻訳フォームを開いている間だけ有効で、アンドゥできる回数はブラウザが許す範囲で無制限です。

1.4. 国または地域で選ぶ

翻訳前の言語を選択するとき、言語を直接選ぶ方法とは別に、国または地域を選んでからその土地の国語や公用語などから言語を選ぶことができます。

1.5. テキスト変換

強調のために全文が大文字で書かれた英文はそのままではうまく翻訳できないことがあります。小文字にしてから翻訳できるようにテキスト変換ツールを付けました。翻訳とは直接関係のない変換もいろいろできます。

2. 注意事項

STUDIO KAMADA が翻訳サービスそのものを提供しているわけではありません。翻訳結果の利用についてはそれぞれの翻訳サービスの利用規約に従ってください。メタ翻訳フォームが生成する翻訳リクエストはブラウザから各翻訳サービスへ直接送信されるので翻訳結果の再頒布の禁止条項には抵触しませんが、メタ翻訳の禁止が明記されている場合は原則として翻訳リクエストを送信せずリンクのみまたは非対応とさせていただきます。

無料翻訳サイトからの情報漏洩にご注意下さい。無料翻訳サイトで入力した文章は機械的に処理されるので通常は人の目に触れることはありませんが、第三者に読まれる可能性がゼロであるとは限りません。間違っても社外秘メールを無料翻訳サイトのテキストエリアにコピー&ペーストしてはいけません。

3. 動作環境

メタ翻訳フォームは JavaScript で構築されており、Windows 7 Professional 上の Google Chrome (win64) および Internet Explorer 11 で動作を確認しています。他の環境やバージョンの古いブラウザでは正しく動作しない可能性があります。

複数のサービスの翻訳結果を比較するという目的と、言語の設定やアンドゥバッファの内容を保持し続けるために、メタ翻訳フォームは説明と翻訳結果のページを常に新しいタブまたはウィンドウで開こうとします。ポップアップブロックに引っかかる場合はブロックの設定を調整してください。

作者はタッチパッドが苦手なのでポインティングデバイスはマウスを想定しています。前述の環境ならばマウスがなくても(ソフトキーボード以外は)キーボードだけで操作できます。

4. 使い方

4.1. 翻訳したいものを入力する

まず最初に、テキストエリアに調べたい単語または翻訳したいテキストまたはウェブページのアドレスを入力します。キーボードで直接入力する、[キー]ボタンで表示されるソフトキーボードで入力する、コピー&ペーストで貼り付ける、フォームの外で選択したテキストまたはショートカットをドラッグ&ドロップで放り込む、などの方法があります。テキストの一部をドラッグまたは Ctrl + ←/→ キーで選択(反転表示、ハイライト)するとその部分だけが翻訳・辞書検索の対象になります。対象のテキストが http:// で始まっているとウェブページ翻訳、2 語以上(日本語、中国語、韓国語は 5 文字以上)あるときはテキスト翻訳、それ以外は辞書検索です。ただし、対象の範囲を "…" で囲む(F3 キーを押す)と短くてもテキスト翻訳になり、'…' で囲む(F4 キーを押す)と長くても辞書検索になります。F6 キーを押すか[白紙]ボタンをクリックするとテキストエリアがクリアされます。間違ってクリアしてしまったときは F9 キーまたは[復元]ボタンで元に戻すこと(アンドゥ)ができます。戻し過ぎたときは F10 キーまたは[再現]ボタンでやり直すこと(リドゥ)ができます。

翻訳したいテキストまたはウェブページのアドレスを入力した段階で、翻訳前の言語、翻訳後の言語および利用する翻訳サービスがすべて一番上に表示されていて変更する必要がないときは、Enter キー(テキスト翻訳のときは Shift + Enter キー)を押すと以下の 2.~4. を省いて直ちにリクエストが送信され、翻訳結果のページが開きます。

4.2. 翻訳前の言語を選択する

翻訳前の言語を選択します。テキストエリアで Tab キーを押すか翻訳前の言語にポインタを重ねると翻訳前の言語のリストが表示されるので、白字の言語を↑キーまたは↓キー と Enter キーまたはスペースキーまたはクリックで選択します。選択された言語はリストの一番上に積み重ねて表示されます。

いくつかの言語はテキストエリアに入力された文字の種類によって自動的に選択されます。正しい言語が既に選択されているときは改めて選択する必要はありません。

4.3. 翻訳後の言語を選択する

4.2. と同様に翻訳後の言語を選択します。初回は日本語または英語になります。2 回目以降は翻訳前の言語に応じて前回選択された翻訳後の言語が自動的に選択されるので、変更する必要がなければ操作は不要です。対応するサービスが登録されていない言語は翻訳後の言語のリストには表示されません。

翻訳前の言語と翻訳後の言語の間に双方向の矢印が表示されているときはそれをクリックすると前後の言語を入れ替えることができます。多言語翻訳ではこのボタンがないと言語の入れ替えが二度手間になるため昔付けた機能ですが、現在は前述のように自動判別で言語が勝手に入れ替わるのでこのボタンを使う機会は少ないかも知れません。

4.4. サービスを選択して翻訳する

最後に、利用する無料翻訳・辞書検索サービスを選択します。選択されている言語の組み合わせに対応していないサービスは表示されません。クリックでサービスを選択するとリクエストが送信され、翻訳結果のページが開きます。翻訳対象のテキストが空の場合とリクエストを送信できないサービスを選択した場合は、ハイパーリンクをクリックしたときと同様にサービスのページを開くだけになります。

5. ひとくちメモ

機械翻訳は日々進歩していますが、まだ人間のように上手に翻訳することはできません。翻訳結果が意味不明で結局何が書いてあるのかわからないことや、翻訳できたように見えて間違っていることもあります。英和または和英の翻訳結果がよくわからないときは複数の翻訳エンジンを試してみましょう。英和と和英の翻訳に対応している翻訳エンジンは BizLingo、CrossLanguage、高電社 などがあります。英語以外の言語から日本語への翻訳がうまくいかないときは英語経由の翻訳も試してみましょう。スペルミスを修正したり、複数の単語や記号を含む名詞を "x" に置き換えるなどして文章を短くすると翻訳精度が上がることがあります。

6. テキスト変換

テキスト変換ツールはフォームに入力されているテキストの全体または選択されている範囲を変換します。(8bit) と書かれているものは文字コードの上位 8 bit を無視して下位 8bit だけを変換します。以下で「半角」は ASCII と半角カナ、「全角」はそれ以外です。

6.1. 大文字小文字変換

大文字と小文字を変換します。大文字で書かれている英文を小文字にしてから翻訳したいときに使います。

6.2. 全角半角変換

全角と半角を変換します。全角で書かれた英単語を半角に変換してから辞書で調べるときに使います。

6.3. カタカナひらがな変換

カタカナとひらがなを変換します。半角カタカナは全角ひらがなになります。

6.4. 半角と全角の間を詰める/少し空ける/空ける

半角と全角の間の空白の数を調整します。半角と全角の間に空白があるとうまく翻訳できないときは「詰める」で空白を削除します。ウェブページの文章を読みやすくするときは「少し空ける」または「空ける」で半角と全角の間に 1 個の空白(  または半角スペース)を挟みます。空白が入る条件は、SJIS に変換できる文字であることと、半角側が英数字、カタカナ(ー゙゚ を含む)、ギリシャ文字、キリル文字、括弧類(""()[]{}「」)の外側および句読点(,.。、)の右側のいずれかで、かつ、全角側がひらがな(ゝゞを含む)、カタカナ(ヽヾーを含む)、漢字(〃仝々〆〇を含む)のいずれかであることです。

6.5. 文字参照変換

「"&<>」は「"」「&」「<」「>」の 4 種類の文字を「&quot;」「&amp;」「&lt;」「&gt;」に変換します。HTML 文書にソースコードを埋め込むときに使います。「10 進数/16 進数」はすべての文字を「&名前;」の形式の実体参照または「&#番号;」の形式の数値文字参照に変換します。「!SJIS」は SJIS に変換できない文字を「&#番号;」の形式の数値文字参照に変換します。SJIS で書かれた HTML 文書に外国語の文章を引用したいときに使います。「逆変換 HTML4」は HTML4 の実体参照と数値文字参照を文字に変換します。

6.6. UTF-8 URI 変換

「!英数字」はテキストを UTF-8 でエンコードしてから英数字以外の文字を「%XX」の形式に変換します。検索リンクのキーワードを作るときに使います。「逆変換」はテキストの「%XX」の部分を文字に変換してから UTF-8 でデコードします。検索リンクのキーワードを読むときに使います。

6.7. エスケープシーケンス変換

すべての文字を JavaScript で利用できるエスケープシーケンスに変換します。「Ctrl」はコントロールコードをエスケープシーケンスに変換します。「!SJIS」は SJIS に変換できない文字をエスケープシーケンスに変換します。編集が困難な文字をプログラムに埋め込むときに使います。「逆変換」は JavaScript で利用できるエスケープシーケンスを文字に変換します。

6.8. 文字コード変換

「10 進数/16 進数変換」はすべての文字の文字コードを 10 進数または 16 進数に変換してスペースで区切って列挙します。サロゲートペアは分けて出力します。「逆変換 ○ 桁」は 10 進数/16 進数を数字以外の文字と桁数で区切って文字コードとみなして文字に変換します。サロゲートペアは分けて入力します。

6.9. UTF-8 変換

テキストを UTF-8 でエンコードまたはデコードします。8bit の文字だけからなる文字列に変換されるのでそのままでは読めません。続けて他の変換を加えて利用します。

6.10. SJIS 変換

テキストを Shift_JIS-2004 でエンコードまたはデコードします。ただし、プログラミングで使われる文字は見た目ではなくコードに意味があるため変換するべきではないと考え、変換テーブルに以下の変更を加えてあります。
SJIS: 0x5C … Unicode: 「¥」(U+00A5 YEN SIGN) → 「\」(U+005C REVERSE SOLIDUS)
SJIS: 0x7E … Unicode: 「‾」(U+203E OVERLINE) → 「~」(U+007E TILDE)
SJIS: 0x815F … Unicode: 「\」(U+005C REVERSE SOLIDUS) → 「\」(U+FF3C FULLWIDTH REVERSE SOLIDUS)
SJIS: 0x81B0 … Unicode: 「~」(U+007E TILDE) → 「~」(U+FF5E FULLWIDTH TILDE)

6.11. EUC-JP 変換

テキストを EUC-JIS-2004 でエンコードまたはデコードします。SJIS と同様の変更があります。

6.12. ISO-2022-JP 変換

テキストを ISO-2022-JP-2004 でエンコードまたはデコードします。SJIS と同様の変更があります。

6.13. Base64 変換

文字コードの下位 8bit を Base64 でエンコードまたはデコードします。「逆変換 1xx」は出力データに 0x100 を加えることで改行コードの不一致などによるバイナリデータの破壊を防ぎます。(8bit) と書かれている変換にはそのまま入力できます。

6.14. QP 変換

文字コードの下位 8bit を Quoted-printable でエンコードまたはデコードします。電子メールのソースを読むときに使います。

6.15. 400 字詰め原稿用紙換算

入力された日本語の文章を 400 字詰め原稿用紙に書くと何枚になるか計算します。ASCII 文字は 1 マスに 2 文字ずつ、それ以外は 1 マスに 1 文字ずつ書くものとして、20 マスを越える行を分割します。字下げや禁則処理は行いません。

6.16. CRC-16 計算

文字コードの下位 8bit の CRC-16 を計算します。LHA で使われている関数と同じ値になります。

6.17. CRC-32 計算

文字コードの下位 8bit の CRC-32 を計算します。PHP の crc32 関数と同じ値になります。

6.18. MD5 計算

文字コードの下位 8bit の MD5 を計算します。PHP の md5 関数と同じ値になります。

7. 連絡先

メタ翻訳フォームの不具合や改良案を教えていただける方はメールで下記のアドレスへお願いいたします。翻訳・辞書検索サービスの紹介は自薦他薦を問いません。テキスト変換ツールのリクエストも(コードが大きくなりすぎない範囲で)受け付けます。翻訳結果に関する質問や翻訳の依頼などはお断りします。

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